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J-STARS ビクトリーバーサスレビュー
第三回



ストーリー編こと「Jアドベンチャー」の御紹介。
基本的に北斗キャラの動向だけですけどね。




◆Jアドベンチャー:概要


Jスターズには豪華にも4本のストーリーが用意されている。

・躍動編……ルフィを中心に大冒険します
・希望編……ナルトを中心に大冒険します
・探究編……トリコを中心に大冒険します
・追跡編……一護を中心に大冒険します



どれも馴染みがねぇ(´;ω;`)
オッサン用のストーリーを一つくらい用意してくれてもいいのに・・・


これ全部プレイして調べていくのは大変だな・・・と思っていたのだが、実際は主人公が違うだけでどれもほぼ同じストーリーという手抜きらしい。ある意味助かった。




ストーリーを大雑把に説明すると、神みたいなのがJフェスティバルっていう格闘大会開くよーって各ジャンプキャラの脳内に直接語りかけて召集。各々はチームを組みながら、その大会への参加資格であるエンブレムを集め、見事揃えたチームが天空の闘技場にて優勝を目指し激突するというもの。

暫く進めるも、北斗キャラの出番は無し。
そうこうしている間に、ついに大会が開幕。

その一回戦にて、相手チームの一員として、やっとケンシロウの出番が訪れた。






●ケンシロウの出番@

ケンシロウのチームメイトは
剣桃太郎(魁!男塾)
緋村剣心(るろうに剣心)

の剣士2人でありました。

なんだろう、どっちも良く知ってる漫画だけど・・・
なんかイジりにくい面子だな・・・・

ちなみにリーダーは桃らしい。
まあこのメンバーならそうだろう。


バトルの前後には会話パートもあるので、その全台詞を御紹介。
最初の主人公選択によって台詞も若干変わるのだが、一々紹介するほどの差でもないので、とりあえずルフィ編のものだけ。





「やはりコロッセオまでたどり着いたな、ルフィ。お前は必ず来ると信じていたぜ・・・」

※桃だけは事前に主人公チームと絡み済み

ケンシロウ
「あれが、ルフィか・・・小柄だが、立派な闘士のようだな・・・」



「立派な闘志と呼ばれても、ルフィは喜ばないぜ。 あいつが目指しているのは、海賊王だからな」

※「闘志」は誤字やね

剣心
「なるほど、剣殿が話してくれたとおりでござるな。気持ちいいぐらい、心がまっすぐでござる」



「剣心、「桃」でいいって言ったはずだ。俺たちは背中と命を預け合った仲間だ、忘れたのか?」


剣心
「そうでござったな、桃・・・」





エース
「第一回戦ていやぁ、俺たちだな。相手のケンシロウって誰だろうな・・・?」


ルフィ
「・・・みろよ、エース! すげえヤツが相手だぞ」



「フッ、約束通り、お前たちと戦いにきた・・・雲の上に浮かぶこの舞台は俺たちの戦いにふさわしい」

ルフィ
「ああ、オレも楽しみだ・・・後ろのふたりが桃の仲間だな」



「ああ、そうさ。赤髪の剣士が緋村剣心、剣の腕はかなりのものだ。もうひとりが、ケンシロウ 北斗神拳の伝承者だ。いい拳をもってるぜ」

ルフィ
「赤いのは剣士なのか!?だったら、ゾロと戦わせてえな!ま、ゾロのほうが強いだろうけどな。ゾロは世界一の剣豪になる男だからな」


剣心
「おろ・・・、拙者はただの「るろうに」でござるよ。世界一を競うなど、滅相もござらん・・・。拙者は、自分の手が届く人を守れればそれで・・・それだけで満足なのでござるよ・・・」

星矢
「ルフィ、ゾロと戦わせるのは諦めるしかなさそうだな」


ケンシロウ
「いや、お前が戦って友の強さを証明すればいい。友の強さはお前が知っているはずだ」

ルフィ
「ん? どういう意味だ?オレが勝てばいいのか?船長として、オレは負けられねぇ!」


ケンシロウ
「おれを倒そうという人間には、すべてこの拳でこたえるのみ!!だが、奥義を尽くさねば、このおれは倒せんぞ!!」



>「剣心、「桃」でいいって言ったはずだ」
桃太郎が自身の事を「剣殿」と呼ばれることをいやがっているけど・・・
そもそも「剣心」にも「剣桃太郎」にも「剣」っていう字が入ってるから「剣殿」だとややこしいよね。
ケンシロウと剣心もどっちも「ケン」だし
ケンシロウも桃太郎も「○○○ロウ」だな。
一見バラバラにみえて実は変な繋がりがある3名なのでした。


>エース「ケンシロウって誰だろうな?」
これはっ・・・是非古川御大のボイスでやってもらいたかったっ!
あ、会話パートはボイス付いてないんですよ、このゲーム。


>いい事いうケンさん
友の代わりにお前が戦うことでその友の強さを証明するがいいと、やけにカッコイイ台詞でルフィと初カラミを果たしたケンさん。しかしルフィ氏、これを理解できず、シンプルな内容に脳内変換。それを受けてケンシロウもまた若干的外れ気味に返答という、義理の叔父さんばりの噛み合わない会話を繰り広げるのでした。


ちなみにこの一回戦はもちろん主人公チームが勝利するのですが、バトル終了後、桃以外行方不明になります。やられてそのへんでノビてんのやろか・・・・






●ケンシロウの出番A

Jフェスティバル開始前に流れる、剣心&ケンシロウと、桃がチームを組むことになった際の回想イベント。躍動編(ルフィ編)でのみ発生する。





剣心
「おろ? そこのお主。お主もJバトルコロッセオに?」


「ああ、そうだ」


剣心
「見たところ一人のようでござるが・・・一人で勝ち進む算段でござるか!?」


「誰が信頼できるかわからないからな。一人の方が気楽でいい」


剣心
「ふむ・・・ならば、拙者たちと一緒に来てはどうでござるか?ケンシロウ殿、いかがだろう?」

ケンシロウ
「旅は道連れ、世は情け・・・いいのではないか?」


「おいおい、勝手に話を進められては困る。俺は強い奴でなければ一緒には・・・」


ケンシロウ
「・・・・・・・・・フンッ!」


剣心
「ケンシロウ殿!?」


「はっ!」


剣心
「ケンシロウ殿!
今のは秘孔を突こうとしたのでは?

ケンシロウ
「ああ・・・だが、防がれた。あいつ、なかなかできるな」


剣心
(あの一瞬で体内の気を集中させて防御した・・・?確かにあの者、できる・・・!)


「いきなりのあいさつで、それは無礼なんじゃないか?実力を知りたければ、直接拳を重ねた方がいいだろう?」


ケンシロウ
「そうだな、すまない。では、いくぞ・・・!」


剣心
「ちょ、ちょっと待つでござる!」


「そちらの旦那はやる気だぜ?二人まとめてかかってきな!」


剣心
「ふむ・・・仕方ない・・・拙者の不殺の剣、お見せしよう!」

ケンシロウ
「お前はもう、死んでいる・・・」


剣心
「ケンシロウ殿、殺してはだめでござるよ!」


(剣心(自キャラ)+ケンシロウ(CPU)で桃とバトル)



「くっ・・・俺の負けか・・・」


剣心
「さすがに2対1でござるからな。1対1ではどうなっていたか・・・」


「だが、一緒に戦う仲間としては申し分無いな。わかった、俺も一緒に行こう。俺は剣桃太郎、「桃」と呼んでくれ」


剣心
「拙者は緋村剣心、こちらは・・・」

ケンシロウ
「ケンシロウだ。また手合わせ願いたいものだな」


「それはお互い様だ。よろしく頼むぜ!」


>いきなり秘孔突くケンシロウ、それをかわす桃

ちょ、おま・・・秘孔はアカン!
洒落になってへん!

しかし桃の防ぎ方は素晴らしい。単に拳を払ったとかでなくて、体内の気を集中させて防御したって表現が良い。その通り、秘孔は体内の気で防げるからね。ケンシロウが秘孔から送った経絡への気を、桃は自らの体内の気でもって打ち消したってことなんだろう。流石は桃。あらゆる秘技を体得しているだけある。北斗神拳にまで精通していたとは。


>ケン&剣心 vs 桃

北斗神拳に2対1の戦いは・・・・ありまぁす!








●ケンシロウの出番B


探究編(トリコ編)で、大会優勝後に発生。
ダークファントムとかいう輩を戦うことになった主人公チームは、3つのカギ集めるために各地を奔走。ケンシロウと剣心は、カギ集めを主人公達に任せ、自分たちは各地で暴れるダークファントムの排除という裏方役にまわるのだった。





ケンシロウ
「さて、このあたりだと思うが・・・」

剣心
「そうでござるな」

剣心
「しかし・・・拙者たちだけで来てしまって、よかったのだろうか・・・」


ケンシロウ
「手分けした方が効率はいい それに・・・」

剣心
「・・・おろ?」


ケンシロウ
「お前と一緒ならば、どんな奴が出てこようと、負ける気はしない」

剣心
「・・・そうでござるか」

剣心
「では、3つの鍵はトリコ殿たちが見つけてくれると信じる事にするでござるよ」

剣心
「しかし・・・」


ケンシロウ
「ん? どうした?」

剣心
「なんだか、ケンシロウ殿に誉められているようで、ちょっと照れるでござるな」


ケンシロウ
「なに、本当に事を言ったまでだ」

剣心
「ふふ、かたじけない・・・と言っているうちに来たみたいでござるよ」


ケンシロウ
「現れたか、ダークファントム・・・!」

剣心
「ケンシロウ殿、油断なさるな では参る!」



(ダークファントム(めだか&ジョナサン)とバトル)


ケンシロウ
「この世に俺より強いやつはいない!」

剣心
「ふふ、頼もしいでござるな。ケガの心配をする必要はなさそうでござる」


ケンシロウ
「ああ、心配ない。この程度の奴ら、いくら束になろうが俺の敵ではない」

ケンシロウ
「それに、背中を預けられる奴がいるのだから、万が一にも敗北は無い」

剣心
「拙者の不殺の剣、お役に立てて光栄でござる」


ケンシロウ
「この先、奴らはまだまだ現れるだろう。この調子で先へ行くぞ!」

剣心
「承知した!」




>力を認め合う二人

なんだろう
ホモくせぇ


>「この世に俺より強いやつはいない!」

それ一回戦負けした奴の台詞じゃないから


>ダークファントムとのバトル

2対1での桃とのバトルの時は剣心操作で、ケンシロウが味方CPUだったのだが
今回のバトルでもそのままでした。
そしてこれにてケンシロウの出番は終了。

つまりストーリーでケンシロウは使用不可という事ですね。

何故だ・・・・交互でいいだろうが・・・・





●ケンシロウの出番 番外編


このゲームに登場する雑魚敵は、神っぽい人が作り出した修行用の幻影や、ダークファントムと呼ばれる存在なのだが、こいつらはいずれもジャンプキャラに化けているという都合の良い設定になっている。
ということは当然、ケンシロウに化けた敵も登場してくるわけだ。


その主な出現シーンがこちら。
亀有公園前派出所の前に現れる偽ケンシロウ。



中川「うわっ! 部長、応援が来ないと、厳しいですよ!
   相手は見ても分かるように、普通じゃありません!」



確かに普通じゃねえなあ・・・
まあケンシロウだろうがダークファントムだろうが、
両さんさえいればどんな敵も・・・



あれ?

あっ・・・
    ソウルソサエティ
両津氏は尸魂界で謎の商いしてるんだった・・・

(偽ケンシロウはこのあと主人公チームに滅殺されました)






続いて拳王様のお出番の御紹介。

●ラオウの出番@

主人公チームはJフェスティバルで優勝を果たす。だがその大会の真の目的は、闇の住人「ダークファントム」の手から世界を守るため、ヒーロー達を集結させることにあった。

敵が巣くう闇の深淵に赴くため、主人公達は「友情」「努力」「勝利」の3つの鍵を集めることになる。そのうちの一つ、「努力の鍵」を求めてアテナ神殿に訪れた主人公たちの前に、拳王様と、アノ人が立ちはだかる。




(拳王様の台詞が若干増えるという理由でナルト編の会話をチョイス)

ラオウ
「・・・見つけたぞ、これが「努力の鍵」か。確かに、魂に響くパワーを感じる・・・これで我が覇道も達成に近づく・・・」

フリーザ
「さすがは世紀末の覇王です・・・お見事ですよ、ラオウさん・・・」

フリーザ
「せっかくですから、鍵は私が預かっておきましょう」


ラオウ
「無用だ、貴様を信用しておらぬ・・・」

フリーザ
「それは残念です」

フリーザ
(まあいい、鍵がそろうまでは利用させて頂きましょう)

フリーザ
「それでは早速、次の鍵を探しに・・・」



ナルト
「おっと、そうは行かねぇってばよ!その鍵はオレたちが預からせてもらうぜ!」


ラオウ
「・・・・・・・・・」

ラオウ
「このラオウに言葉など無用!望みを叶えたいなら、己が拳を振るうがよい!欲するなら、その拳で奪ってみよ!」

飛影
「いい案だ ならば、そうさせてもらう」


ゴン
「なんだか強そうだな!ねぇ、どんな技使うの?」

ラオウ
「言葉など無用と言ったはず!拳で語るがよい!」

幽助
「んじゃ、そうさせてもらうぜ!」


(ラオウ&フリーザ組とバトル)


フリーザ
「こ・・・このフリーザ様が・・・」(逃亡)


ラオウ
「・・・よき勝負であった。鍵を持っていくがよい・・・」

ラオウ
「我が生涯に一片の悔い無し!」






>拳王様+フリーザ

まさかすぎるコンビ結成!
ジャンプキャラでも拳王様とタメはれる敵役なんてそうそういないと思っていたが、フリーザなら全然申し分ないな!3つの鍵編は、他にも藍染&マダラとか、赤犬&志々雄といった大ボス級のキャラがチームを組んでるんだが、ここのコンビだけ格が違う気がする。

あのザ・高慢チキなフリーザが、若干拳王様の下手に出てるのが凄いよな・・・・


>一片の悔い無し!

いやー・・・・、まあこれお祭りゲーだし、北斗ファンだけが買うわけじゃないから、なるべくメジャーなのをやっとかないとって気持ちはわかるよ。誰もが知ってるもんね、これは。
けど、やるならもう少しちゃんとやろうや・・・
せめて裸になるとか・・・







●ラオウの出番A


先のイベントが終了した後、今度は拳王様とフリーザがコンビを組むことになった時の回想シーンが始まる。





悟空
「フリーザのヤツ、相変わらずだったな。それにしても、いつも偉そうにしているアイツが、手下じゃなくて仲間を作るなんて、何があったんだ・・・?」


――――――――――回想――――――――――

フリーザ
「なんですか、アナタは?」

ラオウ
「世紀末覇者、ラオウ!うぬの名を聞こう」


フリーザ
「このフリーザ様を知らないとは、ずいぶん無知な方ですね」

ラオウ
「貴様の名など知らぬ!このラオウ、強者の名しか覚えぬわ!」


フリーザ
「私が弱い・・・と、言いたいのですか?」

ラオウ
「強者なら、このラオウも名を知るところ。貴様の名など、耳にも入らぬ!」


フリーザ
「では、今覚えていただきましょう。もちろん、私の強さを存分に味わってですよ!」


(拳王様を操作しフリーザとバトル)


ラオウ
「フリーザ、うぬの名、確かに覚えた」


フリーザ
「私もですよ、ラオウさん。お互いの強さを知ったところで、提案があるのですが、私と組みませんか?私とラオウさんの強さがあれば、無敵ですよ?」

ラオウ
「このラオウと、取引をするというのか。面白い、うぬの企みに乗ってやろう」


フリーザ
「では、交渉成立ですね。よろしくお願いしますよ、ラオウさん」

――――――――――――――――――――――


悟空
「まあ、どうせフリーザの事だから、なんか悪い事、考えてたのは間違いねえだろうな」



>「私とラオウさんの強さがあれば、無敵ですよ?」

それ殺されそうになった小悪党が命乞いでいうやつ!
しかも大体は却下されてそのまま殺されるやつ!

これフリーザのファンからしたら嫌な扱われ方だろうなあ。
まあ晩年はGTとか劇場版とかで結構株落としてたし、別にいいかぁ。


>拳王様操作

よかった・・・・





ストーリー上における北斗の拳の出番は以上です。

これだけ?って感じもしますが、他にも一杯キャラクターがいるわけだから、こんなもんだろうっていう気もする。


だから別に不満は・・・・不満は・・・・



ありますよ!!


次回は実際このゲームにおける
北斗キャラの不遇具合について
たっぷり愚痴こぼさせてもらますからね。