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デュラン



登場:TVアニメ版(14話)
肩書:医師 元ダンテ一味
CV:野田圭一

 のリーダーを務める青年。医学の知識にも長け、村人達から深い信頼を得ている。だがかつてはKING配下のダンテと共に悪行を繰り返していたという過去があり、今はその贖罪のために人々のために尽くしている。TVアニメ版オリジナルキャラクター。

 村に訪れたケンシロウ達をもてなすが、その日の夜、かつての仲間であったダンテ一味が登場。ケンシロウを殺さねば村人を全滅させると脅されたため、翌朝ケンを火口付近へと連れ出し、足元を爆破させて溶岩に落とそうとした。しかし作戦は失敗。その後、村娘のカンナがダンテ一味に捕らわれたため、命がけで救出するが、その背にブーメランを突き刺されて絶命した。




 北斗の拳で改心キャラというのは意外と珍しい。大体が死ぬ直前に改心するパターンが多いからだ。改心後も生き続けているのはフドウくらいのものだろう。しかし、過去は過去と割り切って生きているフドウに対し、デュラン先生のほうは色々とまだ葛藤があるようで、心の動揺やら葛藤がぐるぐる巡る様子はなかなか見ごたえがある。結局最後は子供を守って死ぬというラストも、すごくわかってる。

 そんなデュラン先生のキャラクター性をより高めているのが、序盤に披露していた7つお手玉だ。玉の軌道をクロスさせるタイプのならよく見かけるが、通常の円軌道での7つお手玉は超人の域だ。確かあだち充先生の漫画「虹色とうがらし」では、ヒロインの一族の血統にしかできない超人技だと描かれていたような気がする。