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金克栄
きんかつえい



登場:第2〜7話
肩書:華北の拳侠 溥儀の禁衛隊の隊長
流派:八極拳
CV:大友龍三郎

 溥儀の禁衛隊第一隊の隊長。中国随一の八極拳の使い手。「河北の拳侠」の異名を持つ。

 かつて上海のユダヤ財閥の用心棒を務めていた時、その拳の噂を聞いて訪れた拳志郎から挑戦を受けて決闘に。結果は引き分けであったが、後に拳志郎が北斗神拳を使っていなかったことを知り、大きな屈辱感を味わった。

 その後、拳の腕を買われて溥儀の禁衛隊隊長に就任。護衛として共に日本へと渡るが、部下達が北斗神拳で殺された事を知り、因縁の相手である閻王が日本にいる事を確信。閻王の朋友である李永健を捕らえることで、拳志郎を誘き寄せ、念願の再戦へと漕ぎ着けた。しかし北斗神拳伝承者として立ちはだかった拳志郎を前にして、拳法家としての本能が恐怖を感じてしまい、全く動く事ができないまま敗北。自らを殺すよう告げるが、李を殺しては居なかった事を見抜かれ、拳を納められた。その後、自ら志願し、病死した李の亡骸を中国へと運ぶ役目を買って出た。

 TVアニメ版にて、胸に刻まれた大きな傷は、拳志郎との決闘中に割れた鉄扇が胸に突き刺さった時のものである事が明らかになった。





 蒼天の拳における最初の強敵ポジションキャラ。バーチャファイターで知名度が急上昇していた八極拳の使い手であり、禁衛隊の男の肩に掌をめり込ませた技も、「拳児」で描かれた伝説の八極拳の拳士・李書文を髣髴とさせるもので、これはいきなり面白い闘いが見れそうだと大変にワクワクしていた記憶がある。で、実際戦ってみた結果がアレですよ。正直ガッカリでしたよ、ええ。

 そりゃね、実在の拳法が北斗神拳の相手になるわきゃないので当然っちゃ当然の結果なんですけど、この結果により「蒼天の拳の中じゃ中国武術はかませにしかならないんだろうなあ」と察せてしまったのが残念だった。いち功夫映画好きとしては、もっと拳志郎とが色々な中国拳法とバチバチやりあう所を見たかったわけですよ。実際この後も五形拳とか蟷螂拳とかはちょろっとだけ出てきましたが、この八極拳以下の扱いでしたもんねえ。何故か張太炎が奥義に組み込むほどに、無影脚だけはえらく評価が高かったですけど。

 しかし数年前の拳志郎との決闘では、一応引き分けという結果を残している。この時、拳志郎は北斗神拳を封印していた。それだけで金克栄レベルと同格なのか?と思われるかもしれないが、北斗神拳を封じるということは、秘孔や奥義だけでなく、潜在能力の100%解放も使っていないということ。つまり現実世界の拳士でも鍛えに鍛えまくれば到達できるレベルの状態だったということだ。しかしその素の状態でも、一撃で人間を破壊できる金克栄と同格なのだから、やはり並大抵ではない。同時にこの結果は、北斗神拳拳士の素の状態での強さの指標にもなる貴重なデータだと言える。ケンシロウや拳志郎にあこがれて格闘技を始めようとする方々は、まずは金克栄レベルを目指せばいい。そこまで到達できたなら、北斗神拳が現実に存在していない以上、もう拳志郎と並んだと豪語しても差し支えは無いだろう。

 ちなみに北斗の拳、蒼天の拳の原作・アニメを含めて、「お前はもう死んでいる(ニイイチンスラ)」を宣告されて死ななかったのは彼だけである。