ワイルドライガー黒王号

2025年1月1日


あけヌメことサモ

2025年も宜しくお願い申し上げます。



2024年は名古屋と神戸の大原画展以外に殆ど動きの無い、北斗界隈にとって寂しい一年となりました。


今年は新アニメの続報を含め、それに伴う様々な新展開モリモリの一年になる事を期待しております。宜しくお願いします。





そんな年の瀬に我が家に届いたのがこちら。







『ゾイド ワイルドライガー黒王号』



2023年7月に発表されてから1年半。誰もが忘れかけていた頃、半ばサプライズかのように突然送りつけられてきました。



改めて紹介すると、こちらはゾイドシリーズが「ゾイド40周年プロジェクト」と銘打って展開したコラボ企画の中で生まれた商品。


人気ゾイド「ワイルドライガー」と「黒王号」の融合体のようなものらしい。


パッケージ裏に色々と詳細が記されていたのでご紹介。



[スペック]
・全長:5.5m
・全高:2.9m
・体重:13.3t
・最大スピード:134m/h
・本能解放技名:ロードオブクロー


[解説]
世紀末の世に現れた漆黒のワイルドライガー。太古より地中にゾイドコアの状態で眠っていたが、核による亀裂で掘り起こされ、周囲の物質が収縮・変容、黒色でより強固な身体を形成した。並の荒くれ者は咆哮砲で薙ぎ払い、黄金の爪と牙で敵を切り裂く。ラオウと共に戦うことで闘志が共鳴し極限まで高まることで真の力を発揮、タテガミクローを前方に展開する本能解放技ロードオブクローを発動する。


[エピソード]
「おれに後退は無い。立ちふさがる者は、この拳で打ち砕くのみ!」

次の瞬間、両者の拳と牙が激突する。軽い身のこなしで翻弄するライガーと、僅かな隙を見逃さず拳を打ち込むラオウ。互いの持てる技を惜しみなく使った激戦に、轟音が響き渡り、周囲は砂埃に包まれた。

音が止んだ時立っていたのは、ラオウだった。

「黒き獅子よ。その命、おれが貰い受ける。我が軍に加われ!」

ラオウの強さを認めたライガーは、その言葉に大きく短い咆哮で応え、自分に跨るよう促す。自身の背を預けたライガーに、ラオウは告げた。

「お前に黒王号の名を与えよう。その力、存分に振るうが良い」

かくして世紀末覇者ラオウとワイルドライガー黒王号は出会った。
だが、混迷を極める世紀末。この乱世を治めるのは、二人の力を持ってしても容易ではない。

彼等の覇道はまだ幕を切ったばかりであった。





すんごい設定しっかりしてる


まとめると、こっちの世界では馬の方の黒王号が存在しない代わりに、このワイルドライガーがいて、核の衝撃で地中から蘇ったと。ほんで本家に負けず劣らずラオウ様と息ぴったりで、共鳴によってパワーアップすると。そんな感じね。


まあ俺はパラレルだと割り切ることができるけど、黒王号を理由なく無かった事にすると過激派の怒りを買うんじゃないかと少し心配になる。その上で新相棒とイチャイチャさせるってけ〇のフレンズ2やないか。燃えるよ?


ただまあ、ゾイドがあれだけブームになったのって、単に造型が良いだけじゃなく、こんな風にしっかりとしたバックボーンが用意されてるってのも理由なのかもしれないですね。ストーリーがあった方が感情移入もしやすいもんね。





さて世界観もしっかりと学んだことだし、組み立て作業に入ろう。







中身こんな感じ。


更に開封し……










組み立てるパーツを並べてみた。


プラモデルはミニ四駆くらいしか組んだことない人間なので、こういう作業はほとんど経験が無い。上手く組めるのか不安だ。









しかしそこは40年間キッズをお客にしてきたゾイドさん。初心者を正解へと導く術を熟知しておられる。


頼りになる説明書を見ながら、組上作業は滞りなく進行。









中間地点。ツチノコ。










10分程で骨格が完成


ここから全身に装飾パーツをはめ込んで、出来上がった機体を……










付属の拳王軍団総進撃カキワリの前に置いて







横には拳王様アクスタを添えて











完成!!



更にここから、タテガミを立てる本能解放技『ロードオブクロー』を発動させると……










こう!!



おお!殺意マシマシで凄く格好良い!

これ、首を下げて威圧感あるポーズにすることでタテガミが飛び出し戦闘態勢に入るという、実に理に適った構造になってるんですよね。よく考えられてるなあ。




では起動スイッチを入れて、実際に歩行させてみよう


    
        
                     
    



おおおおお……


これは……1万円以内に納まる玩具としては相当なクオリティですね確かに。しかも自分で組み立てたのがこれだけ動いてくれるってのは良い体験になりますよ。子供時分なら間違いなく感動してただろうなあ。





ただまあ……


北斗の拳側の人間がこれ見て何か語れといわれても凄く困る。










起動時の正面はこんな感じ。

口やエラの開閉のリズムが不規則なんだけどどういう仕組みなんだろうね。












顔面を拡大。

とても人類の味方とは思えない眼をしてるが大丈夫なのだろうか。

よく見るとエラのような部分に申し訳程度に拳王軍マークが入ってるなあ。ゾイド側も頑張って北斗要素盛り込もうと苦心したのがよく分かる。









爪の部分は結構可動域があり、歩行してもしっかりと地面を噛んでくれる。

13トンの体躯から繰り出される爪撃は物理的威力だけで南斗六聖拳に匹敵しそう。










背面。

アーマーで隠れてる関節部もしっかりメカニカル風になってて好感が持てる。









ちなみにコラボ前の本来のワイルドライガーはこんな感じ。


あからさまにこちらが善、黒王側が悪って感じのカラーリングですね。ただカッコ良さで言えば明らかに黒王の方が上だろう。こうやってキッズはワルモノ側に流れていくんやろなあ。








さて、「ライガー」ではあるものの、仮にも「黒王号」と名乗っているのだから、発表当時のキービジュアルのように実際に拳王様をその背に乗せてもらおう。

それすら出来ないような者に、黒王の名を許すわけにはいかない。







というわけで……レッツ・ライドオン!!












Oh……



なんかデバートの屋上的な感じになってしまった……



超像可動シリーズは少しデカすぎたようだ。

ならばバイオレンスアクションフィギュアで試してみるとしよう。

というか現状私の手元にある可動フィギュアはこの2種のみだ。







うーん!まあ!まあ!


やっぱりまだちょっとデカいけど、さっきよりはマシかな。

もともとライガーってそんなにデカい動物じゃないし、サイズ的にはこれくらいがリアルとも言える。









そういえば先日、DIGACTIONシリーズの『北斗の拳 ラオウ&黒王号セット』の予約が始まりまして、こちらのラオウ様が全高9cmとのこと。ワイルドライガーを大きく見せたい場合は、こちらに騎乗して頂くのがベストかもしれないね。


3月発売との事なので、届いたら騎乗して歩く様子も動画撮ろうかな。





そんな感じでレビューは以上となります。


ほぼ北斗要素皆無の商品でもこれだけ頑張って感想述べられる俺はもう少し褒められてもいいんじゃないだろうか。


というわけで皆さま、本年も変わらぬご愛顧の程よろしくお願い申しあげます。



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