周
しゅう
青幇の幹部の一人。
潘光琳とは兄弟分の同格であるが、
紅華会の
田学芳と内通していた裏切り者。
青幇復活の席に招かれるが、既に紅華会と繋がっていた事がバレていたため、皆が金塊を贈られる中で一人だけ田の鋼鉄のヅラを贈らるという仕打ちを受けた。その後、ヅラをかぶって
葉の銃撃を数発跳ね返すも、結局は身体を撃たれて死亡。
青幇って、裏切って紅華会に入った奴以外はホントみんな絆が深い、義侠心にあふれた奴等ばっかりなんですよね。そんな中で、唯一といっていい裏切り者だったのがこの周さん。潘の兄弟分という立場を考えても青幇でも十分に大幹部になれていただろうに、何故わざわざ劣勢に追い込まれた紅華会に与してしまったのか。
おそらくその答えは、田のカツラがピッタリはまってしまうそのハゲ頭であろう。彼が殺された際の幹部会を見ても、20からいる他の幹部たちは皆一様にキメキメのオールバックであった。青幇幹部唯一のハゲである彼と、鋼鉄のヅラを被る田。二人が裏で手を組んだのは、組同士の繋がりよりも深い、同じ哀しみ、苦しみを背負った朋友の絆故なのであろう。