
水や食べ物を求めて旅を続けるキャラバン。その中の一人、ユウは、砂上でけたたましく吠え続けるぺルの姿を目撃した。ぺルが吠える方角にに、ユウが見つけたもの、それは、砂の中に埋もれたリンの姿であった、ユウの必死の呼びかけに、昏睡状態のリンは微かに反応するが・・・
木人形狩り隊のハブとギュウキは、ゴビアの街にある酒場で早速木人形狩りを開始した。ギュウキとの力比べに勝てば、一ヶ月分の食料をやろう。そう客にもちかけ、木人形となるべき獲物を探すハブ。とその時、ハブの目が一人の男を捉えた。それは、奧のテーブルに一人で座っていた男、ケンシロウであった。ハブの勧誘を受けたケンは、それをあっさりと承諾。しかし、ケンが要求したのは、食料ではなく、彼等木人形狩り隊の命であった。
痛みに泣き叫ぶギュウキを棒で殴り倒したハブは、今度はケンの敏捷性を確かめるため、長い棒を使って襲いかかってきた。トキによって常人の数倍の跳躍力を得たというハブは、野猿牙殺拳にて室内を飛び回り、ケンに襲い掛かろうとする。しかしそのスピードでもケンの動体視力から逃れるには至らなかった。死角から攻撃したつもりが、見事に裏拳でのカウンターをとられ、吹っ飛ばされるハブ。怒ったハブは木人形として捕らえることを諦め、この場でケンを殺すことに決定。長棍を使い、闘いにおいて死角となる敵の頭上をとったハブは勝利を確信する。だが、いざ飛びかかろうとしてもハブの手は棒からはなれようとはしなかった。既にケンは秘孔を突き、ハブの手の自由を奪っていたのである。逆に木人形状態と化してしまったハブは、石柱にぶつけられるなどして徹底的に痛めつけられた後、己が闘っていた相手が北斗神拳伝承者ケンシロウであることを教えられたのであった。
槍を折られ焦るゴウムに槍を向けてきたは、己の部下達であった。秘孔 甲不を突かれた部下達は、その目にゴウムしか映らない状態になっていたのだ。ならばと得意のダッシュを使って逃げようとするゴウムだったが、その足はまるで前には進んではくれなかった。彼のダッシュ力は、ケンの秘孔によって、常人の百分の一にされてしまっていたのである。ノロノロと逃げるゴウムに歩いて追いついた部下達は、その切先をゴウムに刺突。そして最後に待っていたのは、やはり秘孔による爆死であった。| [漫画版との違い] ・ユウがリンを発見して救助し、そのままリンが移民に加わるイベント追加 ・ハブたちが行っている街が「ゴビアの街」と命名 ・木人形(ボクサー)を連れてきたのは原作ではハブだが、アニメではゴウム ・ボクサーが最初に放ったパンチでアミバのイスを破壊(原作はイスから遠い) ・原作でギュウキとの腕相撲に負けた「かつてプロレスラーを絞め殺したことがある奴」は登場せず ・ギュウキに対して「さあ来い、ハゲ」が「きな、ウミボウズ」に変更 ・ゴウム&ゴウムの部隊との戦闘追加 ・バットが骨占いでリンを探すシーン追加 |
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