幻闘編日記、続いてご紹介するのは
南斗編。
例によって順番に深い意味はありません。
南斗組に所属するのは6名。
シン
レイ
ユダ
シュウ
サウザー
そしてフドウ
あまり北斗の知識の無い人がプレイしたら
これが南斗六聖拳かと勘違いしちゃいそうですね。
先日お伝えした通り、幻闘編の組分けは、流派で分けられているわけではない。
幻闘編の中で同じエピソードを共有するメンバーで構成されているのだ。
つまりフドウは、
南斗の五人の間で繰り広げられるお話の中に強引にねじ込まれた門外漢なのだ。
いましたよね。修学旅行の部屋割りとかであぶれる人。
わたしです。
さて幻闘編の中でも最多の6名を要するこの南斗組。どうやって紹介していくか考えたのですが、1人ずつだとエピソードがカブリがちになるので、一旦全部まとめから、おおむね時系列順で紹介していくことにしました。てなかんじでヨロシク。
最終戦争が起こる前の時代。
鬼と呼ばれ、恐れられた男がいた。
欲望のためだけに殺戮を繰り返すその悪鬼羅刹の名は、
フドウと言った。
そんな彼が次に目をつけたのは、
北斗神拳道場であった。
他流試合を禁じている、謎多き一子相伝の拳法・・・・
そんなものは他者を寄せ付けないための方便に違いない!
奴らはきっとあの道場の中にたんまりと金や食料を溜め込んでいるはず!
根拠のないその推察に何故か絶対の自信をのぞかせるフドウは、相手が最強を謳う拳法であることなど意にも介さず、単身北斗道場へと攻め込むのだった。
もうただの押入強盗じゃねえか。
あれってもっとこう、ある程度ルールにのっとった上での立会じゃなかったのか?
了解無く乗り込んできた暴漢にホイホイと金と食糧渡したのかあのハゲ。
それ無抵抗主義のオッサンとやってること一緒やん・・・
鬼の襲来の報せを受けた
リュウケンは、子供の目には毒だといわんばかりに、まずは南斗からの預りものであるユリア(幼)の安全を確保。
同時に、この場に
ラオウ様(若)を呼び寄せた。
これから起こる惨劇・・・そして鬼の凄まじさをラオウ様に見せつけることにより、無敵を誇るラオウ様に敗北感を教えようと目論んだのである。
結果―――
リュウケンの目論見通り、鬼の残虐無比な闘いを目にしたラオウ様は、この時、生まれて初めて恐怖というものを知るであった。
三百余の尊い命を犠牲にして。
まず自分に問うてみたらどないや?
その後、暴れ足りずに北斗道場を荒らしまわっていたフドウは、ユリアと出会い、ワンワンの儚さに触れたことで命の存在を認知。
鬼はその日を境にパッタリと悪さをしなくなったそうな(声:常田富士男)
一発で改心か・・・・凄まじい効果だな・・・
お子様の素行に頭を悩ませておられるお母様方は犬の購入をご検討されては?
終末戦争への針が着実に時を刻むその最中・・・
文明が崩壊した後の「その後の世界」の覇権に向け、
南斗鳳凰拳のサウザーは、いち早く動き出していた。
実質上の南斗のトップである彼は、各南斗の派の者たちにこう宣言した。
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「南斗と異なる流派あらば乗り込んで叩き潰せ!
道場破りの連中は、決して生かして帰すな!」 |
あまりにも強行的なその方針に、
シュウを始めとする南斗の者達は動揺を見せる。
そんな中、一同のもとに伝令が届けられた。
「サウザー様!
南斗の道場に他流の奴らが
乗りこんできました!」
タイミング悪!!
サウザーと、その言いなりになるしかないシュウの手によって、宇宙一ツイてない道場破り達は葬り去られ、その死骸は大衆の前に見世物として晒される事に。
同時にこの出来事は、南斗ブランドを畏怖の対象へと変えていったのであった。
だが、終生のライバルである北斗にだけは、その威嚇も通用しなかった。
幼いケンシロウを南斗十人組手に挑ませようとするラオウ様の行為は、サウザーにとって、南斗への挑発に他ならなかった。
舐められるわけにはいかない―――。
ガキに南斗の誇りを汚されてなるものかと、サウザーはケンシロウの十人目の相手に名乗りをあげんとする。
だが、それより一瞬早く席を立ったのは、シュウであった。
サウザーの行動をいち早く察知したシュウは、自らが十人目の相手としてケンシロウと闘い、そして己の目を犠牲にすることで、ケンシロウの未来を守ったのであった。
これは、
ラオウ外伝殉愛の章の小説版の設定やね。
まあシュウが名乗り出た理由としては、この考え方が一番しっくりくるよなあ。
次代を担う拳士たちは成長し、各々の拳を極めんと修行に明け暮れていた。
ときに南斗の修練場では、一門の中でも突出した美しさを見せる
レイの技の数々に、同門達の心は虜にされていた。そう、あの
ユダでさえも。
レイの演舞が終わった頃、戻ってきたユダの唇は、真っ赤な血が塗りたくられていた。レイの飛燕流舞を見て心奪われたユダは、自らを上回る美しさを放つレイに嫉妬し、血化粧と共に復讐を誓ったのである。
そんなユダの姿を見て、レイは一言。
「どうした、ユダ
唇から血が出ているぞ(ニッコリ)」
うわぁ・・・ 鈍感って罪だわぁ
案外こっちのほうが決定打だったんじゃなかろうか。
ニブチンなレイがユダの愛憎に全く気付かないまま、修練場では、レイとユダがタッグを組んでの実戦形式の修行が始まろうとしていた。
襲い掛かってくる民間人とおぼしき者たちを、次々と切り裂いていくレイとユダ。
おもっくそ死んでますけど、本当に修行ですかこれ?
特訓終了後、レイのもとに妹アイリが駆け寄ってきた。
まるで昭和ドラマのワンシーンのように、アイリからタオルを受け取り、訓練で流した汗をふき取ったレイは、サワヤカスマイルで語る。
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「俺はお前の顔を見られて嬉しい」
もうすぐお前は他人のものになってしまう・・・
アイリ、もっとよく顔を見せてくれ
人妻でなく妹としてのお前を 脳裏に焼き付けておきたい」 |
シスコンもここまでいくと
笑いを通り越して気持ち悪い。
そんな二人を見て、周りのモブがほほえましい笑いを、モニター前の儂が苦笑いを浮かべる中、ユダはまた別の悪どい笑みを浮かべるのだった。
なんか生まれて初めてユダを応援したくなってきた。