幻闘編第三回は
ジャギの章をプレイします。
既に伝説編で紹介した通り、今回のジャギは
武器依存率がハンパない。
実際使ってみたところ、ホントにその通りで、攻撃に徒手空拳は殆ど無かった。
銃を撃つか
バズーカを撃つか
それらで殴るか
の三パターンが基本の攻めとなる。
個人的にこのゲームの一番のウリは、キャラを操作している時の
「なりきり度」であると思う。しかしこのジャギは御覧の有様なので、その点に関しては諦めてほしい。んまあ、ジャギになりきるっつってもピンと来ないし、でもそれほどニーズがあるとも思えないので、別にどうでもいいっちゃいいんですがね。
性能面ではかなり恵まれている方であり、厄介な巨漢型、肥満型のボスのガードをショットガン連射で崩せる点が特に大きい。R1溜めのバズーカも超強いし、ボスも△→R1でハメ殺せるし、言うこと無しだ。
ただ奥義のほうはどれもこれもクセがあるのが揃っており、使いにくいことこの上ない。原作唯一の持ち技でもある
千手殺、羅漢撃をもっと原作に近づけてくれれば、普通に有能な奥義になっていたと思うのだが・・・。
個人的には、
マスクの下の素顔を見せ、恐怖した敵をショック死させるというアホな技が一番使えた。
ジャギの素顔を見て悶え死ぬ人々
まさに逆・フェイスフラッシュ(出典:キン肉マン)。
原作においては、使用キャラ8人の中でダントツ哀しい人生を送ったこの男。
果たして今回用意された妄想世界で、彼は少しでも救われるのだろうか・・・
第一話
二人あるところに乱あり!
ケンシロウの名を貶めるため、七つの傷の男となりて暴虐の限りを尽くすジャギ。
そんな彼の下に、フードをかぶった占い師が訪れる。
あなたはケンシロウに殺される―――。
今やケンシロウがシンを倒すほどにまで強くなった事を知らされたジャギは、占い師の忠告通り、城を後にした。
だがその数日後、居城に戻ったジャギを迎える者は誰もいなかった。
ジャギの部下は皆、
ケンシロウに尻尾をふってついていったのだという。
何故ケンが嫌がらなかったのかは不明だ。
手下を失い、一人途方に暮れるジャギ。
そんな彼の目の前を、一人の男が通りかかる。
それは、ジャギと同じような境遇と人格を備えた男―――
アミバであった。
近しい目的を有する二人が手を結ぶ事は、もはや必然と言えた。
トキ外伝 銀の聖者で一度は実現したこのコンビ。
だが二人が背を合わせて戦うのは史上初!
彼らは2000万パワーズになれるのか。
はたまたビッグ・ボンバーズで終わるのか(出典:キン肉マン)
ジャギはケンシロウに、アミバはトキに。
偽北斗兄弟の悪事伝説は、まず食料の略奪で幕を開ける。
だが村へと乗り込み、さあ暴れようかというその時、二人の前にある人物が現れた。
でかいババァ(公式名:コビト)
おまえいたの!?
だって、伝説編に出てこなかったじゃん!なんでこっちだけなの!?勿体無い!
全部出ようよ!!毒水提供しようよ!
どうやらこっちの世界のババアは、
自警団のリーダーをやっているらしい。
しかも正真正銘の
老女であるようだ。
おまけに
全く同じ容姿をした沢山の妹達がいるときた。
あっちに行っても
ババア
こっちに行っても
ババア
ジャギ 「気色悪いババアどもめ・・・・・・
貴様ら全員、トキの木人形にしてやるわ!」
アミバ 「いや、要らん」
そりゃそうだ。
当初は村で暴れまわる予定の二人だったが、同時に
Z軍と
牙一族も村を襲撃してきたため、何故かそっちを相手に戦う羽目に。
二大軍勢を蹴散らし、益々
"ケンシロウ"と
"トキ"の名を恐怖の象徴とした筈の二人であったが、民達は口々に彼らのことをこう呼んでいた。
救世主――――と。
そしてもう一つ、ジャギは未だ気付いていなかった。
己の背に向けられるババアの視線に、
熱いラヴが込められていた事に・・・
第二話
乱の予感
次なるターゲットを捜す凸凹コンビの前に、
妖星のユダが現れた。
ケンシロウとトキが現れたと聞き、わざわざ足を運んでしまったらしい。
毒付くユダに憤慨し、怒りのパワーで勝利したジャギ達であったが、その背後に聖帝軍がいることを二人は知らなかった。
サウザー率いる聖帝軍本隊が到着し、アミバは完全に戦意を喪失。
圧倒的な数の兵が、二人の周囲を取り囲む。
だがその時、
愛に突き動かされる一人の戦士、ババァが現れた
かつての
ヌメレンジャーのお株を奪うかのごとき愛戦士ぶりで、聖帝軍を相手に一歩も引かぬ大立ち回りを展開するババア。
なんかジャギ外のアンナといい、
ここに来てジャギがモテ始めたぞ。
これがいわゆる
モテ期ってやつか。
だが遂にはサウザーに追いつかれてしまい、ジャギに絶体絶命の危機が訪れる。
しかし聖帝が何気なく放った一言が、流れを変えた。
サウザー 「ジャギ? 知らんなあ・・・・・・
北斗は三兄弟ではないのか?」
真救世主シリーズでも何度か耳にしたこの台詞、
「北斗三兄弟」。
どうやら本人もかなり気にしていたらしく、
「一番言ってはならんことを言っちまったな?」
と完全にブチ切れモードに突入するジャギ。
北斗神拳の真髄は怒り・・・・・・
北斗の拳に登場したキャラクターの中で、最も
"怒れる男"であったのはそう、このジャギに他ならない。
そんな男が北斗神拳の真髄を掴んだとき、もはや彼の前に敵はいなかった。
憤怒の力で己の限界を超えたジャギは、見事サウザーを退けたのだった。
ジャギ△!
だがその後、聖帝軍を敵に回したという己の立場を改めて認識したジャギは、一転してガクブル状態に。
悩んだ末、ジャギは己の義兄である
拳王・ラオウに助けを求めるが・・・
第三話
怒涛の快進撃!
土下座一筋三十六年 関東土下座組組長もビックリな土下座により、なんとか拳王軍入りを許されたジャギとアミバ。
手柄を立てて兄者に認められようとするジャギは、目付け役の
ウイグルと共に、拳王軍のほぼ全軍を率いて聖帝軍に奇襲をかける。
そんな中、
シュウの村が近くにある事を知ったジャギは、
彼が盲目である事を利用し、手駒にしてしまおうと考えるのであった。
ジャギ 「オレ様は北斗神拳伝承者のケンシロウだ!
シュウという男に用がある!」
シュウ 「ケンシロウだと・・・・・・?
乱世はこうも人を変えるのか・・・・・・」
憲兵 「シュウ様、間違いありません
この方の胸には七つの傷が・・・・・・」
Misson complete!!
うわー簡単。クックパッドのレシピより簡単に出来ちゃった。
ていうか
シュウがバカすぎて泣けてきた。
ちなみにアミバが先に村に着くと、
トキの真似で騙そうとして失敗します。
おかしいな・・・声どっちも関智一なんだけどな・・・
ケンシロウ(小西克幸)と、ジャギ(高木渉)のほうが全然違うと思うのだが・・・
その後、結局レイによって嘘をバラされたジャギ達は、二人の南斗の戦うことに。
割り込んできた牙一族を服従させ、牙大王から
「牙兄貴」に任命されたりなどしつつ、戦いの末にジャギはレイとシュウを打ち破る。
手柄をたてたと、ウキウキ気分で拳王の下へ帰還するジャギ。
だがそこには、怒りに打ち震えるラオウの姿があった。
レイの軍勢は拳王軍を引き付けるための囮であり、手薄になったエリアをユダに急襲された拳王軍は、大打撃を受けていたのだ。
その後、こっぴどく拳王様に叱咤されるジャギであったが、ぶっちゃけこれは
目付け役であるウイグルの責任だよなと思った。
第四話
狂乱の決戦!
北斗軍と南斗軍の争いは、遂に最終決戦へ。
やはりあるのね、この合戦。ジャギの章でも・・・
サウザー以外の将なら俺でも勝てる!
どこから湧いてくるのかよくわからぬ謎の自信を胸に、ジャギは戦場へと躍り出る。
実力なのか、はたまた夢だからなのか。
進化したジャギの拳・・・もとい
銃火器の前に次々と倒されていく南斗の猛者達。
レイ 「お前なら、サウザーを倒せるかもしれぬ・・・・・・」
敵から頂いたこの言葉に触発され、再びジャギの悪ノリが暴走する。
自ら決めた禁を破り、
聖帝サウザーに向けて特攻するジャギ。
己の名をまだ覚えていなかったサウザーを、またも憤怒の力で撃破したジャギは、最期に改めてサウザーに問うのだった。
ジャギ 「おい、最後に聞いてやる!
オレ様の名前を言ってみろーっ!」
サウザー 「ジャ・・・ジャッキー?」
遠からず。
最終話
復讐の時は来た!
南斗軍は滅び、世はラオウの、北斗軍の手によって統治された。
だがジャギには、そしてアミバには、まだやるべき事が残されていた。
ケンシロウとトキをぶっ殺すまで、二人の戦いは永遠に終わることはない。
今、二人にとってのジハードが幕を開ける・・・・・・
ターゲットが奇跡の村にいることを突き止めたジャギとアミバは、長き因縁に決着をつけんと、宿命の戦いへと出陣する。
半ばストーカーと化した
ババァや、ジャギを兄貴と慕う
牙一族も一緒だ。
様々なドリームチームを実現させてきたこの幻闘編だが、何故だろう、この組み合わせには
何のドリームも感じられない。
ケンとトキの配下と名乗る連中が
どう見ても暴徒であることに疑問を感じつつも、着々とケントキ抹殺計画を遂行していく二人。
そんな時、敵将の筋肉を見て木人形マニアの血を抑えられなくなったアミバが、単身敵軍の中に飛び込んでしまう。
救援に駆けつけたジャギはアミバに向かい、言い放った。
ジャギ 「アミバ! オレはキサマが必要なんだ
勝手なマネをして死んだら許さんぞ!」
友・・・・!
今始めてジャギに友が!
なぜこんなに嬉しいのか。それは内気な息子が初めて友達を家に御招待したときのような、母なる気持ち。コングラッチュレーション!おめでとう・・・・・・!
そして戦いは決着した。
怒りの力・・・そして新たに絆の力を手に入れたジャギの前には
もはやケンシロウとトキなど相手ではなかった。
積年の恨みを晴らし、晴れやかな気分で帰路につくジャギとアミバ。
だがその時、村の外には、首を傾げる二人組の姿があった。
トキ 「む・・・・・・なんだ、この村は・・・・・・?」
ケンシロウ 「知らん・・・・・・」
!?
なんと
この村にいたケンシロウとトキは、偽者だったらしい。
偽ケンシロウと偽トキが偽ケンシロウと偽トキを倒した顛末というわけだ。
つまり・・・どういうことだってばよ?
・・・にしても、ジャギ等が見ても判別できないほどの完璧な変装で、さらに疑問を抱かないレベルの強さも備えているというあの二人は一体・・・・・
だがそんな事は露知らず、復讐を為したと思い込む二人は、新しいパンツをはいたばかりの正月元旦のような爽やかな気分で街を練り歩く。
そこには民にとっての「救世主」となった二人の胸像が建てられていた。
ジャギ 「ようやくオレたちも天下に認められたわ
ウワッハッハッハ!」
アミバ 「いや 天下がやっとオレたちに追いついたのよ」
ジャギ&アミバ 「ねーっ♥」
――――というのが、占い師が見せたジャギの"もう一つの未来"だった。
「ケンシロウから暫く逃げてれば必ずこの通りになる」
とジャギに告げる占い師であったが・・・
あるかぁこんな未来!!
どんだけ逃げたってあるかぁ!!
ユリアの予知能力も怪しいもんだな・・・
まーでも面白かった。
オリジナルストーリーなんだから、これくらい砕けてるのがいいね。
他にもう砕けそうなキャラいねーから、もう無さそうだけど。
ジャギの章の全台詞は以下。
>幻闘編 ジャギの章 ストーリー