ゲームウォッチレビュー |
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2015年1月21日(水) |
グッズ紹介15回連発もやっと折り返し。
第八弾はこちら。
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第8弾 |
北斗の拳 鮮烈!北斗神拳 |
1984年にバンダイから発売された
ゲーム&ウォッチであります。
ゲームウォッチって何?ゲラゲラポー的な何か?っていう若年層は無視していきます。自分で勝手に調べてください。
ていうか正確には「ゲーム&ウォッチ」という呼称は任天堂製品のものに限るらしいのだが、面倒臭いのでこれもゲームウォッチということにしておこう。
サウスポーにやさしい
右側に埋め込まれた十字レバーがなんともいなせだ。
今回のもヤフオクで落札したブツだが、かなり保存状態が悪いものだったので、箱も取説もない。仕方が無いので自力で色々と模索しながらゲームシステムを理解していこう、と思った瞬間、
スタートして10秒経たぬ間に3ライフ消費しゲームオーバーになった。これだ、この理不尽さが80年代だ。
内容的にはよくあるゲーム&ウォッチと同じ。
無尽蔵に沸き続ける敵を次々と葬り、点数を稼いでいく。ただそれだけだ。
操作するのは無論ケンシロウ。敵はKINGと、お馴染みの四人となっている。
全絵柄を表示させるとこんな感じ。
中央付近、ケンさんが2つのポジションで攻撃しているのが解ってもらえると思う。
これがこのゲームのケンシロウの行動範囲の全てだ。
無論、こんな面倒臭がりな奴が自分から敵の下まで歩いていくわけはない。
自分のエリアで相手が攻撃してくるのをひたすらに待つのみ・・・
そう、こいつは
柔の拳を体現したゲームなのである。
それでは愛くるしい敵キャラ達を紹介していこう。
まずは右上に登場する
スペード。
投擲してくる斧を、タイミングを合わせてキックで弾きとばそう(10点)
使用するのがアタックボタンでなく、
十字キーの上というのがミソだ。
というかこのゲーム、殆ど十字キーしかつかわん。
ブラッディークロスだからか。ブラッディークロスの形に秘孔突くからか。
こいつで注目すべきは矢張りこの
艶かしい下半身であろう。
ムッチムチやでぇ・・・
暗くて申し訳ないが、右下に現れるのが
ダイヤ。
得意の棒術を披露しながらスススと近付いてくる。
間合いに入ったタイミングで蹴飛ばすと、物理法則を無視した方向に吹っ飛んでちぬ。
勿論攻撃ボタンは十字キーの下だ。
このダイヤとスペードは、右側のポジションで迎え撃つ敵なのだが、ダイヤの場合は
ケンが左側のポジションにいても、その背後にまで接近してきて攻撃を仕掛けてくる。
しかもここまで近寄られると撃退する術が無いため、プレイヤーは速やかに右側ポジションに移動して回避するしかない。かといって早く移動しすぎても右側で攻撃を受けてしまう。なかなかの強敵だ。安全圏から斧をチマチマ投げてくるだけのチキン野郎とは格が違う。生まれて初めてダイヤを強敵だと思った。
左上から飛び掛ってくるかのように襲ってくるのが
クラブ。
個人的には2コマ目と3コマ目のポーズは逆の方がよかったと思う。
御存知の通りジャンプして上から襲い掛かるというのは北斗の拳の世界において死亡フラグなので、ペチンと吹っ飛ばしてやろう。
こいつもダイヤ同様、逆のポジションに居ても近寄ってきて攻撃してくる。
南斗無音拳ばりの背後の取り方だ。カッコイイぞ。
左下からはエレファントことアルフレッドこと
ハートが登場。
巨大・・・・というほどでもない岩を投げて攻撃してくるので、それを破壊する。
微妙にスライダーの変化をつけた投石術にイラッとさせられる。
ちなみにハートの岩石投げ攻撃は、他の作品では見ることが出来ない。このゲームのみのオリジナル攻撃だ。どうしてこうなった。その腹は何のために誰がために。
ボスである
シンは、画面の左右に登場。
アタックボタン二連打で攻撃することが出来る。
十字キー以外のボタンを使うのはここだけなので思う存分押そう。
何わろてんねん
ところで先程こいつの事をボスと言ったな。
あれは嘘だ。
一般的にゲームのボスといえばザコより強烈な攻撃をしてくるものだが
そもそもこいつは
一切攻撃をしてこない。
一方的にこちらから攻撃し、200点という高得点を得るためだけのボーナスキャラ。
いわゆる
インベーダーのUFO的存在なのである。
ゲームで冷遇される事の多いシンだが、これはその究極系と言えよう。
攻撃はしてこないが、こうやって手刀を繰り出しているときはガード扱いになっている。
とは言っても攻撃が当たらないわけではなく、200点が100点になるだけだ。
全然ガードできてないですよ。手のひら貫通してますよ。
敵キャラ以外では、
バットと
ユリアが登場する。
ケンシロウとシンが対峙するド真ん中に。
右側のユリアなんてまるで天の覇王アニメ版最終回のサクヤのようだ。
登場するのは別にいいのだが、こいつら存在意義がサッパリ判らない。
味方だとは思うのだが、いかんせん何もプラスになっているように思えない。
本当にわからなかったので、他にこのゲームのレビューをやられている他所様のサイトを読ませていただいたところ、どうやらこの二人は
シンに捕らわれている人質設定で、
こいつらが表示されている間、ケンはシンを攻撃できないという仕様になっているらしい。
つまりシンは
バットやユリアを盾にしているのだ。
※イメージ画
画面右上の方にはケンシロウの生首が並んでいる。
これが
ライフだ。全3機。
1機やられる毎にこのケンシロウが減って・・・・・・いくのではなく、
増えていく。
そう、これは
死んだケンシロウの人数を表しているのだ。
ホントに生首じゃねえか。
ま、画面の紹介はだいたいこんなところですかね。
肝心のゲームのほうですが・・・・・正直かなり難しい方だと思う。
9990点でカンストらしいのだが、とても到達できる気がしない。
だってどんどん敵のスピードが上がっていくんですもの。これ、ゲームウォッチあるあるね。オッサンの反射神経じゃ1000点を越えた時点でもう無想転生されてる感じよ。ていうか
クラブが死ぬ前にもう一人クラブが出てきたりすんだもん。誰だよお前。
いや、別にスピードについていけないってわけじゃないのよ。
一番の問題は
十字レバーの上下入力に求められる正確性がシビアすぎる事なのよ。
ちゃんと真っ直ぐに上下に入力できてないのか、古いから反応が悪いのかは知らんけど、ここぞというタイミングでケンさんが棒立ちになっちゃうのよね。特にダイヤへの蹴りがなかなか出てくれないので大概コイツに殴られて死ぬ。ダイヤつよい。こわい。
それでもこの齢までゲームやり続けているダメな大人の経験値でなんとか押し進め、やっとこさ5000点くらいまで到達。十分堪能したのでさあリセットして終わるか・・・・と思ったのだが、ここで事件発生。
電源スイッチがねえ
こういうのは大概、側面にスイッチが・・・・・無い。
アタックボタンの下に「ACL」って書いてある爪楊枝じゃないと押せないボタンがあるけど、押してもただリセットされるだけでオフにはならない・・・・
ボタン押しっぱも、暫く放置しても、全然消えない・・・・
説明書・・・説明書を・・・誰か・・・・
ん・・・・そういえばこれ、
電池入れた瞬間に電源ついてたな
つまりこのゲームのオンオフは、電池のインアウトってこと・・・?
そ、そういうもんだっけ・・・?昭和ってそうだっけ・・・?
【総括】