北斗マンホール第2弾(2)

2023年12月8日


マンホールレポ、後編です。


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武論尊先生にお会いするどころかサインまで頂き、これにて本日のメインイベントは終了……といったところだが、まだまだ本番はこれから。



この後、午後二時より佐久市内の各所にマンホールの設置作業が始まるとのこと。

ならそれ全部廻らねえと帰れないだろ。








こちらが簡単な配置マップ。

ちょっと北斗七星と呼ぶには苦しいが、そこは大目に見て頂きたい。


第一弾は3分で全て廻れるイージーモードだったが、今回の第二弾は市内広域に渡って設置される。駅前のラオウ様をスタート&ゴール地点とし、北斗七星を全てを廻ると40km以上の距離になるのだ。


距離的にはスポーツ自転車で廻るのが丁度良い感じだが、どうやら佐久市にはレンタサイクル店が無いらしい。なので今回はレンタカーで廻る事とした。思ったよりクソ寒かったので良い判断だったと思う。








設置されるまでまだ時間があるので、まずは昼食。

車で向かったのは「麺や天鳳」さん。

北斗みの強い店名という基準で選んだのだが、世間一般的にはむしろ麻雀だよなと後で気が付いた。








注文は味噌。

佐久には安養寺味噌ある名物があり、その味噌を使った「安養寺ラーメン」が有名なのだという。味噌ラーメン好きとして食わない選択肢は無い。

太めの縮れ麺を使用。具も種類が多く、スープは色々混ぜ込んでそうな複雑な味でとても美味しゅうございました。









少し周辺をドライブした後、まずは「道の駅ヘルシーテラス佐久南」へ。

七星の位置としては、後から3番目にあたる。


何故そんな中途半端な所からスタートしたのかというと、マンホールの設置は2班で行うと発表されており、それぞれが南東側の4枚、南西側の3枚を担当する場合、駅から最も近いここが最初の設置ポイントである可能性大と推測したからだ。







買物しながら職員さんたちの到着を待ちつつ、ついでに無料配布されているマンホールカードを頂いた。


マンホールカードとは、日本全国にあるご当地マンホールの写真をカード化したもの。設置されている場所や、そのデザインに到った経緯等が書いてあり、その種類の豊富さからコレクション欲をそそられる人も多いらしい。

実際私はこの日「マンホールカード♪マンホールカード♪」と口ずさみながら入店する少女を目撃している。嘘みたいだが本当の話だ。


市内で配布されているカードは、ここのラオウ様の他に、次に行く予定の「道の駅 ほっとぱ〜く浅科」のジャギ、佐久平駅内の「プラザ佐久」のケンシロウの3種が発行されている。一応コンプしておいた。







そうこうしている内に、職員さんが到着。
代車で運ばれてきたジャギマンホールが、設置台の上に乗せられる。

今回の北斗マンホールは、地面に嵌めずに展示する形式のが幾つかあるらしい。

カードになったり、ピンバッジになったり、台座に飾られたり、釈由美子に投げられたり、近年のマンホールの地位向上は凄まじいものがあるね。







というわけでパシャリ。
まずは一枚目「ジャギ」をゲット。



設置当日にこんなもん巡ってる奇人は俺だけだろうと思っていたのだが、気付けばもう一人、熱心にシャッターを切るお兄さんが。何やらベテランの風格を感じる。


話を聞くと、どうやら北斗ファンではなく、マンホールマニアの方らしい。
そんなマニアいるのか……すげえな。


写真を撮り終えたマンマニさんは、バイクに乗って次の設置場所に向う市の車をピッタリとマークしながら走り去っていった。

ガチすぎるやろ。これは敵わん。









つぎに目指すは、西へ4キロほどのところにある「道の駅 ほっとぱ〜く・浅科」


先程の「ヘルシーテラス佐久南」と比べると小規模な道の駅だが、浅間山を眺めながらくつろげるのどかな場所で、ゆったりしたい人にはオススメ。せっせと働く全自動芝刈り機くんがいい味を出してる。



マンホールの設置場所は、ここから100m程離れた歩道らしいので、道の駅に車を停めて徒歩で移動。






現場では今まさにマンホールの取り換え作業が行われている最中であった。
これは貴重な瞬間だ。


もちろんそこには先着して熱心にシャッターをきるマンマニさん……と、もう一人、撮影に勤しむ女性の姿が。


マンマニさん増えたー!!








二枚目「サウザー」ゲット。
マンマニーズはおそらく名前すら知らぬことだろう。


なお設置場所は、潰れたガソリンスタンドくらいしか近くに無い寂しい所であった。先程のジャギと比べるとえらい差だ。御大のお気に入りキャラか否かで扱いが変わっている気がする。









お次は更に西へと進み「望月歴史民族資料館」へ。


かつて存在した望月町(2005年に佐久市が吸収)の歴史・文化が学べる施設で、ここの建物の前に設置されているという。

ビックリするほど北斗と無縁だが、こんな所に置いて大丈夫なのだろうか。少し心配になる。




先着済マンマニーズは既に撮影を終え、同じ趣味を持つ者として連絡交換をされておられた。ロマンスの予感。








3枚目、「ラオウ&黒王」ゲット。

よく考えたら着ていたスカジャンの刺繍と同じ絵柄だったわ。並べて写真を撮れば良かった。






これが北斗七星でいう七つ目の星にあたるポイントだったので、来た道を引き返し、再び市街地へ。






やってきたのは「野沢商店街」


うーむ、寂しい。
俗にいうシャッター商店街だ。
田舎道よりも逆にわびしさを感じる。







そんな所にあえての「ケンシロウ」っていうのがまたなんか、深いね。








近くにある「新海たいやき」で糖分補給。

塩っけが甘みを際立たせた絶品。たいやきには五月蠅いと自負しているが、これは相当美味かった。オススメ。マンホール巡りをされる方は是非食べて欲しい。


ちなみにこの店名の「新海」は、おそらく市内にある「新海三社神社」から取っていると思われ、これは佐久市出身の新海誠監督の名の由来でもあると言われている。先の神社が「君の名は」のモデルになっている場所だからだ。

まあ俺はすずめの戸締まり派だが。









次はここから1キロも離れていないユリアの所へ。
ケンシロウとユリアをヒタヒタにくっつけたのも意図的なものだろうか。


「サングリモ中込」なるコミュニティセンター前の歩道で発見。









5枚目、「ユリア」をゲット。


いやしかし、こんな切ないシーンを切り取ったマンホールある?時代のために犠牲になろうとしてる場面て。しかもそれがコミュニティーセンターの前て。なかなかイカれたセンスしてやがるぜ。







6つ目は、北斗七星の星列で1番目にあたるポイント「五稜郭であいの館」へ。

最初のジャギと同様、施設の中に飾られているらしい。







到着したが……んん……?

なんか、気配が……

嫌な予感がする……








あー……



調べてみると、16時が閉館時間らしい。
まさかそんな早いとは思わないじゃん。
香川のうどん屋やないねんから。


しかし距離や順序を考えると、今日ここにマンホールが設置されたのはおよそ15時頃だと考えられる。つまり今日公開されていたのは約1時間程だったということだ。

なら少しくらい閉館遅らせるとか……

無理?無理か。無理だよね。








それでもなんとか裏技を駆使して、ほぼ正面からの撮影に成功。
どんな方法だったかは想像にお任せする。


今後マンホールを巡ろうと思っておられる方は、ここの閉館時間を頭に入れて移動ルートを考えたほうが良いですね。











北斗七星最後の一つは、「稲荷山公園」の近くにある歩道。


千曲川の川沿いなのは、激流を制するは静水の人だからだろうか。









というわけで七つ目「トキ」ゲット!!

場面チョイス的には一番好きかも!







これで北斗七星は完成。
残るはシークレットの御帰天ラオウ様のみ。






午前中にセレモニーが行われていた「佐久平サンスクエア」へ。

ああ〜いいですね。
イルミネーションが煌びやかですね。

華やかだし、賑やかだし、駅近だし、24時間見れるし、設置場所としてはここが一番良いと思う。やはり、優遇されている。









ラスト8枚目「ラオウ」ゲット!


これにてマンホール第2弾コンプ達成!


おそらくマンマニさんには先んじられているだろうが、「北斗ファンとしては」第一号だろう。


そういえば男マンマニさんは最初にこれをチェックしてからスタートされたらしいが、そいつぁやっぱり違うんよ。このマンホールはラストじゃないと駄目なんよ。だからまあ、俺の勝ちみたいなところあるよね。うん。







だがこれで終わりではない。


実は佐久市すらも把握していない、9つ目のマンホールが存在したんですよ。








場所はここ。

北斗七星の6つ目の星に近い場所。



そう、死兆星にあたるポイントだ。








周囲に田んぼに囲まれた、人通りのほとんどない歩道でひっそりと輝く蒼星。


死を司る、幻の第九の北斗マンホール。


それがこれだッッ!!

















自作!!





カイオウは何もないところに自分が立つことで"死兆星を生み出した"

同じく、俺もまた何もない所に自作マンホールを置いて"死兆星を生み出した"

このこだわりは評価されてもいいと思う。
スベってるとか言わないで欲しい。







ていうか今更ながら思ったよ。

これにサインもらえば良かったじゃん。

ぶーさんなら絶対笑ってくれたよ。













最後に、4年前もやったラオウ様マンホール(第一弾)を清掃

たっぷり20分ほど拭き拭きしたが、寒いし暗いしであまり捗らなかった。今度来るときはブロワー持参しよう。





これにて、全てのミッションが終了。
昨日の大原画展と合わせ、実に満足度の高い北斗2デイズとなりました。


4年前に初めて佐久市を訪れた時は、行きに乗った深夜バスで隣のジジイに酢イカを食まれ、臭いでほぼ寝れず、体調最悪の状態だったんですよね。そこから駅前のマンホールをチョチョイと見て、ラッピングバスを見て、飯も食わずに離れたので、あまりいい思い出を残せなかったんすよ。

それに対して今回は、ジャギ胸像も見れて、武論尊先生に会えて、サインまで貰えて、マンホールも巡れて、ご当地ラーメンも食えて、もう最高でした。完全なるリベンジ達成です。ありがとうございます。

ていうかマンホール巡りが思った以上に楽しかった。指定されたポイントに次々行くというのが、幼き頃に参加したオリエンテーリングを思い出して凄くワクワクしたよね。機会があれば皆さんも是非やってもらいたい。


以上!!お疲れさまでした!!



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