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プレイ日記 【第45回】

最終章 北斗の男(4)




ラオウやカイオウを差し置いてボルゲを最後の敵に据えた北斗の拳


ラスボスに「何故自分がここにいるか判らない」と言わせた龍が如く


そんな両者が手を組んだ以上、この結末は避けらなかったのかもしれない。








ここまで永らくお送りしてまいりました「北斗が如く」

そのラストバトルの相手はタルーガ

既にケンシロウに2度も敗北している男。







だが彼の抱く野望は、ラオウ、カイオウすらも凌ぐ「全人類抹殺」

それは決して実現不可能なことではない。
スフィア・シティに眠る禁忌の力を使えば、指一本で成せるアルマゲドン。
全人類の命運をかけ、今ケンシロウの最後の戦いが幕を開ける。





自らが「神」となる事を宣言したタルーガ。
その自信を裏打ちする「強さ」を、確かに彼は持っていた。


人間の限界を遥かに超えた身体能力。
そこから繰り出される二丁拳銃と足技を組み合わせた我流の戦闘術。
その強さは、以前の奴とは比べ物にならないレベルに達していた。





その強さの要因は、彼の身体の大半を構成する「機械」

だがそれが齎すメリットは、身体能力だけではなかった。






「タルーガに秘孔は通用しない」



秘孔とは、いわば神経や血管の要髄。そこから送り込まれた気が、全身を巡る神経に働き、人体に異常をもたらす。それが北斗神拳。

しかし、肉体部分の少ないタルーガの身体では、神経から十分なリアクションを得られない。つまり、人体を爆発させうる程の反応を起こせないということ。

また各所で神経が断絶されているため、経絡の全体構造も掴めない。繊細なる技術が求められる秘孔術において、この反応不足、情報不足は致命的。


健常な肉体と引き換えに得た北斗神拳無効の力。それこそがタルーガの自信の裏付けであり、己が神となるべき存在である事の証明なのであった。










加えて、今のケンシロウには圧倒的に足りないものがある。





それは「哀しみ」



この世界においても、ケンシロウは数多くの死闘を乗り越えてきた。

だがそんな強敵達との「死別」を、彼はまだ殆ど経験していない。

故に今のケンシロウには、哀しみを強さへと変えることができない。




無論、哀しみの果てに得られる奥義・無想転生も未体得のまま……。

エデンという名のぬるま湯に浸かり、死出の旅路を回避したことで、ケンシロウは自身を究極にまで高めることができなかった。今の彼は、原作の強さに遠く及ばない、未成熟の拳士。

そういうことなのか……?













否!!







確かに今のケンは、哀しみを背負っていないかもしれない。

だがそれ以上のものを、彼はこのエデンで手に入れた。




それは、人々との「出会い」


ケンシロウは、進んで他人と関わろうとしない男だった。
何故なら北斗は死を司る星。死神の拳と呼ばれし北斗神拳の伝承者には常に災いが付きまとい、時に関わる者達を死の運命に巻き込んでしまうから。



しかし今回、彼はユリアを探すため、エデンに留らざるをえなかった。


その日々が、図らずしてケンシロウに多くの出会いをもたらした。


決して忘れえぬ、熱き者達との出会い。そして絆……








「それではあなたに問います
 ……あなたはこのエデンで何を望みますか?」




キサナ……





「俺はてめぇの事を絶対に信用しねえからな!」





ジャグレ……





「命の限り 殺しあえ!!」





ライラ……





「俺が欲しかったのは力でも街でもない……ユリアだ!」





シン……





「お前が吐くまで……ぜ、絶対に……あきらめぬ!!」





レイ……





「これからも…俺の最高のパートナーでいてくれよ?」





バット……





「え?似合ってない?
 そ、そんな……」




リン……





「またこの眼で、兄さんを見つめられるなんて…!」





アイリ……





「待ってください!
 あーっ!待ってください!」




リハク……





「そこまでだ レイ、ケンシロウさん……」





ヒューイ……





「(台詞なし)」





シュレン……





「コレ……何処にやればいい?」





デビル……





「いべぼぉぅ〜〜〜っ!!」





ウイグル……





「よくわかったな!
 そうさぁ オレ様が本物よぉ〜!!」




ジャギ……





「ならばもう一度打ってみよ

 ……ぐあっ!!」



サウザー……





「……ふふっ
 ずいぶん遠回りをしてしまった。」




トキ……





「オレが求めるのは、北斗をも越える最強」





ラオウ……





「リンゴ……一度でいいから
 お腹いっぱい食べてみたいな」




ルカ……





「なんと『エデンの通行許可証』だ!」





ゴマ粒黒目ハゲ……





「あんちゃん、何か買う気になったかい?」





モウリ……





「それよりもな……あの女とヤるって決めてんだ」





エロゴリラ……





「お前も護身やエクササイズでその拳を修得したわけじゃないだろ!?」




準決勝の人……





「何が一歩でも動いたらボン、だよ!
 そんな都合のいい技があるはずがねぇ!」




エデン最強の男……





「あなたの重い『宿星』が見えたのでございます」





護符屋……





「ま、まさか、愛の告白…!?
あらやだどうしましょう…!?」




ヒナ……





「ケンシロウ。……その
 ……わたくしの恋人になりなさい!」




エマ……





「私は……笑ってはいけない人間だからです」





リズ……





「女に必要なもの…
 それは「力」なんだよ!」




ブライト……





「いま、
ともてはら、
へってる。」



ナナ……





「今日より明日なんじゃ」





ミs……ヨスミ……





「なぜなら我々は皆、神の子……生まれながらに悪い人間なんて、ひとりもいないのだから……!」




委員長……




「もしあんたが遭難したら……
 俺の命に替えても、助けてやるよ!」




ビグビー……





「ケン兄ちゃんとかくれんぼ、楽しみだなぁ!」





ミナト……





「あなたは私と組めばもっと速くなる」





カンナ……





「今のあなた達には1%の勝機もありません。」





ディエゴ……





「リンが好きだって言ってたのは、この人か」





プーリエ……





「あ…「アウトラン」だと!?超名作レースゲームじゃねえか!」




ゲーセン店主……





「これはリハク先生から教わった"音楽療法"です」





マオ……





「うるせええええ!ぶっ殺してやる!!」





おじちゃん……





「ハンバーグが食べたいんだよぉ!!」





坊ちゃん……





「最高に新鮮な生肉を用意してやるよ……

 ……お前の生肉だがなぁ!」!



ポゾ……





「(ジュー!)」





新鮮な生肉……





「肩当てはこの時代の
 男の身だしなみの象徴……」




肩当て職人……





「ぐひひひひ。
 肩当てがこんなに……!」




ショルダーキラー……





「」





肩当て……





「私も大切なカクテルグラスを割られたときは
 ぶち殺してやろうと思ってしまいますからな」





マスター……






「ぶっ殺すぞ!」





泥酔キサナ……






「ぶっ殺すぞ!」





泥酔ライラ……






「わしがあと60年くらい若ければあんたに惚れてたかもしれんな」





壷ババア……





「刺さるような闘気……いいな。
 北斗神拳の秘密はその闘気にあるのかもな」




イスカ……





「何を言ってるの?私も戦うわ!」





マミヤ……





「もしまた手合せする機会があれば……
 その時は負けぬぞ!」




コマキ……





「我が暗殺術の真髄……
 とくと味わうが良い!!」




アモン……





「これで良かったのかのう……
 ……エデンの子らよ」




荒野の賢者……





「お前に何が分かる……
 人間の本当の恐ろしさを知らないお前に……」




ナダイ……














多くの人々との出会いがあった










様々な敵との闘いがあった










時にはいっぱい遊んで










時にはめちゃめちゃ働いた








人生経験など、拳には不要なことかもしれない



だがこの世界は、その「経験」がものをいう世界



闘い、救い、遊び、働び、飯を食い
「宿命ポイント」をたんまり稼いだことで……






うちの子、強くなりました!!









レベル99!!










装備は全部
まっきんきん!





護符も全てレベルMAX!


奥義も全てレベルMAX!


ホステスも全員レベルMAX!














原作とは少々ベクトルが異なるが……

強くなれりゃ
なんでもいい!












そして今、限界突破した力が……


奇跡を起こす!











ケンの拳を受け、頭部を異形に変化させはじめるタルーガ。


それは紛れも無く経絡秘孔を突かれた証





「あ……… ありえない………!!
 なぜ この身体で秘孔が……!?」











なぜ……? なぜだと……?









知らん!

全くわからん!







だが一つだけ言える事がある。

北斗の拳において、お前のような外道の最期は

爆死だと決まっているんだよ!!











「お前は神にはなれない」



「神は死なん」



「だが……」







「おまえはもう 死んでいる」



名台詞を証明問題の解とし、タルーガに死を宣告するケンシロウ。




タルーガがこの世界から一掃せんとした「醜き者達」。

それが自分自身であったことを、彼は自らの断末魔で証明するのだった。



「ひ で ぶ!!」












サイボーグが抱きし分不相応な野望は、奈落の底に消えた。

同時に、時を数える砂もまた尽きた。

それは、世界を滅ぼす力が充填を終えた合図。

聳え立つ6基のランチャーが、核の発射準備に入る。






しかし、ミサイルが世界へと飛び立つことは無かった。

寸前、ケンシロウが作動させたスイッチにより、スフィア・シティのドームは既に堅く閉ざされていたのだった。











カプセルを開け、ユリアの首元に顔を寄せるケンシロウ。


恋人のキスが、永き眠りに終止符を打つ。







「……ケン? ケンなの……?」




無言で頷き、その手を握り締めるケン。

彼が告げるべき言葉は、最初から決まっていた。








「愛してる…… ユリア」




どうしても伝えたかったその言葉。

そのたった一言を伝えるため、男は闘い続けた。

そして今、その目的は果たされた。







「俺と一緒に死んでくれ」


突然の言葉にも、ユリアは動じなかった。

ユリアは、ケンシロウを信じていた。
ケンが死を望むならば、それが二人の運命だということ。

最期の時を愛する者と共に迎えたい。
ユリアはそう望み、そしてケンもまたそれを望んでくれた。
彼女はそれが心の底から嬉しかった。







身を寄せ合い、互いの体を抱きしめあう二人。


強く眩しい光が、二人の身体を溶かしていく。









その光は、遥か荒野の彼方まで届いていた。
レイ、トキ、ラオウ、そして世界中の人々のもとへ。


地平線を照らすその死兆星が如き蒼光は、一人の英雄の死を……












………………え?









死?





もしかして………これで終わり?

デッドエンド?ウソでしょ?

でもあの状況からの生還する方法なんて流石に……












スタッフロール始まっちゃったよ!!






ええ……そんな……まさか……

いやいや、まてまて、そんなはずは無い

きっとこの後に何かあるはず……


















ああっ!!



















福嗣くんだ!














-エピローグ-













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