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[第78話]
南斗聖拳シン!
お前は報われぬ愛に命をかけた!!


 リュウガの城の前に組まれた井桁の炎。それは、宿命に準じて散ったトキとリュウガを天に送る炎であった。また一人死んでいった強敵達の哀しみを背負い、その拳を強く握り締めるケン。そして、彼らと同じくケンの中で生き続ける南斗六聖拳の男達との戦いの記憶を、ケンは思い出していた。

 殉星の男、シン。拳力によって得た幸福でしか愛を表現できなかった、哀れな男。ユリアの愛に殉じ、そして散っていった強敵との戦いの時が、ケンの中に蘇る・・・
放映日:86年6月26日


[漫画版との違い]
井桁の火でケンがトキ達を火葬する以外は全てシンの総集編

総集編詳細
・ケンがシンにユリア奪われ、七つの傷をつけられるシーン
・その後、ケンが荒野を彷徨うシーン
・Z軍、Z-666との闘い
・ダイヤを交首破顔拳で倒すシーン
・クラブを倒すシーン
・ハートを倒すシーン
・シンが遮二無二領土を広げるシーン
・ユリアにシンがサザンクロスをプレゼントする約束をするシーン
・シンの配下が反乱を起こし、町に火をつけるシーン
・シンとの闘い
・ユリアが飛び降りたシーン
・シンが城から身を投げるシーン



・魔の8週間
前回の77話からの8週間は、通称「魔の八週間」と呼ばれ、今でも北斗ファンの間で恐れられています。嘘です。私が考えました。とにかくこの78話から始まる総集編5連発。そしてその間に入る二度の野球中継(多分)。しめて8週間の間、リアルタイムで北斗を見ていた人は新展開を見させてもらえなかったのです。当時のファンの人の鬼の哭き声が聞こえてくるようです。
・今回だけ
シン、レイ、ユダ、シュウ、サウザーと続いていくこの総集編なんですが、何故かこのシンの回だけ過去の映像の流れに従ってケンの解説の声が入ってきます。なんでやめたんでしょう。不評だったのか。あまりにも昔過ぎて合の手がないと誰もわからねぇと思ったのか。


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