フィギュアレビュー 番外編 |
|
2015年9月1日(火) |
フィギュアレビューの番外編です。
何故「番外」なのか?
それは
公式グッズじゃないから。
北斗フィギュアで非公式っつったらもう、あれですよね。
こ れ
10年近く前にネットで見つけた
リン(?)のフィギャー(中国製)。
当時こいつを見たときの衝撃ったらなかった。
このキレた力士みたいなフェイスは勿論のことだけど、少女のフィギュアにあるまじき付属武器の多さとか、アニオリペットのペルまで付いてるという謎の充実具合も最高でしたね。
あまりに面白すぎて3DCGまで作っちゃったし。
もちろんリンの他にも結構シリーズが出てまして、写真を見る限りどれも負けず劣らずの仕上がりだったんで、欲しいなぁ欲しいなぁってずっと思ってたんですね。怖いもの見たさというか、ネタ用として。
で、今回遂にそのチャンスが巡ってきたわけです。
では御覧いただきましょう。
こちらが今回私が手に入れた木人形になります。
うわぁ・・・・・
自分で望んで手に入れといてなんだけど、想像以上のブスさだ・・・・
人形もイラストも酷すぎるクオリティですけど、まあでも誰かはわかりますよ。
拳法の構えをとる女戦士で
オレンジの衣装とくれば
もうあの人しかいません。
そう!麗しき女戦士マミヤ・・・・さ・・・・・
ん?
Y U R I A ?
え?
これ........ユリア?
ユリアが拳法を・・・?南斗慈母星に構えが・・・?
まぁ、六つの門を守る衛将の一角なんだからあっても不思議じゃないが・・・・
というかそもそもあって然るべきなのかもしれないけど・・・
もしかしたら当時これ作った人にも、そういう願望があったとか・・・・?
いやいや、なんで30年前の中国人の思想に思いを馳せなきゃいかんのだ
ちょっとマミヤorユリア問題でツッコみが遅れてしまいましたが・・・
肝心のブツの方もこれもう・・・なんつうか・・・ほんと凄いね。
凄いっつうか
赤いね。
親の仇かってくらいマッカッカね。まるで妖星ね。
ふわあぁぁぁ・・・・・
もうどこからいじるとかいう次元じゃない。頭おかしくなりそうな造形だ。
今までネット上で色々な低クオリティのフィギュア画像を見てきたけれども、その全てを過去にしてしまうほどの衝撃画像ではなかろうか。やはり本場はレベルが違う。
森永の小枝チョコみたいな眉毛や四方八方からの投擲武器を叩き落せそうな眼球も勿論だが、個人的にはマリリンモンローと左右逆の位置にあるセクシーぼくろが無性に苛立つ。
果たしてこの顔の女の為にシンは遮二無二奔ってくれるのだろうか。
皮肉にも髪だけはそこそこマシな出来だから、後姿は結構イケるのよね。
人形に背面向かせてパック詰めしていたらもっと売れていたかもしれない。
ブーツは赤いハイヒールで女性らしさを演出。
もう闘う気があるのかないのかわからん。
でも原作のマミヤもヒールだしねぇ。
・・・いやだからマミヤじゃねえって。
ちなみに胴体と腰〜膝の部分はプラスチックで、顔や腕、そしてこのブーツ部分はゴム製になっている。
指紋!残っとる!しかも両足!
おそらくゴムがしっかり固まる前にこいつを組み立てたからだろうなあ。
きっと物凄いハイペースで量産してたんだろうね。当時のパートさんにお疲れ様と言ってあげたいよね。ただ手袋くらいはしてほしかったね。
まあ見ての通り、一応アクションフィギュアなわけだが、その手足の可動範囲は
驚くほど狭い。
ガッチリ固定された肩当の所為で、
腕は肩より上に挙がらない四十肩状態。
脚に至ってはタセット(腰周りの防具)によって両足の間接部がほぼ完全に覆われているため、
う○こ漏らした人の歩幅くらいしか開かない。
この写真のポーズがほぼ可動限界だ。
いや、ちょっと待てよ。これはもしかしたら製作側が意図的に取り付けた制御パーツなのかもしれん。実は他の六聖拳に劣らぬ強さを持っているにも関わらず、慈母の光によってこの世に平安を齎すという宿命を全うすべく、あえて拳を封ずる・・・。そんな自らに枷を填めた慈母星の生き方を表現した結果がこの装備なのかもしれない。
でも折角なので邪魔なパーツを剥ぎ取って大いに羽を伸ばしていただきました。
肩当とかは結構無理矢理引っこ抜きました。
ていうか制御パーツ無かったら結構自在に動くなこれ。当時の日本で売られていた物と比べても遜色無い自由度だと思う。顔と色さえ我慢したら結構イケんじゃないの。我慢できないからイケないんだけど。
さて、人形を一通り弄ったんでちょっとパッケージのほうに戻りますかね。
ここ、なにやら北斗神拳の説明文っぽいのがありますね。
勿論読めませんけど、まあ秘孔突いてボーンなるよ的な事が書いてあるっぽい。
この写真では見えませんが、半分から下は南斗聖拳の解説になってます。
ただ文字は
南門神拳になってます。
問題のイラストの全身図も載せときましょう。
うーむ・・・拳法の構えさせるにしてももうちょい"らしい"ポーズにできなんだのか。
本場の国なんだからそのへん拘ってくれてもよかったんじゃないのか。
しかしこうやってイラストと見比べると、
まだ人形の方がユリアっぽいよね。髪の色もアニメ遵守(後半)のオレンジ色だし。どっちかというと真の戦犯は、イラスト描いた人のほうだと思うわ。マジでなんでここまでマミヤに寄せたんだろう。発注側が間違えてマミヤのカラーイラストを渡してしもうたとしか思えん。
・・・いや、どっちが近いとか、そういう話題が出ること自体おかしいんだけどね。どっちも近くて当たり前だし、そもそもパケ絵と人形のデザインにこんだけ差がある時点でダメですから。まあ外から地雷が見えてるだけ良心的ではあるけれども。
もしかしたらイラストと同じポーズを取らせたら似るかもと思ったけどダメでした。
最後に付属の
武器を御紹介。
カラリーングもされていないし出来も相当悪いが、無駄に種類が充実している。
槍、剣、刀、短剣・・・・手裏剣に至っては4種(八方型・六角型、十字型、棒型)もある。
娥媚刺とかヨーヨーが無い所に一抹の良心を感じる。
んじゃあ折角だから何か持たせてみようかな・・・・と思ったのだが
この手じゃ何一つ持てねえよ・・・・
なんで持てないのにこんな豊富なセットつけてんだよ・・・・
ハッ!もしかしてあえて武器を握れぬようにすることで慈母の心を(略
以上で(偽)ユリア人形レビューは終わりとなりますが・・・
このシリーズを現状
あと4体所持してますので、いつかまた紹介させていただきたいと思っております。
次はどの子にしようかな〜