北斗マンホール第2弾(1)

2023年12月8日








10月29日、長野県佐久市にて

『北斗の拳デザインマンホール第2弾 お披露目式』

が行われました。



改めて説明するまでもないが、佐久市は武論尊先生の出身地

バルーンやラッピングバス、飲食店とコラボしてのスタンプラリーや、地元企業制作の北斗グッズ販売など、ありとあらゆる北斗の拳コラボ事業を展開してきた街としても知られている。

そして北斗40周年を記念し、4年前の第1弾に続く「北斗の拳マンホール(第2弾)」の制作が決定。この日はそのお披露目式と、設置作業が行われるとのことで、大原画展から足を延ばす形で私も参戦させて頂いた。


もちろん目当ては、式典に参加される武論尊先生だ。







果たして、神と会うことは出来たのか。


以下そのレポとなります。







2023年10月29日
東京からJR北陸新幹線に乗り、午前10時過ぎに佐久平駅に到着。


セレモニー開始の11時まで少し時間があるので、まずはこちらを拝観。









佐久平駅名物
『ジャギ胸像』



先日の記事でも紹介させていただいた、北斗40周年を記念して制作された佐久市の新たなシンボルだ。約1ヵ月半前にお披露目され、現在は佐久平駅のコンコースにて存在感を放ちまくっている。


SpiceSeedが原型を担当し、市内の自動車部品製造会社が制作。制作期間はおよそ2カ月、制作費は200万円だそうな。



大原画展でも様々なオブジェを堪能させて頂いたが、やはりミスミ墓や聖帝玉座同様、「実際に原作に登場したモノ」というのは感動の大きさが違うね。

特にこのジャギ胸像は、『Jump Force』のワールド内にも展示されていた、まさに「北斗の拳を代表するオブジェ」。感動もひとしおだ。

そういや雪像作ったりもしたなあ。










なんてぇ貌してやがる……


溢るるケンシロウへの怒りがひしひしと伝わってくる。
子供泣くでこんなん。









七つの傷は結構浅め。

たしかに原作を見てもジャギの傷って「穴」が確認できないんですよね。ケンと比べるとかなり浅い傷であることは間違いない。

まあ恨みを持った相手からの容赦ないブスリと、セルフブスリでは、これくらい差が出るのも仕方ないよね。痛いもん。そりゃ躊躇しますって。像の制作者もその辺りの心情をよく理解してはる。









ちなみに設置場所はこんな所。

改札を通らねば間近で見れないが、駅員さんに言えばタダで通してもらえるらしい。粋だね。






それでは、折角なのでここでもちょっと遊ばせていただく。


まずはこのボードを置いてジャギ像とのツーショット写真を狙う。







やっぱりジャギ胸像と言えばこの人でしょ


本当言うとボードではなく立体で再現して持ってきたかったのだが、旅行中に生首持ち歩くの邪魔だし、ノコギリなんか完全アウトなので断念した。


ちなみに台詞が英語なのは、フルカラー版の書籍でジャギ編までいってるのは英語版だけだからだ。





自撮り棒を伸ばして……

ジャギの肩越しに顔が入るように調整して……

通行人の冷たい視線に臆することなく……


ハイチーズ!







小っさ


うーむ……やはりA4サイズでは駄目か。
これはちょっと失敗だなあ。







では次。こちらが本命。







このシーンを実物の像を使って再現したいと思います。







背景だけ切り抜いたボードを設置して……

原作と同じアングルに合わせて……

どうだっ!!








良いんじゃない!?


手前と奥でピントが違うからもっとボケると思ったけど、意外と違和感なく撮れてる!構図もほぼ原作と同じだし、これは中々のクオリティですよ!やったね!


もう必死で、地面スレスレのローアングルでスマホ構えてたからね。完全に変質者よ。女性通りかかったら逮捕まであったよ。駅員さん見ないふりしてくれてありがとう!








もう一つ何かやるとすれば、ジャギ外伝に出てきた像の製作者のコスプレだったが、経費がかかる上にニッチすぎるということで廃案と致しました。










式典開始の時間が迫ってきたので、会場に向け移動開始。駅から徒歩8分の距離。

長野は意外と暖かいと聞いていたのだが、超寒かった。めっちゃ色付いてたし。










会場である「佐久平サンスクエア」の屋根付広場に到着。
※写真は市のホームページより


既にまあまあの人数が集まっていたが、ちゃんとした式典ということで、半数以上がスーツに身を包んだ大人たち。

そんな中にゴリゴリのオタクファッションで特攻し、2列目の良い席に陣取る一人の男。それが俺。





そして午前11時。

式典の開始と共に、遂にその時が訪れた。









武論尊先生登場!!!!



遂に……神が我が眼前に……



なんか、軽々しく「神」という言葉を使っているように思われるかもしれないが、ハッキリ言って武論尊&原哲夫の両先生は、私にとってガチの神なんですよね。「好きな漫画の作者」というだけではないんですよ。彼らが生み出した作品によって、私の人生は大幅に狂わされたわけですから。影響が大きすぎるのよ。

そういう人は他にもいるだろうが、私の場合は30年以上ずっと北斗の拳と共に歩んでいるので、費やした時間が尋常じゃないんですよね。もし北斗の拳が存在していなかったら、私の人生は全く別のものになっていたわけですよ。

これほど人生を左右させた人物は、もうなんですよね。

ただ与えられた影響が必ずしも良い事とは言い切れない所もまたなんですよね。

罪深い御方ですよまったく。









気付いたらニット帽かぶっていらした。
かわいい。


どうやら少し風邪気味であられたとのこと。にも関わらず、こんな寒くて風の強い日の屋外イベントに出席して頂いたとは。本当に頭が下がる。








「こんなことになりまして「おまえはどこまで佐久市が好きなんだ」「おまえ佐久市を乗っ取るつもりか?」と言われたんですけど、そんなつもりは全く御座いません」

と、ユーモアを交えたスピーチで会場を沸かせる武論尊先生。

ついこないだもジャギ像の式典をやったばかりなので、流石に多いだろうとご本人も思ってらっしゃるんですかね。それを自虐的に笑いに変えるという懐の深さよ。









式典は進み、いよいよマンホールの除幕式。


白幕の下からは、先に公開されていた7枚に加え、何やら意味深なダークマターが姿を現した。

どうやらサプライズで用意された8枚目のマンホールのようだ。式典の行われているこの場所の近くに設置されるらしい。








先生と佐久市長の2人の手によって、シークレットである昇天ラオウ様がはめ込まれる。

通常の7枚の中にもラオウ様は居るので、これで2枚目。いや第一弾と合わせると3枚目だ。やはり先生の推しキャラは扱いからして違う。



しかし、マンホールが8枚……?

北斗七星じゃなくなるが、いいのか?
位置的に死兆星でも北極星でもないし。


……まあこの際細かい事はいいか。








こうして式典は終了。

たった15分ほどのセレモニーであったが、大変に充実した時を過ごすことが出来た。恋する乙女の目でずっと御大を見ていただけですが。



ちなみに、これまで原哲夫先生はいくさの子のサイン会で、神谷明さんとはパチ屋の営業で、山寺宏一さんには中学生時代にラジオ番組への電話出演で接触を果たしている(?)ので、今回の武論尊先生によって原作の両巨頭と、アニメの中の人の両巨頭のコンプ達成となりました。コンプの概念が乱れる。



さて、後はお帰りになる先生をお見送りして……







……と思っていたら

なんと即席のサイン会が始まった。


マジか!!


風邪気味で体調も優れないのに、こんな風強い中、嫌な顔一つせず一人一人にサインを書かれていく御大。流石や……




こうなったら私も頂くしかないわけだが、一つ困ったことがある。

このような展開を全く想像していなかったので、色紙はおろか、サインを書いてもらえるようなアイテムを何一つ所持していないのだ。どうしよう。





ただ一つ、あるにはある。

昨日の大原画展で購入した……






このユダTだ。


衣類はほぼ全スルーした中、お気に入りのこの究極版ユダTだけを購入し、早速この日着用していたのだ。

これなら色も明るいので、背中にサインを書いてもらうことは可能……!!




だが!違う!
ユダじゃないんだ!


武論尊先生といえば
ラオウ
ジャギだろうが!




もしこのTシャツのデザインを御大に見られたら「コイツ俺の好きなキャラを把握せずにユダ着て来てるやん」と思われるかもしれない。いや、勿論そんなことは無いだろうが、なんというか、俺のプライドが許さない。




だが……しかし……


背に腹は変えられぬ……





正面のデザインは見せないようにして……


背中に!一筆!お願いします!










あああああああああ!!!!

ありがとう!!!!!
ございます!!!!!













家宝がまた一つ増えました。





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