北斗が如く 奥義紹介

2019年5月31日


発売から一年以上経っちゃってますが、「北斗が如く」に登場する奥義を纏めましたのでお披露目。




北斗百裂拳 [発動条件]…敵が振動状態の時
[コマンド一例]…
□□□□□
[最大ダメージ]…9600

[紹介文]
相手に連続で百もの拳を叩き込み、体に点在する秘孔を一瞬のうちに突く奥義。経絡秘孔を突くことで内部破壊を行う北斗神拳の極意が凝縮されている。

[感想]
上半身を激しく揺らしていた無双版と違い、ほぼ頭の位置を固定したまま腕だけを動かすという私の好きなタイプの百裂拳。フィニッシュが二本指での秘孔突きなのは珍しい。

ゲーム内解説の「百もの拳を叩き込み」というのは百裂拳の解釈として間違ってるのだが、最近は原センセ自身が「百の拳が同時に飛んでくるイメージ」とか仰られてるし、もうどうでもいいのかな。じゃあもう「百烈拳」でもいいじゃんって事になんだけど。




北斗百裂拳・剛 [発動条件]…バースト中
[コマンド一例]…バースト中
□□□□□□□
[最大ダメージ]…12000


[紹介文]
バースト状態でのラッシュコンボからくりだすことができる奥義。より強力な北斗百裂拳。


[感想]
ボタン連打しているだけで勝手に出るお手軽百裂拳。ボス戦では中々カッコいい奥義が出にくいのだが(幽泉や八悶九断ばかりになりがち)これならいつでも狙えるのでオススメだ。

ノーマル版との違いは、パンチラッシュの時間が少し長くなっていることと、最後の秘孔突きを出す直前に腕を後ろに引いて「オォォォォ…」とタメの時間を作っているところ。個人的には、名前に「剛」を付けるんなら、こっちはフィニッシュを全力殴りにして、ふっとび中に爆死みたいな演出にしてほしかったな。




秘孔 幽泉 [発動条件]…中ザコが麻痺状態の時
[コマンド一例]…

[最大ダメージ]…8000

[紹介文]
顎下にある秘孔・幽泉を突いてからのとどめの一撃。秘孔により首の痛覚を奪っているため、見た目ほどの苦しみは無いようだ。


[感想]
まず顎下の「幽泉」を突いて、次に往復ビンタでいう所の「復」(手の甲で叩くほう)をかまし、ラストに強烈な「往」のビンタ(手のひらで叩くほう)で首をひん曲げつつ頭部を爆死させる、という流れになっている。ビンタの順番や強さから見るに、おそらくアイン戦でのやりとりをモチーフにしているのだろう。

解説によると、秘孔 幽泉は、首の痛覚を無くする効果があるという。確かにそれならビンタによるムチ打ちの痛みは無いかもしれない。が、結局その後に頭部破裂させてますよね?。……え、これ突く意味ある?なんの優しさ?

ちなみに現実ではほぼ同じ箇所に「廉泉」というツボがある。親指で押し上げるように突くと唾液が分泌され、口の渇きを抑える効果があります。




北斗残悔拳 [発動条件]…大ザコが麻痺状態
[コマンド一例]…

[最大ダメージ]…8000
(カウンター版) [発動条件]…敵が片手武器で攻撃時
[コマンド一例]…L1+

[最大ダメージ]…9600


[紹介文]
両側頭部にある秘孔・頭維を突く奥義。その指が抜かれ死に至るまでに自分の行いの罪深さを思い知らせる技。悔い改められる時間は3秒。

(カウンター版)
片手武器を持った敵へのカウンター奥義。武器による攻撃をかわしながら距離をつめ、両即頭部の秘孔を突く。


[感想]
スペードの時と違い、指を抜いた瞬間から「三秒後にお前は死ぬ」と喋りだすので、最後の「ぬ」の辺りでもう爆発しちゃってるのが面白い。全然三秒じゃねえって。

仮面を被った相手の場合だと、指を抜くと同時に仮面が粉々になって飛び散る演出になるのが格好良い。




北斗磔指葬 [発動条件]…壁近くで敵が麻痺状態
[コマンド一例]…壁近くで

[最大ダメージ]…8000

[紹介文]
壁などに押し付け敵の正中にある秘孔を貫く。相手は磔にされたかのごとく自らの死に絶望しながらなす術もなく葬り去られる。


[感想]
敵を横蹴りでふっとばし、壁に衝突すると同時に胸の中央を一突き。相手は逆さまの状態で貼り付けにされ、指を抜かれて解放されると同時に爆死する、という流れ。
北斗が如くオリジナル奥義の中では一番好きかも。ドS魂を発揮したケンシロウさんが一番やりそうな技だと思う。

単なる「見せ技」のようにも思えるが、真面目に考えると、むしろ強い敵であるほど効果を発揮する奥義のような気がする。ザコは最初の蹴りで死ぬが、強敵ならそれにも耐える。しかし壁に衝突した際にダメージを負い、隙が生まれる。その好機を見逃さず、一瞬で間合いを詰めて秘孔を捉え、勝負を決める……という使い方であれば、割とちゃんとした奥義のようにも思える。




北斗壊骨拳 [発動条件]…中ザコが暗闇状態の時
[コマンド一例]…
□□
[最大ダメージ]…8000

[紹介文]
額にある秘孔を正確に突く奥義技。秘孔によって体の内部への圧力が高まり、全身の骨が破壊されるとともに背面より飛び出す。


[感想]
相手を「暗闇」状態にしないと使えないという原作の再現具合にこだわりを感じる。別にそうじゃないと使えない奥義ってことはないのだろうが、確かに額を指で捕らえるのは、それくらいの好条件を作らないと難しそうな気もするしね。

流石に背中から骨が飛び出すような演出は無かったが、ちゃんと背中辺りが爆ぜているのでOKとしとこう。




北斗崩背撃 [発動条件]…大ザコ等が暗闇状態の時
[コマンド一例]…
□□
[最大ダメージ]…8000

[紹介文]
背後から敵の脇腹の秘孔を突き、腕の自由を奪った後、脊髄近辺にある致命の秘孔を突く奥義。受けた者は内部が破壊され、崩れ落ちて絶命する。


[感想]
相手を暗闇状態にして瞬時に敵の背後を取り、脇腹の秘孔を突いて硬直させる(秘孔 戦癰?)。そして合掌手での突きを背中のド真ん中に突き刺し、引っこ抜くと同時に破裂…という流れ。

合掌手は原作でトキがよく使っているイメージだが、「相手が敵を見失っている」「敵の背後から繰り出す」という状況を考えると、シュウが誘幻掌の後に繰り出した合掌突きをモチーフにしているのだと思われる。
ちなみに、北斗の拳オンラインにも同様のシーンを参考にした技が登場するのだが、こちらは合掌手を「臀部に」突き刺す南斗天翔貫頂(カンチョー)という技になっている。何故下ネタにしたのだろう…。




岩山両斬波 [発動条件]…敵が片膝状態の時
[コマンド一例]…
□□□
[最大ダメージ]…8000(対巨漢:12000)

[紹介文]
相手の頭部めがけて強力な手刀を振り下ろす技。その威力は岩をも断ち斬る破壊力をもち、相手の頭蓋骨を簡単に内側にめり込ませ粉砕する。


[感想]
相手が巨漢ザコの場合はダメージが50%アップするという謎仕様が面白い。そういえば原作でこの技を喰らったスペードの部下も牙大王も巨漢だったもんな。そのへんが何か関係してるのだろう。

炸裂した際の絵面は牙大王の時のを参考にしているっぽいが、それに加えて鼻血ブーが追加されている。そりゃ鼻血くらい出るよなこんなん。




北斗鋼裂把 [発動条件]…敵が直立状態の時
[コマンド一例]…
□□□□→R1
[最大ダメージ]…8800

[紹介文]
驚異的な握力で相手の肉体を握り潰す技。鋼鉄をも引き裂く指の力により相手の肉体はいとも簡単に握り潰される。


[感想]
無双で何故か発勁技にされていた鋼裂把さんが、無事に握撃技となって戻ってきた。しかも炸裂箇所を「顔面」に変えて。ウイグルみたいに肩だったら筋を引き裂かれるだけで済むけど、顔面は即死でしょこれ。頭蓋骨も脳もグチャグチャですやん。




北斗破陣擲 [発動条件]…複数の敵がいる状況
[コマンド一例]…
□□□□
[最大ダメージ]…12000

[紹介文]
側頭部の秘孔を突いて硬直させ、回転投擲に至る技。秘孔により鉄柱のように硬化した敵の体は、巻き込まれた敵たちに甚大な被害を与える。


[感想]
右側のこめかみに親指を突き入れ、そのまま相手をぶん回し。回転に巻き込むかたちで周囲の敵をぶっとばしつつ、最後は相手を放り投げ、空中で爆死させるというもの。「脚のあたりがぶつかっただけでそんなダメージある?」と思っていたのだが、秘孔によって敵の体を鉄が如く硬化させているのだと知って納得してしまった。面白いこと考えるなあ。

このゲームは対複数用の奥義が非常に少ないので、初期から使えるこの技の存在はとても有難かった。




北斗昇雷脚 [発動条件]…頭痛状態の巨漢ザコ限定
[コマンド一例]…
長押し2段階→
[最大ダメージ]…12800

[紹介文]
巨大な敵の首と側頭部の秘孔を連続で突く奥義。手が届かない位置にある秘孔も、空へ駆け上がり、脚で難なく突く。北斗神拳の自在さが体現された技。


[感想]
悶える巨漢ザコの膝を借りて体を駆け上り、両肩でチョコンと跳ねつつ秘孔をとらえ、止めに右即頭部に強烈な蹴りを叩き込むという奥義。オリジナル奥義にもバリエーションを持たせようという意向の下でねじ込まれた「蹴り技」という感じがする。

正直、発動させるまでが面倒くさいので、奥義レベルを育てたい人以外はほとんど使う機会がないんじゃないかな。一応ダメージ的には全奥義の中で3番目に強くはあるが。




北斗八悶九断 [発動条件]…バースト中、敵ダウン時
[コマンド一例]…ダウンした敵の側で
[最大ダメージ]…8000

[紹介文]
敵の頭部を中心に拳を繰り出し、変形した頭部の痛みに悶絶する相手の顔に最後の一撃を打ち下ろす技。敵に想像を絶する痛みを与え死へと至らしめる必殺の技。


[感想]
原作で寸止めしたアレを、構うこたぁねぇとばかりに全力で振り下ろしただけという特になんの捻りもない奥義になってしまった。いや、いいんだけどねそれで。

ボス戦ではとにかくバーストになってこれを狙いまくるのが一番確実な戦法だと思う。いかに効率よく八悶九断を出せるかが北斗が如く攻略の鍵と言えるだろう。しらんけど。




交首破顔拳 [発動条件]…バースト中、敵が宙でうつ伏せ
[コマンド一例]…□□△△
[最大ダメージ]…8800
(カウンター版) [発動条件]…小ザコが跳躍攻撃中
[コマンド一例]…L1+
[最大ダメージ]…9600

[紹介文]
うつ伏せで浮いている敵に繰り出す奥義。自身も宙にへ舞い、相手の首の秘孔を突き、さらに顔面に膝蹴りをいれることにより相手の顔面を真っ二つに引き裂く技。

(カウンター版)
跳びかかってくる小ザコに対してくりだすカウンター奥義。自身も宙に舞って迎え撃ち敵の首と顔面の秘孔を突く。


[感想]
原作のかなり序盤で登場したにもかかわらず、何故かほとんど注目されることの無い奥義、交首破顔拳。そんな地味奥義の代表格に、遂に見せ場が到来!!……かと思われたのだが、ハッキリ言って普通にプレイしていたら目にすること無く終わるほど条件が限定的なんですよね…。チビ牙一族へのカウンターとしてなら結構見るんですけどね。

しかし如くは、この交首破顔拳を含め、いままでゲーム界でほとんど無視されてきた奥義たちにスポットをあててくれている所が実に良い。好き。




北斗猛翔破 [発動条件]…バースト中、敵が宙で仰向け
[コマンド一例]…
△△
[最大ダメージ]…8800

[紹介文]
空中から飛びかかってくる敵に容赦なく拳を叩き入れ、背面にある秘孔を連続で突く奥義。受けた相手はさらに高く宙を舞い、再び地に落ちることなく無情な死を迎える。


[感想]
紹介文では「飛び掛ってくる敵に〜」となっているが、ゲームの中では自分で空へ撃ち上げた敵に対し、背中へあたあたして吹っ飛ばすという奥義になっている。ネーミングや性能から判断するに、おそらくサウザーへの止めに使用した「北斗有情猛翔破」の「有情じゃないバージョン」なのだろう。

原作非登場の奥義なのだが、一応「百万の覇王乱舞」や「激打MAX」で先に登場している。ちなみにあっちのほうでは、トキの突き上げパンチをイメージしていたようだ。雑学として覚えておくときっと人生で役立つ時はこない。




北斗断骨筋 [発動条件]…敵が右腕で素手攻撃中
[コマンド一例]…L1+

[最大ダメージ]…9600

[紹介文]
敵の素手攻撃に対してくりだすカウンター奥義。敵がくりだした腕にある複数の秘孔を連続で突く技。秘孔を突かれた腕の先から肩へと徐々に骨が砕け、最後には頭蓋骨を内側にめり込ませ絶命させる。


[感想]
これまで山ほどの北斗ゲーが作られてきたにもかかわらず、この北斗断骨筋が登場したのは、なんと始祖の北斗ゲーである「北斗の拳 バイオレンス劇画アドベンチャー(PC-8801他)」以来(アプリ系除く)。そういえば断骨筋はアニメ版でもカットされていた不遇奥義だったなあ、これで少しは報われただろうか。

原作の「ピピピ」という突き方と比べると少々強く突きすぎている気もするが、モーション的にはかなり忠実に再現されている。しかし折角なんだし、断末魔は「あべし」固定でも良かった気がするな。




五指烈弾 [発動条件]…敵が両手武器で攻撃中
[コマンド一例]…L1+

[最大ダメージ]…9600

[紹介文]
両手武器を持った敵へのカウンター奥義。攻撃を見切り、手にある秘孔を突き、相手の五本指を根本から爆破する技。指を失った相手は、もはや武器を持つことは不可能になる。


[感想]
原作ではクラブの爪撃に合わせ、斜め前方に指を突き出して迎え撃つという突き方だったが、如くでは槍or斧を握った相手の手を左右から挟みこむようにして突く形となっている。オマケで上段蹴りもプラス。
正直、クラブの爪は小手と一体型なので、別に指が無くても攻撃できるっちゃできるのよね。だから本作のように、手で握る武器の相手に対してのほうが正しい使い方のような気もする。

この五指烈弾も「北斗の拳ONLINE」以来2度目となる、北斗ゲー界においては激レアな奥義。かなり有名な方だと思うんだけどねえ。「ダメージを与えつつ攻撃力を下げる技」としてゲームでも需要ありそうなもんだが。




二指真空把 [発動条件]…敵がボウガン発射〜着弾前
[コマンド一例]…L1+

[最大ダメージ]…9600

[紹介文]
自身に飛来するボウガンなどの矢の気配を読み、人差し指と中指で挟み矢を放った相手に投げ返す奥義。北斗神拳の基本技にして難易度の高い重要な技でもある。


[感想]
正面からの矢を受けたときは普通なんだけど、横or背面からの矢を受けたときはモーションが変わるんですよ〜。これが凄く良いので、あえて明後日の方向向いてこれを狙っちゃうんですよねえ。

このゲームにおけるボウガンザコのウザさは相当なので、居るとわかった時点でガードを固め、常に狙っていきたいほど重要。




汚物は消毒 [発動条件]…敵が火炎放射直前
[コマンド一例]…L1+

[最大ダメージ]…9600

[紹介文]
敵から火炎放射器を奪い取り逆に燃やしてしまう技。人を虐げるような汚物は炎で消毒されるべき。


[感想]
本作でケンが使える奥義の中で唯一「北斗神拳でない技」がこれという…。どんだけ愛されてるのよ汚物消毒。ダメージも百裂拳や残悔拳より上だし。

ただ火炎放射ザコは相当厄介で、下手すりゃ連続ダメージで即死まである相手なので、この技は相当重要になってくる。ていうか汚物消毒ザコの存在自体が結構レアなので、奥義レベルを上げるためにもとにかく見かけたら狙っていきたい。




北斗双戒殺 [発動条件]…秘孔チャンス時、別の敵が攻撃
[コマンド一例]…敵の攻撃に合わせて

[最大ダメージ]…12000

[紹介文]
秘孔攻撃中に攻撃してきた敵に対してくりだすカウンター奥義。眼前の敵と襲ってくる敵、二人の側頭部の秘孔を突く奥義技。秘孔により戒められた二人の頭部をぶつける事によりさらに秘孔が深く入り、致命の一撃と化す。


[感想]
右こめかみの秘孔を突いた奴と、左こめかみの秘孔を突いた奴の頭をごっつんこさせる面白奥義。ちょっとギャグ要素強いかな〜と思っていたのだが、説明文によると「頭部をぶつける事によりさらに秘孔が深く入る」とあり、フフッとなってしまった。なるほど…確かに確かに。




北斗天勢撃 [発動条件]…巨漢ザコが振動状態
[コマンド一例]…
長押し4段階目→
[最大ダメージ]…13600

[紹介文]
空中に浮かせた相手に連続で拳を叩き込み、胸部周辺にある複数の秘孔を突く奥義技。無防備に空中に浮き上がった相手は着地する間もなく爆散する。


[感想]
全力アッパーで巨漢を浮かし、そのまま百裂拳を叩き込んでぶっ飛ばしながら爆死させるという技。 こちらも北斗猛翔破同様、「百万の覇王乱舞」や「激打MAX」に登場している奥義なのだが……その北斗猛翔破と、この北斗天勢撃、なんかすげー似てるんですよね。なんでこんなカブってる奥義入れちゃったんだろう。謎だわ。

本作の中で2番目に威力の高い奥義ではあるが、そこまで差があるわけでもないし、見栄えがする奥義でもないので、特に狙う必要も無い。というか、数ある奥義の中でも出すのが一番面倒くさいんだよね…。




北斗有情破顔拳 [発動条件]…秘孔チャンスの敵が2体
[コマンド一例]…
×
[最大ダメージ]…12000

[紹介文]
秘孔・牽正を突く事により、相手は手足があらぬ方向へと曲がって行くが痛みを感じず、むしろ恍惚とした表情を浮かべ快感のうちに肉体が死滅する。


[感想]
ハッキリとビームが視認できるわけではないが、基本的には原作でトキがやったのと同じような有情拳のスタンダップ版。トキの奥義ってことで、ちゃんと闘気の色が緑色になっている。ていうかAC北斗や無双でもそうだったが、もうトキの闘気=緑は公式設定なのか?

頭に赤丸出た2匹がいればカンタンに発動できるということで、メチャメチャ重宝する。荒野バトルや囚人闘技といった10体以上のザコを相手にするときは、まず格下のザコを有情拳連発で2人ずつ片付けるという流れになりがち。少々演出が長いのが難点ではあるが。




天翔百裂拳 [発動条件]…ボスが跳躍回避
[コマンド一例]…「勝機」表示中に

[最大ダメージ]…24000

[紹介文]
空へ逃げた敵を追って自ら宙を舞い上空から百裂拳を相手に叩き込む奥義。自由の利かない空中戦を制する華麗な技である。


[感想]
使えるのがボス戦限定、しかも体力をほぼ削り終えた後の「フィニッシュ技」という、えらく崇高な扱いになってしまった天翔百裂拳さん。しかもその威力は2位にほぼダブルスコアをつけての断トツ1位という優遇っぷり。何故!?トキが使ってるのならわからんでもないけど、ケンさんじゃん!ケンさん別に空中戦得意じゃないじゃん!?査定が謎すぎ!!

モーションのほうも少し不満。わざわざちゃんと後ろを向いて、ちゃんと反動をつけてジャンプするモーションがダサいのねぇ。できれば戦いの中の自然な流れで跳んでほしかったなあ。

ちなみにラオウ様(偽者含む)が相手の時だけ、被弾後に土下座ポーズで吐血するという原作再現が見れます。




天将奔烈 [発動条件]…「覇道の護符」を使用
[コマンド一例]…護符をセットした方向キー
[最大ダメージ]…12000

[紹介文]
両の掌から猛烈な闘気を放ち、相手にぶつける技。その闘気の奔流に飲み込まれた相手は、身をちぎられる程の衝撃で吹き飛ばされる。


[感想]
ラオウ様の宿星を込めた「覇道の護符」を使用することで発動。闘気もちゃんとラオウ様の赤色になっております。

このゲームは、複数の敵に攻撃できる奥義が本当に少ない。北斗破陣擲が4〜5人で、あとは全て2人以下という有様だ。しかしそんな中、この天将奔烈の対称人数はダントツの8人。流石はラオウ様の無敵の拳である。まあ護符というカテゴリで言えばもっと強いのあるけどね…。

発射するときの「へあぁ!」は少しダサい。




七星点心 [発動条件]…「伝承の護符」を使用
[コマンド一例]…護符をセットした方向キー
[最大ダメージ]…12000

[紹介文]
人間の動きの中にある七つの死角を辿って敵を封じ、さらに死角からの同時攻撃により死へと導く奥義。伝承者のみに伝えられる奥義と言われている。


[感想]
リュウケンの宿星が込められた「伝承の護符」をセットすること使用可能になる奥義。もともとリュウケンの技だし、若干無想転生とカブる部分もあるということで、歴代のゲームでもあまりケンが使うことは無かった技だが、今回はマンキンでやってくれた。北斗七星型の歩法があれば尚良かったが。

説明文の「伝承者のみに伝えられる奥義」って一文は、今まで仮説に過ぎなかった解釈だと思うのだが…明文化されたされたのは初かな?


[小ネタ]
一人ジャンケンであいこになるケンさん。




<特殊技>


北斗剛掌波
発動方法/バースト中にR2ボタン長押し(七星ゲージ1つ消費)




[紹介文]
己の闘気を放ち、前方の敵をなぎはらう。


[感想]
バースト中は落下突きや急襲キックが強いので、タメが必要な剛掌波は正直使い辛いのだが、やっぱりロマンがあるので積極的に使いたいよね。しかし何故剛掌波なのに両手なのだろう。天将奔烈との差別化を図るためにも片手にすべきでは。

上図は3段階溜めた後の剛掌波だが、1段階目と2段階目ではダメージや範囲に加え、見た目も異なる。

1段階タメ 2段階タメ

ふむ……威力が増す毎に闘気が赤くなっていくということは……つまりケンシロウの闘気よりラオウ様の闘気のほうが優れているということでよろしいか?




闘気陣
発動方法/非バースト中にR3+L3ボタン




[紹介文]
闘気を球状に出して周囲の敵を退け、高確率で敵を秘孔チャンス状態にする。


[感想]
紹介文では「闘気を球状に」とあるが、実際は爆発のようなエフェクト。おそらく北斗七死闘氣断(マミヤの村で黒王をビビらせたやつ)か、もしくは北斗呑龍呼法(練気闘座でのラオウ様の闘気ドーム)をモチーフにしていると思われる。

自分は未修得のままクリアしてしまったのでイマイチ強さを実感できていないのだが、レベルが低いうちは囚人闘技等で相当お世話になるらしい。





無想転生
発動方法/「北斗の護符」使用




[感想]
ストーリー中に殆ど強敵が死んでないという哀しみ不足を考慮してか、本作の無想転生はクリア後に修得できるというオマケ的扱いとなった。

これまでゲームでの無想転生は「無敵状態になる」という扱いが多かったが、今回はそれに加えて「強敵の技を連続で繰り出せる」という興奮必死の仕様になっている。原作でもケンがトキの動きやレイの拳を放っていたが、あれをド派手に進化させた感じか。クリア後限定奥義なのは、一度ストーリーを全て経て強敵たちの拳を体感した後じゃないと辻褄が合わなくなるから、という理由もあるのかもしれない。

今回は通常の強敵達に加え、なんとジャギやウイグルの技までも無想転生コンボに加えられているという見境なしっぷり。特に、そこまでデカくないケンシロウが頑張って蒙古覇極道を繰り出す様は大変面白いので是非御覧頂きたい。

繰り出せる技とコマンドは以下。







[お知らせ]

持病である円錐角膜が最近がんばっちゃいまして、乱視の進行で視界がかなり気持ち悪い状態が続いておりますので、落ち着くまでサイトの更新は控えめになると思います。ご了承ください。


前の記事へ≪ ≫次の記事へ


















アクセスカウンター