ワンナイト人狼

2022年7月7日



●北斗の拳×ワンナイト人狼
〜宿命の北斗神拳人狼バトル!! 秘孔を突かれるのは誰だ!?〜








共同印刷株式会社から発売された、北斗の拳の人狼ゲーム。

昨年の11月30日発売。価格は税込2,420円。




「人狼ゲーム」、実はほとんど知らないし勿論やったこともないんですけど、そんな私なりに簡単にルール説明を致しますと……


参加者(5〜8人くらい?)が全員がひとつの村で暮らしているという設定で、それぞれがカードを引いて「村人」「人狼」などの役職が与えられる。人狼は村人に化けており、夜になると村人を一人食ってしまうため、それを阻止するために村人たちは全員参加のディスカッションで人狼が誰かを推理。逆に人狼は嘘をついて村人側になりきる。その後、投票によって選ばれた一番怪しい奴を絞首刑に処し、人狼たちが全滅すれば村人側の勝利。逆に間違っていた場合はどんどん村人が食われていくことになり、最終的にどちらの陣営が生き残るかで勝敗を決める…といったような感じの心理ゲームとなっております。多分。


こいつはその「村人」や「人狼」などの役職を、北斗キャラに置き換えたゲームということですね。


ただ上記の説明は通常の「人狼」だが、こいつは「ワンナイト人狼」
ディスカッションと投票を1度だけ行い、そこで指名されるのが村人側か人狼側かで決着をつけるというライト版になっているらしい。


通常のルールの場合、長引けば何回もディスカッションを行う事にもなるので、結構な時間を喰ってしまう場合がある。だがこの北斗人狼は「ワンナイト」。1ターンで決着がつくので、気楽に楽しめる仕様となっているわけだね。






一応、物語の設定というのもあるようで、それがこちら。


202X年、世界は暴力ではなく心理戦が支配する世紀末となっていた!!果たしてケンシロウ達は、ユダに騙されず、ラオウ・ジャギ・アミバを見つけ出し、秘孔を突いてこの村に光をもたらすことができるのか!?


すげー
人狼じゃなかったら世界観が意味不明だ






こちらがゲームに使用するカード。

ターゲット層が若者であるということを理解して、濃ゆ濃ゆな原作絵ではなく、キャッチーなドット絵にした点は凄く褒めたい。










この6名が「救世主SIDE」
通常の人狼でいうところの「村人陣営」にあたる。



ケンシロウ[世紀末救世主]「GJハンター」

例えゲームに負けても、最後に伏せられたカードを引いて一発逆転を狙えるという能力があるらしい。つまりは味方が処されても最終的に悪を倒せば勝ちなのだって事だね。ダークヒーローやね。



バットリン「村人」

能力はない。それでいい。君たち最近やたら強キャラ扱いされてるから。



レイ[南斗水鳥拳]は、通常人狼における「怪盗」

別の誰かのカード(役職)を盗んで自分と交換できるらしい。
むしろアミバっぽい。



トキ[奇跡の拳]「占い師」
ユリア[天啓の慈母]「魔女っ娘」

この二人は伏せられたカードを覗き見し、誰か一人の正体を看破できる。
なるほど、ケンシロウには無理だなこれは。あの人きっとJPと松ちゃんの見分けもつかないと思うし。








次に「人狼陣営」あたる「世紀末SIDE」





彼らは自分が人狼(世紀末SIDE)だとバレないよう、頑張って正体を偽り続けなければならない。

それはまるで、ジャギがケンシロウに、アミバがトキに成りすましていたが如く。

なるほど、設定をうまいこと活かしている。



ただ、ラオウ様が誰かに成りすますってのはイメージと違い過ぎるかなあ。
それならラオウ伝説を利用しようとしたカイオウのほうが…まあいいか。


ちなみにラオウ様だけは、ゲームに使用しない救世主SIDEのカード2枚の内の1枚を見ることができる。つまりゲームに参加してないキャラを把握できるわけで、これにより誰かとカブることなく救世主SIDEに成りすませるわけだ。

ただ、相手側にも唯一トキだけが同じ能力を持っている。つまりトキのみが唯一ラオウ様の天敵になるということ。これはラオウ様が恐れたのが唯一トキの拳であることのオマージュであろう。うーむ、中々考えられているな。作った人は中々の手練れとみた。






そして最後に第三の勢力である「妖星SIDE」






この陣営はユダ一人。

彼のポジションは通常の人狼における「吊人」で、最後の投票で自分が吊るされた場合のみ勝利するという特殊なキャラとなっている。

つまり皆が救世主SIDE(村人陣営)であると主張している中、ユダだけはあえて演技が下手糞なフリをして、あたかも自分が世紀末SIDE(人狼陣営)であると疑ってもらう必要があるわけだ。まさに裏切りの星。登場キャラの中で最も巧みな話術が求められる役職であることは間違いないだろう。


いやしかし、サウザーやシンを差し置いてユダが出演してるだけでも凄いのに、ゲームをかき回す重要なキーマンをも担ってるってねえ。彼がこんな良い扱いされることって殆ど無い事よ。やはり心理戦をウリにしたゲームにおいて彼の存在は外せないということなのだね。







てな感じで、続けてゲームの進め方とかも解説してね、実際にプレイした模様とかもお伝えしたいところですが……



40男がいきなり「人狼やろうぜ!」と友人に言えるわけないのよ。



それにさぁ、こういう北斗のテーブルゲームの悪い所なんだけど、ゲームの途中で恥ずかしい事を言わせようとするんですよね。



ゲーム開始時に「百裂アタタタターン!はじめっ!」


人狼指名する時に「お前はもう死んでいる!」


最多得票で選ばれた人は「あべしっ!」



言えるわけないよね!


顔まっかっかになるって








そんなわけで、一度も使われることなくカラーボックスに収納されてしまいましたが、陽な人達は是非お買い求めになって実際に遊んでみてください。


というか普通にプレイ動画とか見てみたいので誰かおねがいします。





【ご連絡】

ちょっとデータベースをブラッシュアップしくつもりなので、更新頻度が結構落ちるかと思います。



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