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パチモンフィギュアレビュー
第一弾『ユリア』





まずこちらを見ていただきたい







2004年にネットで見つけた
リンのパチもんフィギュア
になります。



当時こいつを見たときの衝撃は凄かった

キレた力士みたいなフェイスは勿論、
少女フィギュアにあるまじき武器の多さや、
ペル(アニメ版のリンの愛犬)といった
無駄に付属品が充実している点など
とにかく最高だった。



あまりに面白すぎて3DCGまで作っちゃったよ。








もちろん他にもシリーズが出ており、
どれもこれも負けず劣らずの出来。
なのでずっと欲しいな思ってたんです。


そして今回、遂にその1体目を
手に入れることができました!





では御覧いただきましょう。
こちらが今回私が手に入れた木人形です。






















うわぁ……


自分で望んで手に入れといてなんだが
想像以上のブスさだ……


人形もイラストも酷いクオリティだが……
まあでも、誰かはわかりますよ。



拳法の構えをとる女戦士



オレンジの衣装とくれば



もうあの人しかいません。








そう!麗しき女戦士



マミヤ
……さん……









ん?























Y U R I A ?







え?



これ
ユリア?





ユリアが拳法を……?
南斗慈母星に構えが……?

まぁ六聖拳の一角だから
あっても不思議じゃないが……

というかあって然るべき
なのかもしれないけど……

もしかしたら当時これ作った人にも、
そういう願望があったのか……?



いや、なんで30年前の中国人の思考を
考察せんとあかんねん








ちょっとマミヤorユリア問題で
ツッコみが遅れてしまいましたが……

肝心のブツの方もこれもう……
なんつうか……ほんと凄いね。


凄いっつうか赤いね。

親の仇かってくらいマッカッカね。











ふわあぁぁ……


もうどこからいじるとかいう次元じゃない。
頭おかしくなりそうな造形だ。

今までネット上で
様々な低クオリティフィギュアを見てきたが、
その全てを過去にしてしまうほどの
衝撃画像ではなかろうか。
やはり本場はレベルが違う。


森永の小枝チョコみたいな眉毛や
焦点の定まらぬ眼球も勿論だが、
マリリンモンローと左右逆の位置にある
セクシーぼくろが無性に苛立つ。


果たしてこの顔の女の為に
シンは遮二無二奔ってくれるのだろうか。






皮肉にも髪だけは比較的マシな出来だから、
後姿は結構イケるのよね。

背中向きでパック詰めしていたら
もっと売れていたかもしれない。






ブーツは赤いハイヒールで女性らしさを演出。
もう闘う気があるのかないのかわからん。
でも原作のマミヤもヒールだしねぇ。
……いやだからマミヤじゃねえって。






ちなみに胴体と腰〜膝の部分はプラで
顔、腕、ブーツはゴム製になのだが






指紋!残っとる!
しかも両足!

おそらくゴムがしっかり固まる前に
こいつを組み立てたからだろうなあ。

きっと凄いハイペースで量産したんだろう。
当時のパートさんを労ってあげたい。

ただ手袋くらいはしてほしかったね。








一応アクションフィギュアなわけだが、
その手足の可動範囲は驚くほど狭い。

ガッチリ固定された肩当の所為で、
腕は肩より上に挙がらない四十肩状態。


脚に至ってはタセット(腰周りの防具)によって
両足の間接部がほぼ完全に覆われているため、
う○こ漏らした人の歩幅くらいしか開かない。

上の写真のポーズがほぼ可動限界だ。






いや待てよ。
これはもしかしたら
制御パーツなのかもしれん。

実は他の六聖拳に劣らぬ強さを持っているが、
慈母の光によってこの世に平安を齎すという
宿命を全うすべく、あえて拳を封ずる……

そんな自らに枷を填めた慈母星の生き方を
表現したのがこの装備なのでは?










でも折角なので
邪魔なパーツを剥ぎ取って
大いに羽を伸ばして
いただきました。


肩当とかは結構無理矢理引っこ抜きました。




ていうか外したら結構自在に動くなこれ。
当時の日本で売られていた物と比べても
遜色無い自由度だと思う。

顔と色さえ我慢したら結構イケんじゃないの。
我慢できないからイケないんだけど。






さて、人形の方は一通り弄ったんで
パッケージを見てみますかね





ここには北斗神拳の説明文っぽいものが。
なんか秘孔突いてボーンなるよ的な事が
書いてあるっぽい。

この写真では見えませんが、半分から下は
南斗聖拳の解説になってます。
ただ表記は南門神拳になってます。






全身図。

うーむ……構えをさせるにしても、
もう少し"らしい"ポーズにできなんだのか。

拳法の本場なんだから、もうちょいそのへん
拘ってくれてもよかったんじゃないのか。







しかしこうやってイラストと見比べると、
まだ人形の方がユリアっぽいよね。
髪の色もアニメ後半のオレンジ色だし。

真の戦犯は、イラスト描いた人なのでは。
マジ何でこんなにマミヤに寄せたんだ?

発注側が間違えてマミヤのカラーイラストを
渡してしもうたとしか思えん。



……いや、どっちが近いとか、
そういう話題が出ること自体おかしいのだが。









イラストと同じポーズを取らせたら
似るかもと思ったけどダメでした。









最後に付属の武器を御紹介。




カラリーングもされていないし
出来も相当悪いのだがが、
やはり無駄に種類が充実している。

槍、剣、刀、短剣……
手裏剣に至っては4種もある。

でも娥媚刺とかヨーヨーが無いな。
……あ、だからマミヤじゃないってば。






折角だから何か持たせてみよう……と思ったのだが






この手じゃ何一つ持てねえ

持てないのに何故こんな豊富なセットつけた?











第二弾『ラオウ』→




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