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俺と激打 2011/2/20(日)
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先日、激打2 奥義SS紹介という今更企画をやりましたが、何故これをしようと思ったのかの経緯について少々。



作中で199X年と謳っているにも関わらず90年代は北斗にとって不遇の時代でした。
嘔吐しそうになるレベルのクソゲー
眩暈を起こしそうになる出来の実写版といった
人糞が如き作品群・・・


しかし2000年代に入ると、蒼天の拳の連載開始やパンチマニアの出現、
そしてパチスロの大ヒットによって北斗の拳は新時代を迎えることができました。
その中でもブームの先駆けとなったのは、時はまさに世紀末の1999年に発売された
「激打」であると私は思います。


大卒の初任給くらいの制作費で作られたこのソフトが、思わぬ大ヒットを記録したため、味をしめたSSIトリスターその後もどんどんシリーズを発売していきました。


しかし所詮は早打ちソフト。基本的にやることは同じであるため、律儀にシリーズを追って買い続けた人などそうはいない筈。
「激打1、2はやったけど、それ以降はやってねえ」って人は多いと思います。


しかし私はその真逆で、その次に出た「激打 ZERO」と、最終作である「激打3」しかやったことがありませんでした。

 何故か?

それはこの二つにしかカナ打ちモードが無かったから。


5年程前まで、頑なにカナ打ちを貫く偏屈者だった私はローマ字入力モードしかない「激打」「激打2」に手を出すことが出来なかったわけです。


そして2001年、遂にカナ打ち搭載ソフト「激打 ZERO」が発売されました。
「やっと俺も激打を愉しめる日が来た!」
そう思って喜び勇んで発売日にソフトを買いに走った私でしたが、今までのシリーズと一線を画した「本格的タイピング"練習"ソフト」であったこの作品はゲームとしては致命的に面白くなく登場人物も、ケンシロウ、リュウケン、シン、「ある者は拳をつぶされ、またある者は記憶を奪われた!」のハゲのみという、地獄の90年代を思い起こさせる超絶クソゲーだったのです。



心に深い傷を負った私に、次なる機会が訪れたのはその2年後。
再びカナ打ちが搭載された「激打3」が発売されました。
しかし既に早打ちソフトのブームが完全に過ぎ去っていたことと、ブラインドタッチが出来なければ100%クリアは無理というレベルの難易度であったため、シンにすら勝つ事が出来なかった私は、ふてくされて永久に激打を封印しておく事を決めたのでした。




そして時は流れて2009年。
既にこの頃、完全にローマ字打ちマン(別名:普通)へと変貌を遂げていた私でしたが、激打1、2は勿論、既に持っていた激打3の存在すら完全に忘れておりました。


しかしあるとき友人から「北斗の拳の早打ちソフト持ってたよな?貸してくれ!」と言われてその存在を思い出した私は、快く激打3をレンタルすると同時に、返却されたら再度挑戦してみようと思ったわけです。


しかし返却される事なく、時は流れて2010年末。
再び激打の存在を忘れかけていた私でしたが、たまたまその友人の家に遊びに行く事になった際、ついでに返してもらおうという事になりました。

「あった、はい返すわ」
「おお、有難う。ありが・・・・とう?」

   




・・・・あるぇー?



2? 激打ツー? 2だっけ? 俺が持ってたの。

確かにちょっと昔の事だからナンバリングの記憶とか怪しくなってるけど
確か・・・3・・・3だったと思う・・・んだけど・・・・・




一応その場では何も言わず、持ち帰った後にプレイして確認してみる。


       


全く知らない・・・こんなゲーム・・・
そりゃ俺のじゃないし、やったことないんだから
知るはずもない



保証書やらパッケージやらが残ってたら確実なのだが、残念ながら家を引っ掻き回しても証拠は何一つ出てこなかった。インスコしたPCなんかもとうの昔に廃棄されているので確認する事はできない。
でも俺は絶対2なんてやってないし買ってない!
だって当時は
カナ打ちだったんだから!!



でもね、俺は感謝してるんですよ。
ローマ字打ちをマスターした今の俺にとっては、こっちのほうがいいんですよ。
だって激打3なんて所詮原作絵を流用しただけの手抜きソフトですからね。それに比べたら全て書き下ろしCGの激打2のほうが遥かに魅力的なんです。特集の時に見てもらったように、マチガイ奥義も数多くあるって事も知ってたから、いつかやってみたいと思っていたんですよ。だから寧ろこれでいいんです。


そんな感謝の意を込めてこっちは電話してるのに、友人は


       


の一点張りなんですよ。
確かに俺が借りたのはそれ(激打2)だと。
新しくソフトを買うはずがないと。


でもね、奴は確か前に言ってたんですよ。
自分じゃなく、嫁がやりたいと言っているって。
つまりアイツは多分これプレイしてないんですよ。
ということはですよ、私の推理ではですね

俺の激打3をやって愉しんだ奴の嫁は、知り合いにその話をしたところ、「私の家には2がある」という話になって、俺の3との交換でそれを借り、そのままになっているのではないかと。


つまりこの激打2は
俺の友人の嫁の友人のモノである可能性が高いと思うのです。


結局まだこの問題は未解決のままですが、別に誰も損していないということで深くは追求せず、このままにしておくことにしました。で、せっかく手に入ったのだから、サイトのネタとして使ってやろうと、そう思って先日の企画をした次第です。



ちなみに激打3ももう買いなおしちゃったから、今更真実が明るみになって「2返してくれ!」と言われてももう断りますよ。これは俺んだ!



どうでもいいけどこの絵カッコイイ・・・





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