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プレイ日記 【第11回】

第四章 監獄伝説(3)





岩投げに定評のあるウイグル獄長を倒したケンシロウ。



しかしこれでカサンドラが墜ちたわけではない。
トキの牢にたどり着くまでには、まだいくつもの関門が残されている。

原作でのライガとフウガの台詞によると、トキの獄舎への道のりは迷路となっており、その通路を塞ぐ多くの罠も存在する。

そしてもちろんザルカとカシムを筆頭とした拳王親衛隊も控えている。





また、獄長との戦闘中には、テラスから歓声をあげるものすごい数のカサンドラ兵の姿も確認できた。原作と違い、彼らが戦意を失ったシーンも無かったため、獄長の仇だとして襲い掛かってくる可能性は高い。



不落のカサンドラ伝説はまだ終わらない……!!



















ノーエンカウントッ……!








はい、すんなりトキと再会することができました。

見た感じは結構元気そうではあるが……どうだろう。健康状態のバロメーター代わりになっていた有情破顔拳がカットされてしまったのでよくわからない。

あー、そういえば医者を騙る悪い奴が外にいるんですけど、そいつに有情かましてもらってもいいですよ?






数年ぶりに再会した弟からいきなり見ず知らずのモヒカンの治療を頼まれるというよくわからない依頼にもすんなり応じ、早速患者の下へと向かうトキ。

流石は柔の拳を極めし男。
対応もすこぶる柔軟だ。


しかし……トキは本当にジャグレを治せるのか?

トキは、北斗神拳を医学に活かす道を選んだ男。治療面においては、誰よりも豊富な知識を持っているのは間違いない。しかし凶王が使ったのは、ケンシロウが見たこともない拳法。直に見たケンでも手のつけようがないというのに、伝聞された情報だけを頼りに治療法を特定するなど、流石のトキでも難しいのでは……?
























瞬 殺


場面変わって即!!
所要時間1秒!!



舐めてました。疑ってました。ごめんなさい。
やっぱトキはすげえや。




だがそれもそのはず。
トキは凶王の拳の正体を知っていた。


その名は冥斗鬼影拳


もはや使い手は途絶えたとされていた幻の拳、冥斗鬼影拳。
その拳の性質は、北斗神拳と同じく「体の内部からの破壊」

だがその拳が破壊するのは肉体ではなく"精神"
闘気を相手の頭部に叩き込み、精神に異常を引き起こす。
それが冥斗鬼影拳の極意なのだという。




め……冥斗ぉ!?


北斗、南斗、元斗、西斗……
そして最近「蒼天の拳 リジェネシス」に登場した"天斗"も含めると
6つ目の「斗」を冠した拳ということか!?

なんちゅう……なんちゅうもんを登場させてくれたんや……
奥義マニアの琴線をブリンブリンに掻き毟ってきおったわ……






ただ、これまでの経験則からひとつ言える事がある。

北斗ゲーのオリ拳はヤバイ

これまでにも数多の北斗ゲーの中で、数多のオリジナル拳法が登場してきた。
中には、北斗神拳を遥かに凌駕するという設定が与えれた「天帝拳」「魔皇拳」「北斗無明拳」といった輩も存在した。ならばこの冥斗鬼影拳にも、最大級の警戒が必要になるだろう。





ちなみにここで言う「ヤバイ」には
強さだけではなく、色々な意味が含まれているぞ。






流石にこの時代にそんなクソみたいなブツが生み出されるわけないだろ……と思われるかもしれないが、油断は禁物である。

正直、あの手の形で戦うって時点で相当危ないと俺は睨んでいる。

大丈夫なんだろうな……?










冥斗鬼影拳の凶王……確かに底の知れない恐ろしい相手ではある。


だがもう恐れることは無い。
なんたってトキが仲間に加わったのだから!
ケンとトキの二枚看板があればもう怖いもんなんてないぜ!





……と喜んだのも束の間。
なんとトキはカサンドラに残るという。

ええっ!何故!?



トキが危惧するもの、それは「拳王」の存在……。

この世に覇を唱える世紀末覇者拳王。
その正体は、北斗四兄弟の長兄ラオウ

ラオウは、ケンシロウとトキの再会を恐れていた。
もしその二人が行動を共にすれば、ラオウがそれを阻止せんとするは必定。
そうなれば、エデンは拳王軍の侵攻を受けて壊滅してしまう。
その事態を避けるため、トキはこのカサンドラに留まる事を決めたのだった。



そうか……なるほど。

思い返してみると、原作でラオウ様が登場したのは、ケンとトキが再会した直後であった。もしかしたらあれも、二人が合流したとの報告を受けて動いた結果なのかもしれない。二人の向かう先であったマミヤの村に、少し早くラオウ様が現れたのは、ケンシロウたちを先回りするためであり、偶然ではなかったとも考えられる。

そしてその結果、マミヤの村の人たち全員が拳王軍マークの焼印を押されるというとばっちりを受けることになった。それと同じ悲劇をエデンで起こさせぬため、トキはケンと一緒に行動しない方がいいと考えたのだ。


そう考えた場合、トキは原作で起こった悲劇を知っているということになるが、彼ほどの天賦の才をもってすれば平行世界を自在に行き来するくらいの事はお茶の子さいさいなのだろう。

ジョジョのラスボスに出来てトキに出来ないはずが無い。








そんなトキ大統領から、「今のお前ではラオウに勝つことは出来ない」と言われてしまったので、そのラオウの激流の拳に対抗しうる「静流の拳」を、今ここでトキから伝授してもらえることになった。


いや、まあ、拳王様対策はもちろん大事なことだが……

さっき話題に出てた冥斗鬼影拳に対する備えは要らへんの……?

なんかもう既に扱いが雑になってきてる気がするのだが……




ケンは、一度戦った相手の拳を見切ることが出来る能力がある。
ならば口で言うよりも戦ったほうが早いと、実戦形式での奥義伝授という実に効率的かつ合理的なコーチングを開始するトキ。




少し前にウイグルとの一戦を終えて、割と疲弊した状態であるケンシロウに対しても一切手心を加えることなく、全力でボコりにくる聖者。

静流ってなんだっけ?





ようやく終わったかと思うと、「今のは両者の拳の性質の違いを体感してもらいたかっただけで、ここからがちゃんとした奥義の伝授やで〜」更にもう一戦おかわりしてきた。

意外と鬼教官だこの聖者。




っていうか、これ言っちゃいけないのかもしれないけど……
トキの静流の拳ってさ……

原作であんまりケン役にたってなかった印象あるよね……









まあケンちゃん嬉しそうだから別にいいか!





今回トキから学んだ技能は「捌き」
相手の攻撃に合わせてボタンを押すことで、攻撃をいなしつつ相手の体制を崩せるという、まあ柔の拳の基本ですね。

でもぶっちゃけタイミングがシビアすぎて、ほとんど使いこなせないと思います。

できれば有情拳を希望したいのだが……


しかし今のケンではまだレベルが低いということで、今回はここまで。
更なる成長を遂げたとき、また新たな奥義を教えてもらえるらしい。

つまり……その度にこのカサンドラまで遠征しろってこと?

ワンチャン通信教育とか無理っすか?









最後に、今エデンで起きている事をトキにご報告。
ユリアが生きている可能性を糧とするケンシロウに理解を示すトキであったが、一方で己の立場への認識が不足するケンに、トキの苦言が飛ぶ。


「……ケンシロウよ、ユリアを求めること自体は何も言わん
 だが、伝承者としての務めを見失わないようにするんだ」


それな。










そして今回、伝承者がケンシロウに決まった日の回想もありました。
ジャギが盛大に無視される様子も完全再現。





本来なら「ふぬけたか〜兄者たちは――!」で鉄の扉をひん曲げる裏拳を、何も無い所で出しまったために盛大にスカってしまう三男坊が可愛かったです。







そうこうしている間に、ようやくジャグレがお目覚め。




それはとても喜ばしい報せではあるが、ここに着いてからずっと患者を地べたに寝転がらせたまま放置するというリハクの対応はむごいと思いました。
医者のフリするならもうちょっと頑張ってほしかったです。






ジャグレは、凶王の拳を受けて以降の記憶を失っていた。

そんな死の淵にあった自分を救ってくれたのが、目の仇にしているケンシロウとあって、情けないやら恥ずかしいやらといった感情にやきもきするジャグレ。





だがすぐにデレた。


やだなぁこんな汚いヒロイン……










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