北斗百技拳レビュー |
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2015年6月13日(土) |
6/27日(土)に京都で行われる原御大のサイン会に特攻します。
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第11弾 |
北斗百技拳シリーズ |
百技拳・・・・と聞いてもピンと来ませんよね。
作品うる覚えの人が適当に言った奥義名みたいだし。
してその正体は・・・・
奥義書です。
あと一応その奥義の型をとった人形もついてます。
1985年にバンダイから発売。
全四巻まで出てまして、第一巻が上の
岩山両斬波。
第二巻が北斗残悔拳
第四巻が北斗百方斬
まさかのアニオリ奥義。
残念ながら第三巻の
北斗百裂拳は手に入れられませんでした。
よりによって一番大事な巻が・・・
できれば全部そろえてからレビューしたかったんですけど、無理そうなので諦めました。
パッケ裏面。
なんかここにほぼ要点纏められてるような気がする。
今まで紹介してきたグッズ達とくらべるとかなり小物になってしまうかもしれないが
奥義マニアである私にとっては、この秘伝書の中身ほど興味を惹かれるものは無い。
ある意味一番欲しかったグッズと言えるだろう。
それでは早速絵巻を紐解いていきましょう。
私は別にコレクターじゃないのでビンテージアイテムでもガンガン開けるよ。
さあそのあられもない姿を私に見せてくれ。
ハァハァ
ハァハァハァハァ
ハァハァハ・・・・
ハァ?
短くね?
巻物ってのは長尺の紙を手軽に携帯・保管するために生み出されたもんだろ?
20センチ強しかない紙を巻く意味なんてねえだろ!芯を三巻半しかしてねえし!
大便後のトイレットロールがこの長さだったときどんな気持ちになるか考えろ!
・・・・とか怒ったフリしてみましたが、完全に想定内です。
このレベルの商品なら、ま、こんなもんだろうと思ってましたよ。
つーかもう遠目から見ても芯の極太具合がハッキリわかりましたからね。
茶番はここまでにして中身にいきましょう。
まずは順番に、第一巻の
岩山両斬波から
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一子相伝 一巻
北斗神拳奥義書
岩山両斬波
手刀をつくり、相手の脳天から、顔面にかけての秘孔をめがけて真っ向うから振りおろすべし。抜群の威力を示す必殺技なり。有無を言わせず、相手を一瞬のうちに死に至らしめる、数ある北斗神拳の技の中でも、最も破壊力を持つ技の一つなり。
鍛える事が困難な顔面へ、それも秘孔に、気を集中させ、一瞬にエネルギーを爆発させるが故に、受けた相手は頭がい骨から顔面にかけ真っ二つに両断されるという状態になる。
北斗神拳の奥義を収得した者のみ、駆使し得る技なので、むやみと修行途中の者が使用するのは、大いに危険なり。
北斗神拳の伝承者、ケンシロウが過去この技で倒した敵はと言えば、スペードの部下の一人、鉄球を使う力じまんの大男と、牙一族の頭が代表的だろう。
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>脳天から、顔面にかけての秘孔をめがけて真っ向うから振りおろすべし
秘孔突いてんだこれ!?
そらまあ額を始め、その正中線上はすげえ秘孔の要所が集まってそうではあるけど。
>数ある北斗神拳の技の中でも、最も破壊力を持つ技の一つなり
そーなんだ!?
パッと見ただのチョップの過ぎない技が天将奔烈とかに比肩するんだ!?
なら強敵相手にも使えばよかったのにね。リュウガのハンサムフェイスを思いっきり凹ませたりしても面白かったのに。
>相手は頭がい骨から顔面にかけ真っ二つに両断される
そんな描写あったっけ?
スペード部下ハゲも牙大王も、へっこんだだけだった気が・・・
いや、もしかしたらあの時のケンさんはこの奥義を体得できていなかったのかも。
本来はチョップと同時に秘孔を突くことでどえらい破壊力をもたらすのに、失敗してただのチョップみたくなってしまったのかもしれない。
>北斗神拳の奥義を収得した者のみ、駆使し得る技なので
ああ、やっぱりそうなのね。まだあの時のケンさんは未熟だったってことよ。
それにしても・・・収得?修得だろ?
>北斗神拳の伝承者、ケンシロウが過去この技で倒した敵はと言えば、スペードの部下の一人、鉄球を使う力じまんの大男と、牙一族の頭が代表的だろう
こういうの書くと"奥義書"としてのリアルさは無くなっちゃうからいらないなぁ。
まあでも、岩山両斬波だけでこんだけ文字数稼ぐのも難しいよね。
こちらは、オマケ(?)のゴム人形。
うう・・・ん・・・
両斬波に見えない事も無いけど・・・もっとちょっとどうにかならんかった?
晩年の馬場さんの脳天唐竹割りでももう少し迫力あったよ。
続いて二巻目。
北斗残悔拳。
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一子相伝 二巻
北斗神拳奥義書
北斗残悔拳
両手の親指に全エネルギーを集中し、肉体に七百八ある経絡秘孔のうちの頭維(四合)を突く技なり。両方のこめかみにある頭維を的確に突くべし。この時、強烈なエネルギーの集中とスピードで親指は根本まで突き入れられる事が大事である。
指を引き抜くと、3秒後に相手は死に至らしめられる。この、3秒間の間に、自らの罪深さを思い知らせるといういましめがこの技名の由縁である。わずか3秒と云えども、死に至るまでの間迫り来る死の恐怖は誰も耐えられるものではない。
北斗神拳の中でも、その破壊力において、上位に挙げられる技である。
「死に――たわっ」これが残悔拳を受け、恐れおののくスペードの死ぬ間際の言葉だった。
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・・・・・・・
普通ッ!!
大して面白いとこなし!!
しかし「3秒間の間に」とか、なんかちょくちょく日本語が怪しいんだよなこれ。
こちらが付属の人形。
どう見てもカーネル戦で気配消した時の構えなんですが?
なんでもいいけどこのシリーズの人形、微妙に短足な気がするな。
それでは駆け足になりますが、ラストいきましょう。
北斗百方斬。
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一子相伝 四巻
北斗神拳奥義書
北斗百方斬
多数の敵を相手にする時などに威力を発揮する技なり。両手両足を自由自在に駆使し、突き、蹴り、拳、正拳、裏拳、回し蹴り、等々、各種の技を一瞬の内にくり広げる。ほとんどの場合、相手はいつ自分がやられたか、気づくひまもないはずだ。体力、気力、智力、このどれが欠けていても使いうる技ではない。
この技を駆使する際のケンシロウの戦いは走り、飛び、様々な戦略を使いながら、相手を倒していく。その姿はまるで狼を思い起こさせる。流れるような動きの中で、全く不自然さを感じさせない、ケンシロウの実戦ぶりは、文字通り、北斗神拳の伝承者にふさわしい。「リンのような子供をこれ以上作りたくない」ゴランに乗りこんだ時のケンシロウが、群れをなして襲う敵達を次々と倒した時の動きこそ、この技と呼ぶに足るものだ。
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>突き、蹴り、拳、正拳、裏拳、回し蹴り、等々、各種の技を一瞬の内にくり広げる。
「突き」と「拳」と「正拳」の違いが良くわからない・・・・
もっとバリエーションに富んだ技を挙げられなかったんだろうか。
実際ゴランに使用した時の百方斬を見ても
手刀とか
肘とか
使ってるんだから、それ挙げればよかったのに。
>ゴランに乗りこんだ時のケンシロウが、群れをなして襲う敵達を次々と倒した時の動きこそ、この技と呼ぶに足るものだ。
ケンシロウがゴッドランドで使ったのは
北斗連環組手だから!
これ使ったのはオアシスに押しかけてきた捜索隊に対してだから!
ていうか巻物内の画像がまずゴラン戦じゃねーじゃねーか!
はぁ・・・・・・・アニオリ技の解説だから期待したのになぁ。アニメちゃんと見ないで書いたような内容なんだもんなぁ。ちょっとガッカリです。
人形のポーズはまあ割りとしっかりしてるけど、そもそも百方斬なんて型があってないようなもんだから、これを百方斬ですって言われても・・・・ねぇ。
しかしやっぱり短足だな。
列にして並べたらアルゴリズム行進みたくなりました。
【総括】
「百技拳」より「百技巻」のほうがよくね?