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プレイ日記 【第13回】

第五章 陰と陽(2)





ジャグレを治して





したものの、レイから誘拐犯の疑いをかけられて





と、冤罪を晴らすことになったケンシロウ。






この事態を収めるため、キサナはある方法をケンに提案してきた。


それは「公開裁判」


エデン内で、当人同士でしか知りえない問題が起こった時は、当事者である2人が民衆達の前で「決闘」を行い、その勝者となった者の言い分を真実とする。
それがエデン流の裁判だというのだ。


ムチャクチャやな





キサナ
「この街で生きる全ての者達の前で正義を勝ち取ってください」








「正義って……何かね?」





シンが唱えた「力こそ正義」の精神を法とする狂気の街エデン。

しかし、郷に入りては郷に従え。
エデンで生きる者として、ケンシロウもそれに従うより他に道はない。
なにより、レイを倒せば無罪放免というのはシンプルで解りやすい。


よし!その申し出、受けるとしよう!

多分、勝てるし!









んじゃあ新血愁でも突きに行きますか!と思ったその時……

突如エデンに鳴り響くアラーム!

それは、敵の襲来を報せる音に非ず。
毎夜エデンに訪れるパーリィタイム、その幕開けの合図であった。






ウォータースプラッシュ!






イグニッションファイヤー!






ウォールダウン!



からの〜








クソ悪趣味な建物出現!!







こっちは道後温泉名物の風俗ビル!





高台の壁が降り、中から現れたのはナイトクラブ
エデンの民の欲望を受け止める、紳士の社交場であった。


その建物は、以前キサナ達が暮らしていた場所であり、その防壁として壁が上下するシステムが作られたという。しかし今は街を囲う巨大な壁が出来たことで、システムは役目を終え、今はナイトクラブを派手に開店させるためのビックリ装置として利用されているらしい。

電力エネルギー持て余し過ぎやろ。
ジャコウに分けてやれ。






そのナイトクラブの支配人を務めるのは、ライラ
囚人闘技を仕切り、ゴリラから性の対象として見られていたあの人だ。

「決闘」の仕切りもまた彼女の役目。故にレイと戦うには、まずナイトクラブにいるライラを訪ね、決闘許可を得る必要があるという。

男同士が殴りあうのに女の許可がいるのかよ……




しかし「決闘」ルールを受け入れた以上、取り決めには従わねばならない。
承認のハンコを貰うため、渋々ナイトクラブへと向かうケンシロウ。





だがその時、出来杉くんみてーな髪型の男が声をかけてきた。




この男……見覚えがある。

第3章でケンシロウが自称「エデン最強の男」をぶっ殺したときに物陰から見ていたアヤシイ奴だ。



彼の名前はイスカ
衛兵隊の副隊長を務めているらしい。


彼がケンに依頼してきたのは、犯罪者の排除。

懸賞金のかかった犯罪者を狩る「賞金首ハンター」となり、衛兵隊と協力してエデンの平和のために働いてほしいとの要請であった。



なんで「賞金稼ぎ」という原作にあった名称を使わないのかな?と不思議に思ったのだが、おそらく数年後に「ウジ虫稼業」とディスられてしまうような印象の悪さを考慮してのことだと思われる。

ケンシロウをウジ虫稼業に就かせるわけにはいかないというセガなりの配慮なのだろう。




案外断れない性分のケンシロウは、悩んだ末にその依頼を承諾。
コロセウムでレイを待たせてるけど、まあちょっとくらい大丈夫でしょ。
むしろ少し頭冷やしてもらったほうがいい。






現在捜索中の犯人がいるというネオン街に急行すると、情報通りの男が衛兵をイジめていたため、「生死は問わない」という有難い取り決めに従ってサクッと殺害。





現場へと駆けつけたイスカは、ケンシロウが倒した男が手配書の賞金首と相違ないかを確認するための検分を始めた。

何でもいいけど、その仕事を行うときにあぐらは止めたほうがいいと思った。







今後も賞金首狩りを手伝う事を約束し、ようやく解放されたケンシロウは、これ以上レイを待たせるわけにはいかないと急ぎナイトクラブへ。






だがその道すがら、今度は揉め事に遭遇してしまうケン。
どうやらバーのマスターが、常連客達に暴行を受けているようだ。

先日バギーを譲って頂いた恩もあるし、これは捨て置けぬとばかりに悪党共を瞬殺すると、マスターは恩返しがしたいと言って店で酒を飲むよう勧めてきた。





いやあのね、ぼくね、人を待たせてるんですよ……



多分ずっとコロセウムで待ってるんですよ……
ていうかこれからそいつと死合うんですよ……
酒なんか飲んでったら洒落にならんくらい怒られると思うんですよ。






しかしどうしてもとしつこいので仕方なく一杯だけ頂くことに。
だが店に入った瞬間、突如マスターが迫真のリアクションで呻きだした。
どうやら先ほど暴行を受けた際、腕と腰を負傷してしまったらしい。




「安静にしていたほうがいい。」

そう勧めるケンシロウであったが、その瞬間、マスターのスイッチが入った。

「このバーは、皆が本音で語り合える大切な場所。明日をも知れぬこの世界で日々の辛い事、苦しい事を吐き出し、時にお互いの夢を語り合う憩いの空間であり、そんな皆の笑顔を守る為にもこの場所を閉めるわけにはいかない」
と熱弁を振るうマスター。


しらん。



そんなマスターが、咄嗟の拍子に思いついた秘策。
それは、ケンシロウをバーテンダーとしてスカウトする事であった。

「上質なカクテルを作るのに必要なのは、拳の道に通ずる心技体。逸品を生み出せるのは、ただ一杯のカクテルを生み出す為に心と身体を集中出来る胆力を持つ者のみ。それは、超人的な身体能力を誇るケンシロウさんを置いて他にいない」
と熱弁を振るうマスター。


うそをつくな。







荒唐無稽なそのスカウティングを、ケンシロウは当然の如く固辞。
しかし引き下がれないマスターは、更なる痛がりリアクションでケンシロウの情に訴えかける。

更に追い討ちをかけるように、次々と来店し始める常連客たち。























着ちゃった……

ていうか服ジャストサイズ過ぎでしょ
これ完全に仕立ててるよね。ジジイあらかじめ用意してたよね。







「カーリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリ!!」







「うおおお――――!!!!!」







「秘孔のしずくです」





氷削っただけやないか!!



しかもカウンタービチャビチャだし

あのサイズの氷でカクテル一杯ってコスパ最悪だし

大体そのカクテル名、どういう意味だよ?




しかし当のケンシロウは大満足。

作る酒によって必要な力加減や速さが全て違う……ただ振るだけでは旨いカクテルは作れないのがバーテンダーの奥深さ。そして旨い酒を振舞うことが出来れば人々は笑顔となり、それは街全体に良い影響を与え、バーテンダーはその幸せを享受することができる。シェイカーを振るという一見単純な作業が持つ大きな力に、ケンシロウは例えようのない充実感を感じていたのだった。



いや充実すなー!!




だから!レイが!待ってんねん!





あの時は待てなかったレイが
今日は待ってくれてんねん!




だから急いでケ―――ン!!

仮にも北斗と南斗の宿命の対決を前にバイト挟まないでケ―――ン!!
















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