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北斗無双プレイ日記
第九回




今回は第10話と第11話をプレイします。
いずれもボスはサウザーです。春の聖帝祭りです。




ケンシロウの章 第十話
南斗の帝王!




原作で言うところの、変な車で行進中のサウザーを目指します。
つまりは負けに行きます。

今更ですが、聖帝軍のデザインはお揃いの甲冑軍団はなく、今までのモヒカン雑魚の使い回しでした。時はまさに無個性時代。金太郎飴現象。ぬっぺっほふです。



とりたててツッコみ所もないステージですが、聖帝の行進といえばそう、奴です。
猛者の少ない聖帝軍の中で、抜群のインパクトを残して散った男。
名も無き男ゆえ、人々は彼を、彼自身が残した名台詞でこう呼びます。
そう。「汚物は消毒だ〜!」と。



期待に応え、燦然と登場。
人気を考えると当たり前な気もするが、全うな実力者を省いてコイツを登場させているあたり、開発スタッフはネット脳だなとも思った。






そして聖帝と御対面。



無双キャラの中で、声が合わないという意見を一番多く聞く聖帝ですが、確かに銀河氏とイメージが違いすぎる気はする。TVアニメ版でユダ等を演じられた島田敏氏の声に似てるかも。多分、聖帝以外の南斗キャラならそない文句も出なかったんだろうけどなあ。でもまあそんなに出番多いわけでもないんで、正直どうでもいい。

つか、無双の直前にメタルギアソリッド4やって銀河声聞きまくったんで、もう暫く銀河氏はいいです。そういえば、スネークの大塚氏も真救世主伝説でサウザーやってたな。これぞ春の聖帝祭り。メタルギアは聖帝ゲーという事で。




シナリオも終盤に近づいているせいか、かなりガードが堅い聖帝。
普通に闘えば結構難敵だと思うが、この時点で私、既にケンシロウの経絡究明図のマスを全て埋めつくす程に育てていたので、ぶっちゃけ苦にはならなかった。


だって日記のスピードにあわせて進行させてるから、先々進められないんだもん。
となるとクリアした章を何回もプレイして遊ぶしかないわけで・・・
そりゃレベルも上がるっちゅうねん。



でもどんなに強かろうが、やっぱり秘孔効かずに負けちゃうのでした。



    どや顔でおめめ爛々させる聖帝サウザー氏。







ケンシロウの章 第十一話
愛ゆえに!




聖帝編の完結編です。


前の章でサウザーに敗れたケンさんですが、何事もなかったかのように仕切りなおしでサウザーの元へと向かいます。一応、開始前のテキストスクロールで説明はされましたが、「なんやかんやで救出された」的な説明しかされませんでした。

シ、シバ―――――――ッ!!!




あと拳王様ーっ!







このステージもとりたてて面白いイベントは無し。
ここにきてネタ切れか? それとも私がネタ切れなのか?


ただやはり物語も終盤近いからか、ザコの硬さが上がってきている。
更に中ボスの数も可也多く、苦戦を強いられる場面が増えてきた。


だがそんな時、頼りになる奥義がある。
中ボス3人に囲まれる絶体絶命の危機でも、この奥義さえあれば大丈夫。


北斗百裂拳? ノンノン



岩山両斬波? ノンノン



奴の名は






北斗鋼裂把。





鋼裂把超強ぇー。マジヤバイみたいな。
中ボスを即死or瀕死に出来るほどの威力だしぃ、ガード不能だしぃ
射程距離こそ短いんスけどぉ、前方180度に攻撃判定あるんでぇ、敵が固まってりゃ複数人にヒットしてチョーお得なんスよ。マジで。
闘気ゲージも2本しか消費しないからリーズナブルだしぃ マジお勧めっスね。
もう鋼裂把先輩チョーリスペクトっスよ。

                                            32歳 ミュージシャン(♂)




この奥義がかつてこれほど脚光を浴びたことがあっただろうか。
以前にも書いたが、この鋼裂把の地味さはハンパない。
本来なら幻闇壊、残影蠍拳と並んでTOP3に入るマイナー奥義の筈だ。
東映動画が黒夜叉を推すなら、うちは北斗鋼裂把だ!というコーエーなりの対抗心なのだろうか。


記憶する限りでは、鋼裂把はこれが北斗ゲー初登場の筈。
今までは「原作に登場した」というアドバンテージすら全く生かせず、ゲームオリジナル奥義が横行するのを許していた情けないやつだった。
それが今回のこの大躍進である。
握りつぶし技を発勁技に変えただけで、こんなにも扱いが違うものか。


まあこういうマイナー技が脚光を浴びるのは私自身嬉しい事ではあるのだが、どうも鋼裂把という奥義を間違って認識する人が増えるのではないかと心配になる。
忍空がアニメ化されて腐なファンが増えた時のような、微妙な気持ちだ。







ボスが近づくと、いよいよ聖帝十字陵が姿を現した。



思えば過去の北斗ゲーでも幾度となく十字陵は登場したが、その殆どは背景であったり、フィールド上に配置されたチップに過ぎなかった。

しかしこの北斗無双の十字陵は違った。

霞がかるほど遠くにあるにもかかわらず、画面内に収まりきらぬほど巨大なその物体は、確実に"立体"のオブジェクトとしてそこに聳え立っていた。


勿論これはゲームであり、中に存在している物はポリゴンで造られた虚像である。しかしそんな事を感じさせぬほどに、この巨大な建造物が放つ存在感は圧倒的であった。間違いなく現時点で一番テンションが上がった瞬間であろう。大概の人は気にも留めずに聖帝戦に特攻してしまうかもしれないが、余裕があれば是非一度引いて、遠方から十字陵の外観を愉しんでほしい。



ちなみに十字陵がデカすぎたせいか
聖碑も原作の4倍くらいの大きさになってました。


    シュウの無残さも4倍。






もうひとつ、十字陵で楽しみなことがある。

先にも言ったが、過去に格闘ゲームで十字陵が登場したとき、それらはただの背景であり、戦いの舞台はその足下の広場であった。
しかし御存知の通り、ケンシロウとサウザーの戦いといえば十字陵の中腹、階段の上である。

いつかはこの原作と同じ舞台でサウザーと戦ってみたい。

そんな私の夢を、この巨大な十字陵なら叶えてくれるかもしれない。


期待に胸膨らませ、いざサウザー戦へ。







 狭っ!!!!!



いやもう夢破れたとかいう次元じゃない。
なんだこの狭さ。プロレスのリングじゃあるまいし。
ていうか何処だよここ。オウガイ師父の聖室か?


あれだけ私のテンションを上げておいて、高めた期待を一気に地の底に叩き落す。
流石は北斗無双… やはりこの命、捨てねばなるまい…






しかし息つく暇もなく、次の事件は訪れた。
堅い防御を秘奥義・北斗鋼裂把で崩し、残り体力を1/3にまで減らしたその時



突如サウザーが狭い小部屋から飛び出し、高いところで構えを取った。
ここで外観が見えたが、やっぱりどこなのかは判らない。

それより高いところに飛んだということはアレか! アレが来るのか!?



次の瞬間、ステージ上の壁が崩れさり、土煙の中からサウザーが再び姿を現した。













 !?






( ゚д゚) ・・・


(つд⊂)ゴシゴシ










 !?!?



Q.何が起きた?

@ 解らない
A 気のせい
B 長時間プレイによる目の疲れ
C 無想転生が使えた
D 実は天津飯だった。デコのアレは目だった。
E 南斗牙猩拳のギャランと、あと誰か一人が駆けつけた。
F 声が不人気だったので銀河サウザーと大塚サウザーが駆けつけた。
G トン吉、チン平、カン太
H コーエーは頭おかしい






一旦落ち着いた後、改めて冷静に状況を判断してみる。
直前に高いところにピョーンって行ったという事は、天翔十字鳳を出そうとしていたことはほぼ間違いないだろう。

ということはつまり
この影分身の術が、コーエー版の天翔十字鳳なのだろう。




何故こんなことになってしまったのか。

それはおそらく、「どんな達人にも砕くことはできぬ!」という奥義解説を
「(分身してどれが本物かわからなくなるから)砕くことは出来ぬ!」という風に解釈してしまったからだと考えられる。



というわけで正解はH番の、コーエーは頭おかしいでした。
脱落者はこの人でーす
リゾさん残念でしたー お座りくださーい。







その後、究極奥義・北斗鋼裂把で分身もろとも葬り、聖帝を撃破。
最期はお師さんのもとではなく、階段の上でのたれ死にました。





なんか後半にツッコみどころが多すぎて文章長くなりすぎたわ。
次回はちょっと控えめにトキ編をプレイします。





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