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ナチス親衛隊

登場:蒼天の拳(第108〜126話)
   蒼天の拳REGENESIS
肩書:ナチスの親衛隊

 ドイツ軍の総督から、希望の目録を奪うために差し向けられたナチスの親衛隊。目録を持つ少女・エリカ・アレントを追い続けている。


●ハルピン駅で待ち構える部隊



 ハルピン駅にてエリカの到着を待ち構えていたナチスの手先達。飛燕らを影から取り囲みながら様子を伺い、希望の目録を持って立ち去ったユダヤ人協会の者達の後をつけ、彼らの乗った車を襲撃。目録を奪い、残るエリカも殺そうとしたが、駆けつけた流飛燕に全員頭を切り落とされて死亡した。


●彪白鳳を狙撃した男



 ナチスに所属するスナイパー。流飛燕らが匿われる共産党員のアジトを遠方から狙い、カーテンを開けた彪白鳳の体に複数の銃弾を打ち込んだ。その後、撃ってみろと窓辺に立った流飛燕に向けても発砲するが、銃の弾道を見切られて躱され失敗。さらには背後に近付いていた拳志郎に秘孔を突かれ、なぜナチスが希望の目録を必死で追うのかの理由を吐かされた。


●共産党アジト襲撃部隊の隊長



 中国共産党のアジトを襲撃したナチス親衛隊の部隊の隊長。屋敷を銃撃するよう部下に命じたが、拳志郎によって妨害され、自らも敗北。口を割る秘孔を突かれ、希望の目録の秘密(エリカが目録である事を知っている事実)を吐かされそうになったが、自らに刃を突き立ててそれを阻止。ヒトラーへの忠誠を誓いながら死亡した。


●ドイツ軍の中尉



 ドイツ軍の中尉。共産党のアジトの中に篭城する飛燕達にしびれをきらし、手榴弾でカタをつけたい衝動に駆られるが、希望の目録の正体であるエリカを殺すわけにはいかず、なんとか思いとどまった。その後、訪れたフランス軍屋敷ごと砲撃しようとしたため、隊長を銃殺する事で無理やり制止。その後フランス軍の猛烈な銃撃に遭い、双方撃ちあいになった。
 『蒼天の拳REGENESIS』では、フランス軍との銃撃戦のくだりが、下記の「橋で待ち構える部隊の隊長」の役目になっている。


●橋で待ち構える部隊の隊長



 飛燕達が船で逃げたことを知り、川下の橋の上で待ち伏せしていたナチス親衛隊の隊長。しかしその存在を玉玲が拳志郎達に伝えたことで、事前に逃亡された。

 『蒼天の拳REGENESIS』では、ハルピン駅の近くで奪取に失敗した同胞達の死体を発見し、その後に上海へ移動。橋の上で待ち伏せるも中々飛燕達が来ないため、川沿いを捜索するも、フランス軍と衝突。いざこざの末に相手の隊長を短剣で刺してしまったため、双方の間で激しい銃撃戦となった。
 拳志郎不在時に再びエリカを狙い、玉玲の銃を弾き飛ばして追い詰めたが、現れた霞羅門によって撃退された。
CV:こばたけまさふみ





 SSの略称で知られるナチスの精鋭達。勢力が拡大した後は志願兵が多くなり、兵士の平均能力値は下がったそうだが、それでも有能な将校たちはズ抜けた才能を持っていたとか。蒼天の拳に登場した彼らにもその片鱗は見え、特に画像左の男の方は、北斗・蒼天に登場したキャラクターの中で、拳法家でもないのに秘孔を無力化した唯一の男でもある(自決しただけだが)。彼が最後に残した言葉が「ハイルヒットラー! 総督に栄光あれ!」であることを考えても、これもまた狂信の力なのだろう。そういえば北斗の拳でケンシロウにやられたブランカ兵もまた、秘孔で体が崩壊しても攻撃を仕掛け、そして残した言葉は「ブランカ万歳!」であった。北斗神拳伝承者という強すぎる主人公達を相手に、ザコが一矢報いるための要素として、狂信という設定は欠かせないのだろう。そう考えるとGOLANの兵士達って情けなかったなあ。