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蒼天の拳リジェネシス
第9話
2018年7月28日(土)


漫画蒼天リジェ9話感想です。




コール大佐に続き現れた謎の刺客三人組。

彼らの発破によってオランダ軍基地は崩壊。
そして脱出を図るヤサカとエリカの前に、その三人が立ちはだかる。


さあ、いよいよヤサカの出番ですよ!
第8話までで既に解説役としての足場を固めつつあるヤサカだが、果たしてここからバトル面での見せ場は訪れるのか!?あんまり分を超えた活躍をするとそれはそれで死亡フラグだけども!


かつてヤサカが使用した西斗月拳の秘奥義「相雷拳」は、拳を背の後ろに隠すことで攻撃の出所を解らなくするという、秘奥義と呼ぶにはしょっぱい技であった。

しかしあれから8年!作中では1年くらい!
西斗月拳も進化する!



もはや背に隠すまでも無く、フワァと両手を消失させたヤサカは、そのまま刺客達と交錯。動きの止まる三人。次の瞬間、彼らの眼前に小さなホワイトホールが現れ、そこから飛び出した巨大な拳が三人の顔面を貫く!!それにタイミングを合わせるかのように、彼らは頭部を激しく破裂させ、その場に崩れ落ちた。

彼らが見たのは幻影ヤサカの拳が消失したことで、いつ、どこの秘孔を突かれたのかも解らなかった三人は、代わりに本来存在しないはずの拳を目にし、そして殺された。つまりこれは、「秘孔を突かれていないのに秘孔で爆死する」という矛盾を抱えてしまった脳が、事象との整合性をとるため、己が今から爆死するための「理由」として、頭部を拳に貫かれるという幻影を見せたのであろう。

しらんけど。




しかし相手がショボかったとはいえ、これは中々の威力!
間違いなくヤサカも、西斗月拳も強くなっている!


コール大佐の背景にある天斗にビビりまくっていたのでで心配しておりましたが、これなら今後の戦闘にも十分戦力として期待できるな!!




……と思いきや、ここでヤサカのターンは終了。

拳志郎達が駆けつけると同時に、突如意識を失って昏倒するヤサカ。
三人組から受けた剣による不意打ちで、彼の身体は毒に侵されていたのだった。


えっ?北斗宗家の血を引いてるのに毒効くの?

うん、まあでもよく考えたらカイオウも毒への抵抗力はあんまり無かったよね。ケンシロウが生まれつきそうであることから、北斗宗家の血は無条件で毒への抵抗力が強いものだと思っていましたけど、どうやら個人差は結構大きいらしい。まあ一族の中で適切な配合を繰り返してきたであろう北斗宗家に対し、西斗は歴史の闇でひっそり受け継がれてきたわけだから、その中でシュケンの血も相当薄まっちゃってんのかなぁ。









ところ変わって近隣の村の酒場。
楽しく酒を酌み交わす客たちの横を、6Lサイズの西瓜が2玉通り抜ける。



彼女の名はマンディ。

どうやらこの店のママさんであるらしい。
ちなみにインドネシアでマンディは「水浴び」という意味だそうです。



なにやら大切そうな箱を抱えながら、店の奥へ、そしてその先の隠し扉へと入っていくマンディママ。

コール大佐が死んだ直後に現れた、あからさまに怪しく、そしてキャラ立ちした彼女。もしかして次なる天斗の拳士とはこのもぎたて果実なのか……!?






と思いきや、彼女はハルトの味方。

いや、この国を守るためにオランダ軍の圧政に抵抗する地下組織、インドネシア人民解放軍の一員として活動する名ドクターであった。


褐色爆乳ドクター……こ、こいつはたまらねえぜ。
どこぞやの無免許医師とは大違いだぜ。




彼女が後生大事に運んできたのは、ドイツ シーメンス社製の最新型顕微鏡。ヤサカを治すには、身体を侵している毒の正体を突き止めるより他に無いため、わざわざ手に入れてきてくれたのである。

しかもその腕は本場オランダ仕込みということで、ハルトから絶大な信頼を得るドクター・マンディ。が、顕微鏡を覗く彼女が口にしたのは「無理ね」という無慈悲なる一言であった。ヤサカの体内に入ったのは、今まで見たこともない新種の毒。その正体がわからない限り、どんな名医であろうとも解毒は不可能であった。

マンディによると、この毒はオランダ軍が独自に開発したものだろうとのこと。もしかしてそれが精製される過程にはコール大佐の研究も一役買っているのか……?死してもなおその研究は軍の為に活かされるという点でも、ア○バに近しいものを感じますなぁ……。




ヤサカが傷を負ったのも、そもそもはエリカを庇っての事。
しかし、そんな命の恩人が死の淵に立っている状況であるにもかかわらず、エリカ様は「私……別に心配なんて……」と冷ややかな態度でその場を後にした。

まあ九分九厘これはツンデレなのだが、しかし彼女がここにきてまでツンを見せる意味とはなんなのか。もちろんその最大の要因は、ヤサカによる「飛燕殺し」にあることは間違いない。しかしヤサカとエリカの間には、それ以上の何かがあったのだという。

人間が己の過ちに気付いたとき、人はそれに背を向けて生きるか、自責の念に耐え切れずに自ら命を絶つ。

しかしヤサカが選んだのは、そのどちらでもなかった。

永劫の悔恨をその一身に受け、地獄を生きる贖罪の茨の道。

インドネシアに来る直前、ヤサカとエリカの間になにがあったのか―――――



といったところで今月は終了。



今月はちょっと短かったこともあり、あまり話に進展はありませんでした。

予想してた今後の展開としては、ヤサカがエリカを奪われるヘマやらかして二人が救出に動くって感じだったんですが、まさかのヤサカ救命展開というね。どっちに転んでもヤサカ復権ならず。残念。

新キャラのマンディママは、今のところ何の変哲も無い爆裂ドスケベボディの女医さんでしかありませんが、それにしてはキャラが濃すぎる感じもしますね。なのでもう一歩話に踏み込んでくる可能性もあるかな?オランダ本国で研究してたって所も少し怪しいので、天斗のスパイ説も捨てきれないかも。

あとはヤサカが選んだ「贖罪の茨の道」とは何か……。単に飛燕の遺志を継いでエリカを護るってだけではこんな言い方はしないのと思うので、その誓いを遵守するために何か大きな枷をつけたってことなんですかね。拳志郎が施設から脱出したときに「エリカに傷はねえだろうな」と確認している点から考えると、エリカが傷ひとつ負うたびにヤサカがその百倍の傷を自らにつける的な誓約をかわしたのかもしれない。何の生産性もないけどな!



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