ユリアの安否確認のため、
エデンの裏山に登ることになったケンシロウ。
ちなみに、キサナの命令でジャグレも強制的に同行することとなった。
私的にはバット&リンと旅をしたいのだが、
「山頂からユリアを凝視する」という目的の異質さを考えれば、今回は来ない方がいいかもしれない。
さて、山頂に向かうには「鬼憑き村」という障害をクリアしなければならないわけだが、その前にケン達にはもうひとつ解決せねばならない問題があった。
それがこの
「鉄刺の路面」。
山道の入り口前に広がる謎のトゲトゲ地帯。
普通のタイヤではパンク&横転からの紅葉おろしルート直行なので、まずはここを突破するための
頑丈なタイヤを手に入れる必要があるという。
お望みのタイヤは、
高地の集落のメカニックが持っているとの事。
峻険な山道を登り、その集落へと辿りついたケンシロウ達であったが、何やら村全体がせわしなく、かまってもらえない。
話を聞くと、食料調達のために村を出た
ヨスミなる爺さんが帰ってこないため、捜索のための準備に追われているらしい。
ヨスミ……?
なんか、私の知ってる人と名前が似てますね。
数が一個多いけど。
ともかくその老人を保護できれば事態は収まりそうなので、まずはヨスミが向かったとされる南の方角にバギーを走らせてみることに。
すると早速、悪党たちに絡まれる一人の翁を発見。
想像以上にミスミだった
だがまてよ、ミスミ(と思わしき老人)は、第二章でのケンシロウの回想の中で、既に死亡が確認されていたハズ……
という事は、やはりヨスミとミスミは別人…?
しかし
この種モミへの執着心は、とても他人とは思えない。
更に「三隅」と「四隅」という数の並びを加えて考えれば、答は一つ。
そう、ヨスミは
ミスミの弟なのだ!!
「今ある食料はいずれは消える
だが…だが……その種モミさえあれば米ができる」
ミスミと全く同じ台詞だ!
「毎年 毎年米ができるんじゃ
だれもがみんないつまでも生きていくことができる
そうすればもう食料を奪い合うこともない
争いもなくなる」
ミスミと全く同じ台詞だ!
「今日より明日なんじゃ。」
名言もそのままだ!
「と…十日 十日の間探し回ってようやくそれだけ……」
ミスミと全くおな……えっ!?
十日!?
兄ミスミは種モミ集めに半年もかかったというのに……
おまえは
たった十日でそれを成し遂げたというのか!?
つまり
三男よりも四男のほうが遥かに優秀だということか!?
どこぞの四兄弟みたいだ!
有能なるヨスミ翁を救出し、集落へと帰還。
問題も解決したということで、早速タイヤ交換をお願いするケンシロウであったが、残念ながら
ご要望の品は全て売り払われた後であった。
だがメカニックによると、現在エデンの南方で
バギーのレースが開催されており、その賞品というのが例の路面を突破できるタイヤらしい。
俺は山に登りたいだけなのに何故いまロケットスタートのタイミングを計っているのか。
ちなみにレースへの参加の手続きは、いつの間にかその大会の開催者と顔見知りになっていたバット少年が全て話を通してくれていた。
原作の1000倍有能やんけ。
正直この子はケンシロウの旅に同行するよりも、こうして街に滞在してメカニックやエンジニアとして働いていた方が活躍できたのかもしれんなあ……
レースの方は、特に語ることも無いくらい
ぶっちぎりの圧勝。
お金が無いので全くカスタマイズも出来ず、殆ど初期状態のままの性能だったのだが、何の問題もなかった。
第二次ミニ四駆ブームの時に死ぬほどカスタマイズしたマシンで地元の祭りの大会に参加するも小学生に一蹴された俺の高校時代の青春は何だったのか。
だがこれでようやく念願の特殊タイヤをゲット!
こいつがあればあの
鉄トゲ路面も怖くない!
つーことで早速レッツカスタマイズ!!
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ジャキーン!!(カスタマイズ音)
んん……?さして変わったようには見えんが……
……あ、ああっ!!
こ、このホイールは!!
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に登場するフュリオサの愛車「ウォータンク」が装着していた
併走する敵車のタイヤをパンクさせるためのトゲトゲホイール!!
こ、こんなところにまでマッドマックスの影響が……
ただなんでホイールからトゲトゲを生やしたらトゲトゲの路面を通行可能になるのかはサッパリわからん。
……本当にこんなんで大丈夫なのか……?
大丈夫だった。
スイスイやんけ……どういう仕組みなんだよマジで……
いやしかし、改めて見ると凄い路面やのう。
一体どんな自然環境ならこんな事になるんだ?
ちょっと気になるから一旦停車してよく……
…………ん?
歩けるのかよ!!
じゃあ歩いて行けよ!!
なんだったんだよ今までのタイヤクエストはよ!!