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[第41話]
北斗二千年の悲劇! 
拳王の足音が聞こえる!!

 花咲き乱れるマミヤの村の花壇。それに水をやるリンは、どこか気の抜けた表情をしていた。そのリン励まさんとするバットだったが、リンは別に落ち込んでいたわけではなかった。ケンと出会ったときのこと、そしてケンとの今までの旅路を思い出していたのだ。シンを倒したケンに待っていた、ユリアの死という現実。そしてマミヤやレイ達との出会い。数々の出来事が、ケン、そして自分達をも変えていったことを二人は共に思い出し続けた。

 バギーの整備へと向かったバットと、岩に腰掛けて休むリン。それぞれ別の場所で、二人はまたケンの事を思っていた。そして、散々マシンと格闘した結果、なんとかバットはバギーのエンジンを復活させることに成功。一方リンは、棒を使って地面に大きな絵を描くことで、独自のおまじないを開めた。おまじないでしかケンシロウを応援することの出来ない自分のケンの距離に、リンは寂しさを覚えるのだった。

 舞台はカサンドラ。自由を手に入れ、歓声を上げる囚人と兵士達。しかし、その歓喜の声は、ある男たちによって一瞬にして打ち消された。ケン達と共に戦おう。喜々とする広場を眺めながらそう決意するカサンドラ兵であったが、次の瞬間、男は何者かの手によって体を真っ二つにされていた。そしてその死体を広場のど真ん中へと落下させ、一気に囚人達に戦慄を走らせる男たち。彼等の姿を見た囚人や兵士達は、皆一様に恐怖に慄いた。彼等は、拳王の到来を予感させる拳王親衛隊と呼ばれる者達であった。
放映日:85年8月22日


[漫画版との違い]
・ザルカとカシムがカサンドラ兵を切り殺して広場へ落下させるシーン以外は、総集編ゆえすべてアニメオリジナル
・兵がザルカに切られたのは、原作では忠誠を誓うと言っていた時だが、アニメではケンと共に闘おうと決意していた時背後から。


総集編詳細
総集編である今回流されたシーン

・Z-666撃破シーン
・シン撃破シーン
・ユリア飛び降りシーン
・マミヤ登場シーン
・レイ登場シーン
・アイリのケープについてレイが語るシーン
・牙大王撃破シーン
・アイリの目を治してレイに七つの傷を見せるシーン
・ジャギが村人(兄貴の舎弟)を殺すシーン
・ジャギ撃破シーン
・トキが被爆するシーン
・カサンドラ処刑部隊撃破シーン
・ライガフウガ撃破シーン
・ウイグル撃破シーン


・二度目の総集編
17話に続いて二回目の総集編。今回はバットとリンの回想で名場面が流されていくわけですが、なぜ彼等が同行していないジャギ編のことを2人が知っているのか等疑問があります。それより天才を1シーンでも良いから登場させてやってくれ
・リンのおまじない
←リンがケンを想って地面に書いたモノ





うわー!
呪術だー!!!うわー!!!
・・・と思ったが、よく見たらケンシロウの顔じゃんこれ。なかなかうめーよお前


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