
リーダーを倒せばなんとかなる、そう思ったコウは、隠し持っていたナイフを投擲。ナイフは見事にケマダの眉間へと突き刺さったが、とても致命傷にはならなかった。逆にケマダの怒りを買ってしまったコウは・・・
コウが持っていた小袋の中には、野苺が入っていた。コウはマミヤの誕生日のケーキに乗せるための野苺を摘みに、村の外に出たのだった。リンはコウの意志を継ぎ、野苺をケーキに乗せ、マミヤのためにバースデーソングを歌うのだった
牙一族の一団が巣を張る場所に訪れたケンは、秘孔 新伏免などで見張り達を倒し、本体に接近。しかしそこで見たのは、いち早く牙一族達を殲滅しに来たレイの姿であった。レイもケンと同じくマミヤの涙に撃たれ、コウの復讐を遂げに来たのだ。お互い女の涙には弱いらしい。敵に取り囲まれているにもかかわらず、そう言って苦笑する二人に、ケマダの怒りは最高潮に達した。牙一族は、中国拳法象形拳の流れを組む華山群狼拳にて攻撃を開始。大きな男の背に小柄な者が潜むという二重攻撃、上下から4人ずつ同時にとびかかるという八方攻撃を駆使して奮闘するが、二人のコンビネーションの前には全てが無駄な徒労であった。
ケンに血染めのケープのいわくを問われたレイは、ゆっくりと事情を話し始めた。このケープは、レイの妹アイリが結婚式につけるはずのものであった。しかし、式の前日の晩に突然押し掛けた盗賊達によって両親は殺害、アイリは拉致されてしまったのだという。死に間際に父親が残した「七つの傷の男」に復讐の炎を燃やしつつ、生きているかも解らない妹アイリを捜しているのだ、とレイは話した。| [漫画版との違い] ・長老がマミヤの誕生日のためにケーキを焼くシーン追加 ・マミヤがコウを探し回るシーン追加 ・コウの村を出た理由は、原作では「隣のオアシスへ食料交換」だったが、アニメでは「野苺を摘みにいくため」 ・マミヤのために野苺をとりにいったコウが、ケマダ達に捕まるシーン追加 ・コウが取ってきた野苺をケーキに乗せながらリンがハッピーバースデートューユーを歌うシーン追加 ・誕生日は原作ではコウだったが、アニメではマミヤに ・千手懐拳が、原作では残り5秒だが、アニメでは残り7秒に ・ケマダ倒後、リンとバットがバギーで駆けつけては来るシーン削除 ・レイもペンダントを奪い返しに行ったことを、アニメではケンが話さない |
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