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プレイ日記 【第20回】

第七章 南斗最強の男(1)






第七章 南斗最強の男




ケンシロウ不在のエデンに
聖帝軍の魔の手が迫る!!






流行に遅れまいと、マッドマックスなトレーラーを使って効率よく兵を輸送してきた聖帝軍は、数の暴力で防御網を突破。壁を一向に修復しないエデンの怠慢さを突き、次々と兵を雪崩込ませていく。




く、くそう!エデンが……!!

まさかケン達が街を離れているタイミングで攻めてくるとは……!!

しかもお出かけ理由が「山の上から恋人の寝顔を覗くため」っていうのがさらにマズい!!あとで言い訳しにくい!




しかし大丈夫!!


エデンにはレイがいる!


彼一人ではサウザーに勝つのは難しいかもしれない。しかし時間稼ぎくらいは出来るはず。ケンシロウが到着するまで持ちこたえてくれれば……







……あれ?

ちょっと待てよ?




リン、バット、アイリの住む村に敵が攻めてきて……

それをレイが一人で迎え撃って……

後から急いでケンシロウが向かう……

この状況、どこかで……?













駄目だー!!



レイがいるからというより

むしろレイの命が一番ヤバイ!!

急げケンシロウ!! 同じ歴史を繰り返さないために!!

一刻も早く下山して、向かうんだ!早く!










カサンドラに!!




え〜 だってさぁ〜〜 相手は聖帝サウザーよ?
原作でケンシロウに土をつけた数少ない男の一人よ?
無策で挑んでも原作同様に負ける公算大じゃん。


だったらトキに会うのが正解ルートじゃない?
ここで聖帝の謎の秘密を教えてもらえば勝ち確じゃん?

だからちょっと待っててよ!ちょっくら話聞いてくっから!




「お前が幼い頃に、サウザーに会った事があるのだぞ?」






「俺が……?」




十人組手のこと忘れてたんだね!!
じゃあシュウの事をすぐ思い出せなかったのも仕方ないね!







「何にせよ気をつけるのだケンシロウ。あの男……強いぞ?」




トキがサウザーを脅威と認めてる!
なんかちょっと嬉しい!


「強いぞ」じゃなくて「強いぞ?」と疑問形になってるのが良いよね。「あいつマジで強いけどおまえ大丈夫か?」っていうケンの身を案じる意味合いを含んだ言い方が、事の深刻さを強調してるよね。







「私はサウザーの謎の正体を知っている ……知りたいか?」




そう!それ!

いっちょお願いしますよ兄さん!レッツカンニング!!






「……いや、
 俺は自分の手でなんとかしてみせる」








どあほ―――う!!!!












最大の勝機を逃し、結局無策のままエデンへと戻ってしまったケンシロウ。





実りのない寄り道が災いしたのか、いつもなら眩いネオンが灯るエデンの街は、既に聖帝軍の蹂躙を受け、闇と恐怖に覆われていた。





ジャグレ
「俺とケンシロウで聖帝軍を蹴散らしてやるぜ!!」



修理から戻ってきたショットガンを受け取り、気合を入れなおしたジャグレと共に、立ちふさがる聖帝軍たちを蹴散らしていくケンシロウ。




せ、背中合わせ……!!

原作でケンシロウが背中を預けたのは、レイただ一人。それを今、ジャグレが任されたということは、彼が主人公の相棒ポジションにまで上り詰めたということだろう。これはもうジャグレも強敵入り確定か!?



……っていうか

その元祖相棒は今何してんの!?


まだ生きてる!?









被害は既に甚大……
この街の統治者であるキサナも、サウザーの手に落ちてしまっていた。

一刻も早く聖帝の居場所を突き止めるため、ケンとジャグレは二手に別れて行動することに。そんなケンに、更に苛烈さを増した聖帝軍の攻撃が迫る。





ところで聖帝軍と言えば、欠かせない男がいますよね。





出やがったな


ザコのくせに今や強キャラを差し置いて単独でグッズが作られたりする程のメジャーキャラクターであるにも関わらず、未だ名前が与えられないためにイマイチ私からの支持が低い汚物消毒野郎!!


でも単に炎をブオーって出すんじゃなくて、ちゃんと液体の燃料を撒いて燃やしてる感じになってるのは凄くいいね!リアルね!




というわけで、いっちょやっときますか。




ほい





ほい






汚物は消毒だ〜!!



ちなみに今作でケンが使える「奥義」の中で、唯一北斗神拳奥義ではないのが、この「火炎放射器強奪からの汚物消毒」だったりする。

愛されてんなぁ……






暫く進むと、聖帝侵攻隊の隊長なる男が登場。





隊長……?おまえが?
何の変哲もないザコに見えるが……



ん、そういえばこの並列のトゲ……
なんか見覚えがあるな……
……誰だっけ……







あっ!わかった!





デンジャラスなオ○ホみたいなのをピュンピュン振り回してシュウ様に嫌がらせしてた人だ!!




こんなのが隊長なの……?
聖帝軍も人材不足なんだね……






しかも格闘タイプだし。

投げろよ!ピュンピュンしろよ!!









街の半分くらいまで進むと、バザールエリアに到着。
どうやらここが住人達の避難場所になっているらしい。

……こんな食料が豊富な場所、真っ先に狙われるんじゃないか?


…と思ったのだが、よくよく考えてみると、聖帝軍は大量のポイズン飯を生成できる程に飽食な軍団なので、兵士達も全くハングリーではないのだろう。

聖帝様もフルコースのランチ食ってたしね。





こんな状況でも店を開け、そして街を救いうる唯一の希望であるケンシロウからもしっかりとイディアルを毟り取る商魂逞しい人々から回復アイテムを購入し、さらに街の奥へと突き進むケンシロウ。




だが村人によると、この先は通行不能になっているという。
どうやら道が燃え盛る瓦礫に遮られているらしい。


ああん?瓦礫が燃えてるだと……?




その程度でケンシロウの歩みが止まると思ってんの?
火事の中でも涼しい顔して歩ける程の超人だぞ?

そこまで言うからにはよっぽどなんだろうな。
よろしい、ならば見せてみろ。












舐めてんのか?







村人「水を撒いて火を弱めてやるよ」


ケン「不要だ。水は大切にしろ」






行き倒れ慣れしてる奴は
言葉の重みが違うぜ!








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