北斗リバイブレビュー(4)

2019年10月26日


今回はリバイブに登場する奥義のご紹介。
こじらせたファンなのでほぼ原作非登場の奥義のみ取り扱っております。

誰が興味あるんだ?






●南斗凄気網波(レイ)



レイの必殺技(※必殺技…弱奥義)
初登場がAC格ゲーだからもう結構古株ね。15年か。


作品によって描かれ方が違う奥義もあるけど、この技は無双やオンラインに移っても「がむしゃらに引っ掻く」というスタイルは継続され、今回もそのまんま採用された。かなり浸透してきたってことなのかな。

にしても飛燕流舞や飛翔白麗といった原作奥義を差し置いて枠を勝ち取ったのは凄いなあ。




●断己相殺拳(レイ)



原作で謎だった奥義もチェックするよ。
その中でも代表格と言えるのがこの断己相殺拳。

今回は「着地際に強烈な斬撃で切り裂く」という形になった。これまでに登場した中ではオンライン版と似ているが、リバイブのが外→内なの対し、オンラインは内→外に振りぬいているので微妙に違うんだなあ。




●南斗迫破斬(シン)



シンの必殺。下方からの爪撃。


こちらもAC版からの輸入。製作が同じセガだけあって、モーションや斬撃の軌道、闘気の色なんかもそのまま流用されています。

爆笑しながら相手の懐に飛び込む様がシュール。







●伝衝裂波(ユダ)



アニメ奥義がどんどん淘汰されていく中でもしぶとく生き残り続ける伝衝裂波パイセン流石です!ケンシロウのオキニ奥義だけありますね!

真空波を飛ばすというだけでなく、ちゃんと地面を走っている感じのエフェクトになっている所に好感が持てる。ただ遠距離技なのが長所なのに、わざわざ敵の眼前まで飛び出てくるのは変だね。

中尾ボイスでの「切〜れ〜ろ切れろ!!」は最高。




●血粧嘴(ユダ)



セガだし、AC版と同じようなサイコクラッシャーになるんだろうな〜と思っていたら、全然違った。ブレてるんじゃないわよ!

ラオウ外伝で見せた爪撃連打での真空波飛ばし(ラオウ様曰く小鳥の囀り)から、最後に鳥型の闘気をペェーンと飛ばして〆。まあスタイリッシュではあるけど、原作でもレイの間合いまで近付いてから繰り出してたわけで、そう考えると近接攻撃のほうが理に適ってると思うんだけどなあ。遠距離じゃ返り血も浴びれないしね。




●北斗円舞旋掌(コウリュウ)



コウリュウの必殺技。
輪状の闘気を飛ばして攻撃し、続けざまに渾身の一撃を叩き込むという二段攻撃。

「覇王乱舞」に初登場し、「激打MAX」からコウリュウの奥義となり、今回もその設定が受け継がれた形。技のモーションも解説文の通りに再現されているのが嬉しいね。

あ、原作を探してもこれに該当するシーンは全く有りませんのでお気をつけて。




●七星抹殺(コウリュウ)



この奥義がモーション付きで表現されたのって史上初なんですよ。そもそもコウリュウ自体がレアキャラだからなあ。

技の形は、胸の前で両掌を重ね、それを突き出して敵を吹っ飛ばすという感じ。放つ前に闘気を込めているので、発勁のような技なのかもしれない。


「相討ちの拳」であることから、使用すると自分もダメージを食らうという設定になっている。更にこの技でバトルに勝利したときは、同門のハゲを髣髴とさせる「心臓痛くて苦しいです」的なポーズをしてくれる。芸が細かいぜ。






●北斗円舞鎧掌(リュウケン)



リュウケンの必殺。二体の分身と共に、輪状の闘気を相手に叩き込む技。解説文によると、身体の内部から破壊する奥義らしい。ライト版七星点心みたいな感じ。

これはリバイブオリジナル奥義。奥義名からして、コウリュウの円舞旋掌に合わせて創作した感が強いですね。どちらも闘気がリング状になっているのが兄弟弟子っぽさが出てて良い。流石は竜虎と並び称された二人だけある。




●雷神拳(ライガ)/風神拳(フウガ)



二神風雷拳のソロ版。
同じ血、同じ筋肉、同じ想念、同じ感性を持つ二身一体の者のみが修得できる拳とは何だったのか。ひとりでできるもん!


本来ならライガとフウガを繋ぐように張る鋼線を、一人の右手と左手の間に張り、二神同様に相手の横を駆け抜けて切断する。パっと見た限りではかなり非合理的な技に感じるが、糸がかなりしなっているので、おそらく相手に糸を引っ掛け、敵の体重を利用してテンションをかけることで切断する技なのだろう。そう考えると急に強そうに思えて来た。

しかしその…二神風雷拳は、両者の間を死出の門と見立て、その両脇に立っているからこそ「雷神」「風神」とされているわけで、それを個々が行うとなっちゃうともう雷神風神要素はゼロだよなあ。

ちなみにチーム内にライガとフウガが二人揃っているときに使うと、二神風雷拳になる。普通にプレイしてたら殆ど見る機会が無いレア技。




●双雷掌(ライガ)/双風掌(フウガ)



ライガとフウガの必殺。強烈なタックルをかました後、双掌打を放つ。

なんで獄長の技とちょっとカブってんねん。
カサンドラは体当たり集団か。日大か。

ていうか順番逆じゃない?普通双掌打のあとに体当たりじゃない?体当たりで敵を吹っ飛ばせられてない時点で威力弱くないですか?




●天狼剛氷拳(リュウガ)




ジュウザ外伝に登場した天狼剛氷拳がまさかの映像化!



氷を飛ばして攻撃するという、もはや「速さ故に冷気を感じる」という設定を大きく飛び越えた技なだけに黒歴史扱いにされているのかと思っていたのだが、ここにきてまさかの選出。スタッフに相当な変態がいるようだな。

漫画では冷気を飛ばすだけだったが、本作ではそこから更に昇竜拳みたいなのも追加されている。




●天狼凍牙拳(リュウガ)



原作でケンシロウにあっさりガードされてた奥義が最強技か……

本作では、凍牙拳を連続で繰り出した後、トドメに両手を突き出しての突進というスタイル。原作とラオウ外伝のミックスってところかしら。


構図もところどころ外伝を参考にしてるっぽいとこあるんですよね。






●南斗比翼拳(ダガール)



ダガールの必殺。ラオウ外伝で名前が付けられたダガールの拳法ですね。ただ他のキャラの技が全部「技名」なのに、これだけ「拳法名」なのは違和感があるなあ。もしかして比翼拳って技なのか?

何度か斬撃を繰り出した後に腕を開いて左右に切り裂く技になっているのだが、漫画では腕を開いた状態から放っているので、振りぬく方向が逆な気もする。




●南斗比翼裂斬(ダガール)



ダガールの奥義。「比翼拳の奥義」が「比翼裂斬」だと強弱がおかしくなるので、やっぱり比翼拳は拳法じゃなくて技なのかなぁ。




頭上で交差させた腕を極星十字拳のように振りぬき、×字型の真空波を飛ばして攻撃。更に上空から急襲し、両手刀での斬撃で相手を切り裂く、という技。

正直、ダガール如きの奥義にするには見栄えが良すぎると思う。おまえはPS版みたいにクルクルしとけばいいんだよ。



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