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[第98話]
ゆれる南斗の都!
遂に北斗2兄弟がやってきた!!

 遂に南斗の都を見下ろせる位置にまで来たケンシロウとラオウ。運命の時が着々と迫りつつあるその時、リハクの娘トウは、眼下に広がる街並みを見ながら、思案に暮れていた。ケンシロウとラオウ。同じ道を目指して育ったその兄弟が、何故戦わねばならないのか。そして、そのような戦いを延々と繰り返してきた一子相伝の北斗神拳の歴史に、トウは納得出来ないでいたのだ。そんなトウに対し、リハクは、これまでにケン達の周りで起こった出来事を語り始めた。北斗の宿命によって引き起こされた、哀しき出来事を・・・

 北斗神拳2000年の歴史の中で、初めてその掟を打ち破ったラオウ。覇権を目指し、今自らの将であるユリアを狙わんとしているその男こそが己達の倒すべき最大の敵であることを改めて語るリハク。しかし、そのリハクの言葉に、トウは涙をこぼした。彼女がその心の内に思うものとは・・・

 南斗の都を目前に控えたケンシロウの耳に、けたたましい馬の嘶きが響いた。ケンシロウとラオウ。北斗の宿命に導かれた運命の二人が、遂にこの地で鉢あわせたのである。ユリアはこの俺が貰う!ラオウのその言葉は、もう既に自らが将の正体に気付いている事を意味していた。一人の女をめぐった、世紀末覇者と世紀末救世主の壮絶な争いが、今幕を開けようとしていた。

放映日:86年12月11日


[漫画版との違い]
・ケンとラオウが鉢合わせるシーン以外はほぼオリジナル&総集編
・北斗四兄弟の修行シーン追加

総集編詳細
・リュウケンが、ラオウとトキを崖下へ落とす試練を与えるシーン
・ラオウ、トキ、ジャギ、ケンが修行を行うシーン(今回のオリジナルカット)
・ケンとラオウが、虎を相手にした試験を受けるシーン
・伝承者がケンシロウに決まり、ジャザがその不満をラオウ達にぶつけるシーン
・ラオウvsリュウケン
・道を誤ったラオウの拳を封じるのが自分であることを、トキがラオウに思い出させるシーン
・トキvsラオウ最後の戦い



・修行シーン
少年時代のジャギを見ることの出来る唯一の回。性格が歪む前は才能豊かな男だったという触れ込みどおり、一応他の三人に遅れをとることなく、ちゃんと修行について言っている。しかし、別にジャギは好きでもなんでもないが、拳王様との組み手を行うシーンはハラハラするぞ。こいつ使えねーと思われてんじゃないかって。
しかしこの少年時代のジャギを見る限り、体系的にあまりパワー系に向いているとは思えない。どちらかというとスピード向き、もっと言えば南斗聖拳のほうがタイプ的にむいていそうな感じがする。あと性格も・・・


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