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第二十一話
こころを血に染めて! |
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荒れ狂う暴凶星と化した拳王様を追うため、拳王配下の者達に対し、尋問という名の大虐殺を開始するケンシロウ。
ジャドウを表現したいという意思は一応感じられるバイク部隊なんかを倒した末、ケンシロウは、拳王様が向かったのがフドウの村であることを知る。
ちなみにケンさんの目のほうですが、前回のムービーで
リハクを抱えてたときは目を閉じていたのに次の瞬間には普通に目ぇ開けてたというよくわからないフェイクをかまされたりして混乱したのですが、一応見えてるみたいです。
場面変わってフドウの村。
やけにイラッとくる顔で父を応援する子供たちの声を受け、覚悟を決めるフドウであったが、彼が出向くまでも無く、すでにそこは拳王軍の本隊に取り囲まれていた。
「鬼神となって我と戦え!
さもなくば子供はすべて殺す!」
鬼の血を求めるラオウ様の言葉を受けたフドウは、かつて己が鬼としての生き方を捨てた日のことを思い出していた。ユリアと初めて出会ったあの日の出来事を・・・
フドウ「何を隠しておる? どけー!!」
ぐへへへへ・・・・
いるじゃねえかよぉ〜ワンコがよぉ〜〜
こいつらを敵として出せば
メディスンシティー編も盛り上がるってもんだぜ〜
などという細かいネタでも挟まないと尺が足りないほどのスピードで
早くもこの章のラストとなる、フドウと拳王様のド迫力対決が開始。
どすこいどすこいと張り手の連発でなんとか拳王様の体力を1/3まで減らすと、異変を感じた部下達が、
バリスタ砲(巨大弓矢)で拳王様を援護し始めた。
ひどい。
結構鬱陶しいので、雑魚を先に殲滅しようと試みが、見えない壁に阻まれて雑魚に近づくことができない。よくみ見るとそこには
開始前に拳王様が引いたラインが。
ま、まさかこれは・・・
力士としての本能!?
猪狩戦の金竜山が如く、相撲じゃないとわかっていても本能的に体が線を割ることを拒絶してるの!?
ていうかあの時フドウが線の向こう側に逃げたら拳王様どうしたんでしょうね。
その後、拳王様の体力を
2/3まで削ったところでバトル終了。
またしても不完全燃焼のまま章を越えることとなった。
この
「原作で決着がついてないバトル、または自分側が敗北するバトルの場合は、相手の体力を何割か削ったところで強制的に戦闘終了」というシステム、どうかと思います。
それなら拳王様操作で五車全部殺させておくれよ。
ていうか拳王様相手ばっかの戦闘で飽きた。
ちなみに、往生際の悪い我々ひげ部は、
その後のムービーにザク様がご登場するかもしれないという僅かな可能性を信じて画面を凝視していたのだが、拳王様から「ぶし!」を喰らうナイスミドルの姿は確認できず、それどころか
拳王様が部下達の援護行為を寛大にお許しになったため、ユリアの治療シーンもカット。次の最終話でも「いけませぬ拳王様」は当然描かれず、ついに万策尽き果てた。
無念だ・・・
アカン、このシーン、トラウマになりそう。
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第二十二話
さらば強敵よ! |
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さあ拳王様御帰回ですよ!
みんな、青野氏のモノマネの準備は出来たかな?
巨星落つか・・・
レッツトライアゲイン!リピートアフターミー!
巨星落つか・・・
タイミングを逸するなよ!チャンスは一度だぞ!
さて、今までの傾向からすると、この回は練気闘座での一戦だけで終了だろうな、と思っていたのだが、流石にこれだけ短期の章が連続するのはマズいと思ったのか、
ケンシロウが黒王号で雑魚を踏み散らすという馬無双が強引に差し込まれた。
これを南斗の城でやらせんかい
しかし、この拳王部隊が襲いかかってくる理由が
「ケンシロウが黒王号に乗ってたから拳王様が負けたと思った」ってのが泣かせるじゃないか。
普通なら逃げますよ、マミヤの村の時みたいに。拳王様もう居ないんだから、逃げたって別に殺されやしないんですよ。無理して戦う必要なんてないんですよ。なのにこいつらは
ケンシロウ相手に仇討ちしようってんですよ。黒王号で突進してくるケンシロウ相手に立ち向かっていくんですよ。こんな拳王愛見たことねえ。
いや、これはもう死ぬことは100%解ってんだから、仇討ちというよりむしろ、あの世で拳王様に供をするために後を追い自殺してるような感じですよね。もうまさに拳王軍団の鏡だね。こいつらこそ拳王親衛隊の名が相応しいと思うよ。
ん・・・・親衛隊・・・?
あ、また厭な事思い出しちゃった・・・
そんな愛しき兵士たちを全員事故死させた後、いよいよ
北斗練気闘座へ。
かつてユリアを連れてきた二人が揃ってハゲ上げさせられているためドッチがドッチなのかよくわからなくなっているムービーを見せられながら、ケンシロウの拳王様の最後の闘いの幕が切って落とされる
苛烈を極める激しい戦い――――
一進一退の攻防
両者の力は五分
こんな最終決戦中にもかかわらず、体力回復のためにフランスパンを食むという空気ブレイカーな行為も厭わず、必死に攻撃を繰り出すケンシロウ。
しかし拳王様の超破壊力な闘気攻撃の前に、ケンシロウの体力は枯渇寸前。
敗北必死か・・・そう思われたその時、窮地を救ったのはあの奥義であった。
北斗神拳究極奥義
無想転生
(数秒間無敵)
前作「北斗無双」のボス戦は、つきつめれば、自分が攻撃する時間帯と、ボスが攻撃する時間帯が交互に訪れるPK戦のようなバトル内容であったため、無想転生を使うタイミングが難しく、またコスパも悪かったことから、殆どこの奥義が使われることはなかった。少なくとも私は使ってなかった。全然。
しかし今作のボス戦は、終始防御無しの殴り合いが繰り広げられるドン・フライvs高山戦状態なため、いつ、どのタイミングで無想転生を使おうとも十分な効果が期待でき、またその無敵時間中にガンガン殴れば闘気ゲージもかなり稼ぐことが出来るため、
連続無想転生によって無敵がほぼエンドレスに続くという、文字通りの究極奥義となっているのだ。
皮肉にも、戦闘中に拳王様が発した
「互いに究極奥義をまとった今・・・・・・
無想転生は武器にならぬ」
という、若干原作と違うこの発言が、
完全な虚言になってしまうという事態に。
でもやっぱり究極奥義が最強でないとダメだよなあ・・・
北斗鋼裂把が一番使えるなんていうどこぞのゲームはダメですよ、ええ。
そして御帰天の時―――
特に意味は無いのだが、今回は2つの章ともえらく短くて日記もネタがなかった事だし、今作の御帰天ムービーと、前作の御帰天ムービーと並べて比べてみました。
しかし、あれですね。改めて見ると
旧の拳王様は日サロ行きすぎですね。
どっちも素晴らしい出来だと思いますが、個人的には
真の方が好きかなあ。
胸突きのとこの傷痕がハッキリ見えるし、拳突き上げた瞬間の俯瞰カメラなんかもいいですよね。ウルトラマンぽくて。
撃った瞬間のとこに関しては旧のが良いかなとは思うのですが、やっぱり最期の直立死の場面を作って無いのが痛い。あんだけエフェクト凝ってて、なんでこれだけ省いたのか、理解できません。
・・・・・
あっ! 忘れてた!
巨星落つか・・・
というわけで第一部、完結となります。
とりあえずここまで御疲れ様でした。
しかし、長い・・・。
前作ではこの拳王様御帰天まで(ケンシロウの章で)が
14話だったのに対して、今回は
22話を要しましたからね。しかもその半分以上はムービーを見て過ごしたわけですから、どえらく長く感じました。
しかしここまでは言うても「前回までのあらすじ」ですよ。
次からの
天帝編、そして
修羅編からが本番でしょう。
前作に無かった新境地であるが故に、前作での失敗を糧に出来ていない部分・・・・つまり
目を覆いたくなるようなステージになっている可能性が高いということですよ。
たのしみだなあ(畜生)