
かつてリュウケンと北斗神拳伝承者の座を争った男、コウリュウ。ケンシロウとの闘いで受けた傷の回復をはかるため、その男の下を訪ねたラオウは、圧倒的な力でコウリュウを粉砕する。剛拳は、完全に復活を果たしていた。
威力に欠けるトキの柔拳では、ラオウの必殺の秘孔を突くことはできない。そう思われていたが、トキの身体は、突如その闘いの中で闘気を纏った。兄ラオウの全てを目指したトキは、剛の拳をも会得していたのである。ラオウが宙に逃げた隙を見逃さず、上空でその間合いへと滑り込み、必殺の天翔百裂拳を叩き込むトキ。崩れ落ちたラオウに向け、トキの止めの一撃が放たれる。だが、その拳がラオウの急所に届くことはなかった。トキの剛の拳の秘密、それは秘孔
刹活孔によって得た、残りの生を代償にした一瞬の力であった。徐々に弱り行くその拳では、ラオウを倒しうる拳を撃つ事はできなかったのであった。![]()
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【TVアニメ版での主な変更点】
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