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プレイ日記 【第3回】

第一章 奇跡の街(1)




第一章 奇跡の街






ユリアが生きているとの情報を得たケンシロウは、五車星が漏洩しまくった情報を辿り、奇跡の街「エデン」へと辿り着く。






その入口前は、楽園の噂を聞きつけた人々で雑踏と化していた。
だが、門は堅く閉ざされたまま、一向に開く気配はなった。


どうやらあまりに多くの人々が集まるようになったため、エデン側が入場制限を設けてしまったらしい。


ふむ……確かにエデンを文字通りの「楽園」として維持していくためには、誰彼かまわず街に入れるわけにはいかないよな。当然の判断だろう。






今、エデンの中に入るには「通行許可証」が必要とのこと。

屯する人々に話を聞いてまわったところ、ただ一人、そのカードを持っていると自称する男がいた。









ウソつけコノヤロウ


こんな黒目がゴマ粒くらいしかないハゲに誰が許可証発行すんだよ。



ゴマ粒黒目ハゲの言い分によると、俺は軍団に入ってのし上がりたいからエデンになぞ興味は無いとのこと。なので、軍団入りに必要な「ボウガン」「宝石」を用意してくれたら許可証と交換してくれるという。


と言われてもなぁ……と思っていたら、都合よくそこには物々交換を行う行商の姿が。

しかし物々交換と言っても、生憎ケンちゃん素寒貧。
なのでまずは、その元手となるものから探すことに。




えーと……ちょっと待てよ。
現在の状況を整理するとぉ……



ユリアを探すためにエデンに入りたくて……


エデンに入るには通行許可証が必要で……


通行許可証を手に入れるにはボウガンと宝石が必要で……


ボウガンと宝石を手に入れるにはそれと同等価値の物品が必要で……


その物品を手に入れるためにまずは元手となる何かを手に入れると……




面倒くさっ!!


もうハゲぶっ殺して奪っちまえよ。
絶対あいつ悪人だから大丈夫だって。俺が保証するから。






しかし幸いにもケンシロウは既に「元手」を持っていた。

それは「経絡秘孔」という神秘の力。

長旅で怪我や病を負った子羊たちに対し、治療の押し売りをすることで、ガッポガッポと報酬をかき集めていくケンシロウ。

月氏族のみなさん、あなた方の犠牲は無駄ではなかったみたいですよ……





そんな中、札束の詰まったアタッシュケースを手に入れたケンシロウは、寒さに凍える女性にそれを提供し、札束を燃やして暖をとらせるという某風刺画のような行動に。

ケツを拭く紙にすらならなかった聖徳太子に、35年以上経った今になって活躍の場を用意してあげるとは、なんとも素敵なゲームですね。







さらにトレーディングを進めると、これまた既視感のある二人が。






物欲しそうに見つめてくる幼い兄妹……


お、お前達はまさか……






レイにチョコを貰った兄妹か!?


あっ!そういえば行商と交換できるブツの中にチョコレートがあったぞ!!


なるほど、「甘いものが欲しい」という台詞を聞けば、彼らがチョコレートを欲しがっていると推測は出来る。しかし原作を知っている者なら、それを聞くまでも無くチョコレートだとピンときて、少しだけ優越感に浸れるということですね。いいじゃない、好きよこういうの。

ちなみにチョコをあげると、代わりに「クレヨン」をもらえるのだが、これを行商に渡すとチョコレート6枚と交換してもらうことができる。
子供ら大損やんけ。






その他にも、
どう見てもキャベツ太郎な菓子とか





「セクシーな本」のアイテム解説にある「今の世にこれを欲しがる者は居るのだろうか」という一文に「いやおるやろ」とツッコんでみたりしながら物々交換を行った結果、ようやくケンは目的の「ボウガン」「宝石」を入手。





早速ハゲとの交換に応じるケンシロウであったが……



残念ながらハゲから渡された通行許可証は、質の悪い偽造品であった。










知ってたぁ!!





状況がふりだしに戻り、途方に暮れるケンシロウ。

その時、正門前の広場から人々の悲鳴がとどろいた。

どうやら野盗達が暴れているようだ。






暴れていたのは、ノコギリを振り回していた赤モヒカン
外道なるその男の頭部に、サクリとノコを差し込むケン。


あれ……?この光景どこかで……




そして響き渡る銃声。

銃声!?







ノコギリを使う野盗……



カチカチ明太子ヘッド……



それに合わせて登場したの使い手……






……とくれば、該当する人物は一人しかいない!!




早速あの男の出番か!?
俺の名を言ってみろ!!






ジャ……






ジャ……














誰!?

















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