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プレイ日記 【第27回】

サイドミッション(6)



バー関連のサイドミッション、後編。




♯61「恋のエチュード」





モヒカン大将ジャグレがご来店。

上機嫌で酒を煽るジャグレであったが、イチャつくバカップルを目にした途端、彼の気分は一気にLOWへとだだ下がり。

話を聞いてみたところ、どうやらジャグレの"友人"……あくまで"友人"が、好きな女との関係をワンステップ先に進ませたいと悩んでいるらしい。



全てを察したケンシロウは、「手を握ってみてはどうか」とアドバイスを送るも、ジャグレ基準で言うならそれはあまりに高すぎるハードル。きっと相手も純潔な関係を望んでいるはずだと、プロ童貞としての見地からの意見を述べるジャグレ氏。


ではどのレベルなら最適かと尋ねたところ
「落としたハンカチを2人で拾おうとして手と手がそっと触れる」
という女子小学生並の妄想を披露してきた。





※汎用性の高い画像になります。お納めください。




その後も、「2人で食事に行く」という提案には「断られたら今後気まずい」と言い訳したり、「キスをする」に至っては「それもうゴールじゃねえか!」と言って周りをドン引きさせるなど、すさまじい童貞力を見せはじめるジャグレ。





しかしその後、突如キサナがバーに来店。
食べきれないサイズのバーガーを2人で分け分けして食べるというイベントが発生したことで、童貞は芯の髄まで満足するのだった。







♯62「心の潤滑油」


再びキサナが来店。
この日はもう仕事も無いという事で、女ひとり酒。





おいしい酒でご満悦なキサナ。
そんな街の指導者様に、少しイイところを見せたいマスターは、いきなりお酒に関する自論を語りはじめた。

人間は、知らないうちに自分自身にも嘘をついて生きている。
だが酒に酔うことで、嘘の精度が落ち、本当の自分に向き合える。
お酒は「心の潤滑油」のようなものなのだと。



そして今、その潤滑油によって、一人の女の本性が暴かれようとしていた。













キサナさん!?





実はとんでもない下戸&悪酔い体質だったキサナ嬢。

これはイカンと追加オーダーを断ると、キサナはブチギレ。
酒代をすべてジャグレのツケにし、店を出て行ってしまう。


慌てて後を追いかけるケンシロウであったが、店の外では、エデンの聖女と呼ばれる女がモヒカン達に因縁をつけるという地獄絵図が繰り広げられていた。







キサナさん!?

ちょっとちょっと、ぶっ殺すだなんて……

アンタの場合シャレにならないでしょ?

パパ刺してんだからさ……



このへべれけ丸を生み出した事に一抹の責任を感じ、なんとか争いを収めようとするバーテンダーケン。だがそれを見たキサナは一転して野次馬に変身。「ケンシロウさんは血の気が多いんですね!」と部外者面でケンカを煽り始める。








いざこざが片付いた頃、既に彼女は路上で大いびきをかいていた。


液キャベ持ってきてー!








酔いが冷めると同時に、キサナは猛省タイムに突入。

しかし、酔っている最中の記憶は全く無いとのこと。

ゆえに反省しているとは言っても、彼女は自分が何をしでかしたのか理解していないわけで、その謝罪に意味は無い。再びベロベロに酔っぱらい、その状態で心よりの反省を口に出来てこそ信頼に足るのだという松本人志氏の言葉を、僕は思い出すのだった。




しかし、サイドミッションは基本的にボイス無しなんだが……

このイベントだけは沢城ボイスつけてほしかったぜ。






♯63「美化された思い出」






お次はライラが来店。

キサナの酒癖の悪さを知るライラは、彼女がこの店で起こした惨劇の内容を察し、ケンシロウ達に同情。そして奴と自分では格が違うと言わんがばかりに、強い酒をガンガン流し込んでいくライラ。













えぇ……



















同じ展開、同じ台詞を、人だけ変えて2回やる……

なんかそういうアニメ、最近あったような気が……












♯59「思い出の味」






カウンターで、ケンの作った「秘孔のしずく」を呑む老紳士。
その味に、彼はどこか懐かしさを覚えていた。

しかし、彼は自分の思い出を辿ることができなかった。
その男・アッシュは、過去の記憶を全て失っていたから……


実はアッシュは、かつてマスターと共にこの店を開いた男であった。しかし店の経営が軌道に乗り始めた頃、アッシュは野盗の手によって妻子を失い、そのショックから記憶を喪失。今では相棒だったマスターのことも忘れてしまっていた。


しかし、その記憶は完全に消え去ったわけではなかった。自らの得意としていたカクテル「サマー・ラヴァーズ」と、ケンの「秘孔のしずく」の味がソックリであることを、彼の舌は覚えていたのだった。




数日後、再びアッシュが来店。
しかし、彼の目は赤く腫れていた。
知らない男二人が談笑する光景……知らない家族の団欒風景……そんな幸せが、一瞬にして崩れ去るという悪夢が、アッシュの眠りを妨げていた。

もし記憶が戻れば、アッシュはそんな苦しい過去を背負って生きることになる。ならば今のままのほうが幸せなのかもしれない。そうマスターは考えていた。だが「秘孔のしずく」を飲んだ時に彼が感じた懐かしさは、紛れも無く幸せだったあの頃の記憶。それらも全て忘れたままで本当にいいのか。それを強いることは単なる己のエゴなのではないのか……。



いつも通り、「秘孔のしずく」を注文するアッシュ。
だがその注文を受け、シェイカーを振ったのは、マスターであった。


「……どうぞ。サマー・ラヴァーズです」

注文とは違うカクテルに驚くアッシュ。
だがそれを一口飲んだその瞬間、彼の動きが止まった。





帰り際、アッシュはマスターに言った。

墓参りに行きたいんだが、どこに墓があるのかわからない。
今度時間を作って、案内をしてほしい――――――と。





「ずっと二人で」

それは、サマー・ラヴァーズにこめられたカクテル言葉。
今日起こったのは、そんな二人の間にある友情が生んだ奇跡。

楽しかったことも、哀しかったことも、全て背負い、生きる。
アッシュの新たなる人生が、今日この日より始まったのであった。







うーん、エエ話や……
エエ話……なんやが……








北斗の世界において記憶喪失は100%完治する軽症なので、そりゃ思い出の酒なんか飲んだら一発で治るよなあとも思った。







♯64「生涯現役」


親友アッシュのため、久々にシェイカーを振ったマスター。
その体験は、彼に大切な事を思い出させた。
自分の出した酒で客を幸せにするという快感を。

さらに骨盤矯正やストレッチによって徐々に怪我から回復しつつあるマスターの身体は、もう現役復帰しても問題ない状態にまで戻ってきていた。




しかし、そのためにマスターには超えねばならない壁があった。
屁理屈で無理矢理働かされていただけなのに、いつの間にか多くの客の心を掴むまでに成長したカリスマバイトバーテンダー「ケンシロウ」という壁を。




というわけで、マスターとケンシロウのカクテル対決が実現。



ちなみに、何故かケンシロウが作るのは、数あるオリジナルカクテルの中でも一番ふざけ度の高い名前の「ひでぶラッディーマリー」に限定されてしまった。
本当にその赤はトマジューなのだろうか。






そして勝負の日

二人の勝負を見届けるため、店には多くの顔馴染みが駆けつけていた。
アレン、ハンス、カイル、タイラ、アッシュ、厚化粧の女……





……っておまえらマスターの無想転生みたくなってるじゃねーか。

君ら殆どケンシロウに救済されたキャラでしょ!
憑くならこっちでしょ!俺の無想転生とらないで!





これまでのバイト生活で得た経験、絆、想い………。その全てを込めた北斗百裂シェイクで、企業秘密な何かを撹拌するケンシロウ。

出来上がった、美しき真紅のカクテル。
それを一口飲んで、マスターは確信した。
この勝負は自分のカンパイだと(カクテルだけに)



確かに、技術ではケンシロウが上回ってしまったのかもしれない。しかし、バーテンダーの仕事はただ上手い酒を作ることではなく、人々を笑顔にすること。勝負などそっちのけで、二人のカクテルを飲んで盛り上がる常連たちの顔を見たマスターは、改めてその事を確信。胸を張って現場復帰を決めるのだった。


そしてそれに伴い、ケンシロウのバーテンダー生活も終了……







と思いきや、再びマスターのネイマールチャレンジが炸裂。


ケンシロウ選手、契約更新です!!








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