一念発起して全クリを目指しプレイを開始した
「北斗の拳 〜審判の双蒼星 拳豪列伝〜」
しかしシステムを全く理解しないでどこまで進めるのか?という自己縛りでプレイを続けた結果、3人目のレイであっさり足止めを喰らってしまう結果に。
※レイに召されまくる拳王様ノ図
しかしここまでは計算通り。
一旦壁にぶつかった主人公が修行の後にラスボスを倒す。少年漫画の王道だ。
というわけで後編となる今回は、このゲームのシステムを理解することで圧倒的な成長を遂げた私が、天を握るまでのサクセスストーリーをご堪能頂きたいと思う。
今回は参考書として、ソフトバンクが出版している攻略本を用意した。
早速主だったシステムを勉強していこう。
まずはバシニングストライク。
北斗七星ゲージの星を奪える……ね。うんうん。
次にヘヴィーストライク。
秘孔よろけ状態にする……か。ほう。で、秘孔よろけって何?
グレイヴシュート。
……相手を垂直に吹き飛ばしてその後エリアルジャンプで追撃か・・・・
うん、で、エリアルジャンプって何?追撃ってどうやんの?
ガードキャンセル……うん
ガードクラッシュ……うん
オーラガード……うん
アジリティフェンスガード……はい
………………………………
北斗の拳リアルタイム世代(over30)の人間にも理解できるシステム名にしてくれませんか?
違う……これは俺の知ってる北斗の拳じゃない!
そして俺の知ってるセガはこんな中二なシステムを考える所じゃなかった!
これも時代の流れなのか……
レンタヒーローとかを作ってたセガバンダイはもう帰ってこないのか……
とまあ開発に責任をなすりつけたりしましたが、とどのつまりは諦めたわけで、冒頭の私の目論みは完全に破綻しました事をここに御報せ致します。
一応コマンド表を見て、使えそうな技をチョイスしましたので、これでなんとか最後までのりきりたい。いや、乗り切ってみせる。それが俺のジャスティス。
新会得奥義その1
北斗羅裂拳
拳王様版百裂拳。
たぶん、コウリュウとかに使ったやつだと思う。
出が早いので、相手の硬直中に叩き込む感じで使えそう。なにより当たると気持ちいいし。開幕とかに出すと結構あたる。
しかしこの小学生のようなネーミングセンスはなんとかならんのか。
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新会得奥義その2
無想陰殺
通常技の戻り際にコマンドを入力する事により出る蹴り。
なにしろ本来はスキが生まれるタイミングで、逆にこの強烈な蹴りを出るわけだから、相手は面食らうこと間違い無しだ。まあ、相手はCPUなんであんまり意味は無さそうだが。
しかしそれでもPS版北斗の無想陰殺(相手に背中向けて立ち、攻撃してきたら反撃)よりは遥かにマシだ! |
新会得奥義その3
秘孔新血愁
レイに決めたアレ。マント、どこからだした?
対空技が乏しい感じなのでこの技に注目。一応必殺技だし、決まれば結構なダメージを期待できそうだ。
だがゲージたまってないと出ねーし、咄嗟に逆波動拳コマンドを二回入れるとか無理なので、後半は存在を忘れた。 |
これで予習は完璧や!
よっしゃ再開すっぞ!
vs ユダ
前回三人目のレイまで倒したので、今回は四人目のユダから再開。
とはいえ一度ゲームの電源は切ったのでまたシンから順に倒していかねばならなかったわけだが、今回はレイを2コンティニューで倒せた。確実に成長してる!
ユダは劇中ではレイより弱い扱いだが、このゲームでは順序的にはレイの後。セオリーから考えれば、レイより強敵であることは間違いなかろう。心してかからねばならない。
ダガールやコマクを召還する汚い美しいユダ様。
でもあまり効果を感じないなあ……特に邪魔に感じない。
つか、ダガールは何でチョンワチョンワのポーズをしてんの?
ならばと今度はいきなり持ち出した鏡を割って、その破片で攻撃してくるユダ様。
おまえは流星拳砲岩かよ。それ誰?って人は闘将!!拉麺男(全12巻)を読んでね!
とかなんとか言いながら戦ってたら
初戦で勝っちゃいました。
ジャギにすら一敗したってのに……
ラオウ外伝でもレイ外伝でも無惨な扱いだったユダだが……
もう彼はそういうポジションになっちゃったんでしょうか。
11連勝したレイさんがそういうのだから、そうなんでしょう。
vs サウザー
5人目は聖帝サウザー。
流石に南斗最強を謳うこの御方までもが期待外れってことはあるまい。
なんたってPS版のゲームで最強を誇ったシュウ様をこんな扱い
にする程の男だ。並大抵の強さではなかろう。
存分に私の前に立ちはだかってくれる事を期待しながら、いざ勝負。
強すぎました。
いきなり6連敗。
しかも全部ストレート負け。
レイに負け続けたときは1セット取れることは多々あったので希望もあったが、ここまで完膚なきまでにやられるともうどうしていいかわかんない。90年代の阪神が巨人斉藤を相手にする時くらいの手も足も出ない状態。
お師さんも嬉しそうです。
しかしチャンスは急にやってくる。
やっと1セットをとれた7戦目、迎えた第3セット。
なんとここで
一度破られたあの釵ハメが大復活!!
そうか、聖帝は足元がお留守なのか!
だからターバンのガキに太腿やられたんだな!!
釵でトドメまでは至らなかったものの、その後は弱キック22連発という
チキン王道戦法でリードを守りきり、辛うじて勝利。
vs トキ
お次はこのゲーム最強キャラとの呼び名が高い
トキです。
北斗の中でもベストバウトに挙げる人が多いこの兄弟対決。
ま、今回は剛掌波と弱キック連打という目を覆いたくなる勝負になるんだけどね。
勝負のほうはいきなり3連敗を喫するものの、内容的には五分の戦い。
サウザーよりも全然戦えてる感じがする。
しかし冷静に考えると
「前半押してたのに結局逆転負け」というこのパターンは、原作でいうならトキの立場のほうだよな、とか思った。
その後も
「この調子ならそのうちいけるだろ」とか思いながら、気軽にプレイ。
原作の再現だとばかりに
釵を連発してみたりするが、全く当たらず、そうこうしているうちに勝負はずるずると8連敗。
何時の間にやら1セットを取ることも出来ないほどに、流れはトキの方へ。
天将奔烈が(偶然)当たって、トキの体力が残り1ミリになっても
ア―――ッ!!!!
しぶとすぎる!
全然死兆星落ちる気配なし!
だがやはり勝機は突然訪れる。
迎えた10戦目
開幕で羅裂拳を炸裂させた後……
剛掌波8連発で
パーフェクツで勝てました。
さっきまで全然剛掌波当たらなかったのに……
あ、そうか、刹活孔の効果が切れたんだな。
vs ケンシロウ
いよいよこの男との対決がやってきました。
第64代北斗神拳伝承者
ケンシロウ。
作中で唯一拳王様を倒した男この方の強さはいかばかりか。
最後に待ち受けるこの……
……ん?最後?
あれ?
ハートと
マミヤが出てきてねえぞ?
どうやら出演キャラ全員と闘えるわけではないようだ。
拳王様モードでは、この実力下位の二人が省かれたという事なのだろう。
マミヤ戦は原作にも僅かに攻防があったので、あってもよかったかなーとは思うが、まあ紳士な拳王様を使って女をいたぶるような真似はあまりしたくないので、これでよしとする。きっといたぶられるのはこっちのほうだけど。
気を取り直してケンシロウ戦を再開。
無論、その強さは今までのどの相手よりも上だろう。
だが私とて今まで伊達に負け続けてきたわけではない。
強敵を乗り越えてきたという意味では、原作のケンシロウよりも上かもわからぬ。
今……すべてが終わる!!
受けてみよ!わが全霊の拳を!
天に滅せい ケンシロウ!!
勝ったぞおい。
初戦で、しかもストレートで。
オイイイイイイイ!?
ここにきておまえ……ええー?
別にそんな剛掌波とか弱攻撃に頼ったわけでもないのに……
ん? よく見るとここ練気闘座じゃなくて
リンの村だな。
Zとかいるし。
そうか、つまりこいつは
第一話時点でのケンシロウって事か。
そりゃ弱いはずだわ。なんか納得しちゃった!
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