
ラオウが最後の闘いの場として選んだのは、北斗神拳の聖地、北斗練気闘座であった。戦いは、無想転生を会得したケンシロウが有利かに思われた。しかしラオウもまた、深い哀しみの果てに究極奥義を身につけていた。ケンとラオウが悔いなく闘えるため・・・そう言って己の命を差し出したユリアの姿を見て、ラオウは初めて己がユリアを愛していたことを知った。そしてその命と引き換えにラオウは哀しみを知り、その姿から戦いの無惨を知った兵士たちは武、器を捨てる事を選んだのであった。
互いに愛を背負った二人の拳は五分であった。だが強敵達との死闘を潜り抜けたことが、ケンシロウを成長させていたのであった。![]()
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【TVアニメ版での主な変更点】
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| ≪南斗最後の将編 | SPエピソード≫ |