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パチモンフィギュアレビュー
第二弾『ラオウ』






今回憂き目に遭うキャラクターは







拳王様です


一目で拳王様と判別つくだけで
まだマシに思えるのが凄い。











今回のパケ絵に関しては、
比較的マシな方ではないかと思う。

特に兜の色がいい。

本体部分が黒でツノが金色っていう配色は、
AC版から広まった近年のスタンダード。
それをいち早く取り入れていたというのは
評価していい点であろう。

マントの下が裸なのは謎だが。



さて、イラストに逃げていてはいけない
いいかげん現物と向き合っていこう
戦わなきゃ現実と。








えーっと……順番にいこうね。


まずブーツベルトに関してはマシかな。
ディテールへの拘りが感じられるし
金色の雑な塗りも、激しい実戦の中で
徐々に剥げてしまったのだと考えれば
リアリティを感じられんこともない。


あとは全部目が腐りそう!









安定の奇面フラッシュ。
死んだ魚の目と言うと
死んだ魚に失礼なレベル。


今回は更に
身体の各部によって肌の色が違う

という事案まで発生してしまった。

顔と腕が壊死してるように見える。








ところで
この首の横のギザギザはなに?
なんか普通に気持ち悪いんですけど。


うーん、どうもピンセットの跡っぽい……?

樹脂が固まりきっていないうちに
ピンセットで挟んだら
思いっきり凹んじゃったけど
まあいいや細かい事気にすんなって
出荷しちゃった感じかな……








ズボンは凄まじく目に痛い蛍光緑

どっからグリーンが出てきた。
拳王様のどこに緑要素があるんだ。











肌の裂目からも禍々しい緑色が覗いている。
傷口から緑の血が滲む妖怪人間の如く


実はこれ、プラスチックのベースカラー
つまりこのボディはもともと全部緑色なのだ。
そこに上から肌色を塗って仕上げているのだ。


……肌色のプラスチック用意したほうが
低コストなのでは?









では次は防具をつけてみよう。

……と思ったのだが、胸部パーツが中々はまらない。




そりゃ穴が
こんなオニギリ型なってたら
ハマるわけねえよな!






プラスドライバーでグリグリして
穴を正円に加工し、いざ蒸着。






いやもう誰だよ
マジで。








誰だよ……っていうか









ドラゴン紫龍かよ

一片の悔い無し波は廬山昇龍覇だったとでもいうのか?










よく見るとこの防具、
小さいジャケット以外はである。

なぜあのパケ絵を
正確に再現したのか。


裸の上から裸を着せるという仕様に
違和感は感じなかったのか。






ていうかこの兜、もしかして



フドウの村訪問時のヤツか?

日本産のラオウ様フィギュアの中でも
この(不人気な)兜のバージョンのは
殆ど存在しないんじゃなかろうか。
そう考えるとかなり貴重な気もする。



ちなみに緑の部分の接着剤が剥がれて
ガバガバになっているのですぐ取れる。

ただ取ると、五車星編初期の兜に近い
デザインに変更できるので、少しお得。









背面。
顔が見えないだけで若干心が救われる。

この角度ではよく見えませんけど、
両腕に篭手らしきものがついてるんですが、
だいたいカマボコ板くらいの大きさしかない
防具としてはほぼ機能しないだろう。







付属武器。
右の手裏剣セットはユリアのと同じだね。


左はと……と……

あとなんだこれ?








組み立ててみても何か解らん。

あれか?ヨーヨー釣りに使うヤツか?







ちなみに今回は武器を持つことが出来ます。
エスターク。







パケ絵再現。割とできた。

こうやって比べると兜が一番詐欺だな







同キャラ対決








落としどころもないのでヌルッと終わります。





第三弾『バット&マミヤ』→



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