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プレイ日記 【第8回】

第三章 凶兆(2)





自称「最強の男」を倒し、奪われたイディアル(金)を取り返したケンシロウ。




それを、持ち主である老メガネ先輩に無事返却したケンシロウであったが、その話を聞いたジャグレは「衛兵隊の仕事を取るな」と激怒してきた。

こいつ殴っていい?






とその時、街中にサイレンが鳴り響いた。



ジャグレ「このサイレンは……凶王軍の襲来だ!!」



凶王軍!? 

そういえば、先ほどジャグレが言っていた。
このエデンの資源を狙い、度々攻めてくる軍団がいると。
それがこの凶王軍ということか。





急いで城壁の上へと上り、双眼鏡で様子を確認するジャグレ。
その視界の先には、既にエデンの間近まで迫った凶王軍の姿が。


このゲームにおいて、おそらくメインの敵勢力となるであろう凶王軍。
その進軍方法は、過去の組織とは一線を画していた。





マッドマックス!!!!


これまで北斗の拳は、マッドマックスシリーズから盛大にパクり倒してきた。
ならばアカデミー賞6冠を誇る最新作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」からも同様にパクらねばならぬ!と言わんがばかりに、数十台の武装トレーラーによる迫力満点のパフォーマンスで侵攻してきた凶王軍。




その一団を率いるは、正体不明の仮面の男。






凶王











クソゲーのラスボスの人ですか?



しかし喋ることで「たみ」などの漢字が使えない事を露呈してしまった魔皇帝おじさんとは違い、不気味に無言を貫くあたまのよい凶王。

こいつが今回のラスボスということなのだろうか。

どうでもいいけど「凶王」を発音すると「きょーーーー」てなるよね。








トレーラーをつっこませて壁を破壊するという力技で、あっという間にエデンへの進入を果たす凶王軍。 わざわざ囚人として捕えられるという面倒くさい方法を選んだケンシロウが馬鹿みたいだ。


永年に渡りエデンの平和を守り続けてきた壁が崩壊したことにより、かつてない程の危機に見舞われることとなったエデン。衛兵隊長として、なんとか被害を食い止めようとするジャグレは、この状況ではやむなしと、憎きケンシロウにも助力を求めてきた。


「ケンシロウ!キサナに状況を伝えに行ってくれ!!


謎采配炸裂!!

ここでケンシロウに伝令はないわー。絶対起用法おかしいわー。
プレミア12での韓国戦における小久保采配くらいないわー。







だが監督の命令は絶対。
やむなくキサナのもとに、報告へと走るケンシロウ。




だがキサナは、執務を終えて休憩中であった。



すっげーサイレン鳴り響いて

すっげー大爆発起こってたのに

アイツ寝てんの!?





その後、ヨダレの跡がのこるキサナちゃんには住民達の避難に対応してもらい、ケンシロウは急いでジャグレの下へと戻ることに。




だが既に正門前の広場は戦場と化していた。

衛兵と凶王軍の死体が散乱する、死屍累々たる光景……

そんな中、ジャグレは緑髪のピアス男と対峙していた。

男の名はタルーガ
凶王軍のNo.2を務める男であった。




免停講習に行ったとき一緒に受講したのが
こういう感じの人でした




捕らえた老人を人質に、ジャグレに銃を捨てるよう命じるタルーガ。

「人質1人、しかも名も無きジジイのために武器は捨てへんやろ……」などという私のクズい予想を覆し、おとなしく指示に従う聖人ジャグレであったが、ピアスをあけた原哲夫キャラが約束を守る筈も無く、老人は解放されると同時に胴に風穴をあけられて死亡。

更にタルーガは、驚異的なスピードでジャグレへと接近。
頭部に銃口を突き、勝利を確信するタルーガ。




だがその時、突如飛来した斧が、タルーガの銃を弾き飛ばした。





誰かが危機に瀕死た時、


いつも現われてくれたあの男が


舞台をPS4に移し


今、俺たちの前に帰ってきた!!






ケ――――ン!!

BGMは「北斗暗殺拳」でお願いします!






静かに怒りを纏い、タルーガの前に立ちはだかるケンシロウ。

悪辣非道なその男に、今、ケンシロウの北斗神拳が炸裂する!



そしてこれは、北斗の拳史上初の

「北斗神拳vs銃」のガチンコバトル!

果たしてその結末は……?
え?北斗無双のジャギ……?知りませんね……














だが仮にも相手は凶王軍のNo.2を自負する男。
ただ「銃を撃つ」だけではなく、驚異的なスピードを誇る体術と、正確無比の射撃精度をもってケンシロウを攻め立てるタルーガ。

しかも常に曲撃ちしてきやがる。ムカツク。













更にはダウンした隙を狙い、容赦ない連射を浴びせてくるタル。
何故マグチェンジもなしに永遠に撃ち続けられるのか。無限バンダナなのか。

しかし戦闘中のリロードに息吹を感じられないようでは所詮二流。
そんなことではレボリューションは起こせない。






その後、自慢のスピードをトップギアに上げたタルーガは、目にも止まらぬ速さでケンシロウの周囲をグルグル。

その最中に発射された銃弾が、文字通り「四方」からケンシロウに襲い掛かる。



はッ!


この構えは……!!







カーネル戦で見せた
一切の気配を消し去る構え!!





いや……今必要なのは空極流舞のほうなんだよ……
こっちの構えは気配を悟らせないためのものだから
微妙に間違ってるんだよ……









あっあっ……かわした…


まあいいや、かわせたら何でも






攻勢に転じるケンシロウは、タルーガに向けて渾身の手刀を振り下ろすも……





タルーガ、これをクロスガード!!

やはりこの男、只者ではない……!!






その後、武器をショットガンに持ち替えたタルーガは、




銃を構えて上空から急襲!!

なぜ銃なのに間合いを詰めるのか!?







カ ウ ン タ ー 腹 パ ン

そらそうなるよ





戦いは決着。
やはり怒りで鋼鉄と化した肉体の前には、銃弾も無力であった。

「貴様は最初から死神(ジョーカー)を引いていた」

原作で牙大王に送った言葉を流用し、勝利宣言をするケンシロウ。

だがまだタルーガは生きている……。外道なるこの男を生かしておくまいと、愛用の銃を拾い上げ、タルーガに銃口を向けるジャグレ。





だがその時、背後に凶王の姿が。






おもむろに人差し指小指を立てた凶王は……





それを首筋にブスリ








これはまさか……兜指愧破!?



見たこともないその拳法を前に、唖然とするケンシロウ。
そんなケンを尻目に、凶王は気絶したタルーガを抱えてヌルッと退散。
配下のモヒカン達も滞りなくトレーラーに乗車して帰っていった。

敬老会のバスツアー並に集団行動できてますな!!





しかし気になるのは、先ほどの手の形……

私の世代では「うる星やつら」で吹っ飛んだキャラがよくしていたり、スタン・ハンセンのウィー(正しくはユース)で使われていた印象が強いですね。

 若い人は、DAIGOのウィッシュ、「マクロスフロンティア」のランカ・リー、「ラブライブ!」の「にっこにっこにー」なんかを連想するようです。




この手の形は、手話でいう所の「I LOVE YOUサイン」。上図のとおり、手の各部位でアルファベットを表わし、それを合体させればこの三本指を立てる手の形になるんだそうな。1977年、当時のアメリカ合衆国大統領ジミー・カーターが、就任式の日のパレードで歩道の耳の不自由な人々に向けて使ったのが最初の使用とされており、1993年にはこの手の形を描いた記念切手も発売されてるとのこと。



そうか、つまり凶王が使ったのは愛の拳ということだね!!

なんだよ〜。凶王さん、あんな見た目してるから怖い人だと思ってたよ。
ああ見えてすごくラブにあふれた人だったんだ!!
ならジャグレも何事も無かったかのように目覚めるはずだね!














そんなわけないよね。

ごめん、わかってた。




誰かー!!お医者さん呼んでー!!

完全にヤバいことになってるから!!

なんか「ぎゅぐぐぐぐ」とか言ってるから!!









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