先日、6月2日にオープンした
信長茶寮とやらにいってきました。
「のぶながさりょう」じゃないよ。
「しんちょうさりょう」だよ。
コアミやその他の企業が協力して、新たな観光名所として京都にこしらえた施設で、信長の死後に移された現在の本能寺ではなく、実際に信長が焼き討ちされた旧本能寺跡に建てられたパワースポット()なのだそうな。原御大や堀江氏らもプロデュースに関わっており、イメージイラストには「いくさの子」の画像が使用されている。ちなみにオープンした6月2日は信長の命日らしい。
ちゃんと記事を読んでなかったので、どういう施設か良く理解していなかったのだが、食事処もあるので、そこで飯でも食って帰るだけでなんかのネタにはなろうと軽い気持ちで赴いてみた。
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数年前まですぐ近所に住んでいたこともあって、迷うことも無く直ぐに建物を発見。
木造風の建物を想像していたのだが、おもっくそシャレオツな内装だったので、シャレオツではない自分が堂々と入ってもいいものかと怯みながら入店した。
入って直ぐにチョンマゲを結った人と遭遇したが、口調からして完全になりきってはる感じの人だったので、面倒臭いと思い無視。 |
入って直ぐの所にあるモニターには、この施設のメイキングムービー的なものが。堀江氏なども映っていたのでじっくり見てみたかったのだが、こんなクソ狭い入り口にずっと立ち呆けていたら完全に邪魔になりそうなので、諦めてさっさと奥へ。
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まず目に付いたのはグッズコーナー。
最近ゼノンがやけにクリアファイルを推しているので、いくさの子のクリアファイルがあれば買おうと思っていたのだが、御大絵のグッズは一個も無かったので全力でスルー。 |
その横には、利休が使用したという「柳の水」を再現したお水がドボドボと。
同じ水脈の水をくみ上げるために地下500mまで掘って汲み上げているらしい。
つまり・・・
現代の地下500mの水脈の水と、安土桃山時代の人が使ってた水が一緒ってことなの?専門外の話なので詳しくないのだが、俄かには信じがたい。
地下に降りると、そこには
信長公の慰霊碑が。
おそらくこれがこの施設のメインなのだろう。
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が、個人的にはその上にデーンと飾られた龍の大墨絵がかなり迫力があったため、見た目ただの石である慰霊碑を完全に食ってしまってる格好となっていた。
特殊な照明を使うことで、光をユラユラさせていた。絵が生きてる感じを出したいのだろうという意図がひしひしと伝わってくる。 |
一通り目を通したところで慰霊碑に奉拝。
横にある立て札に従い、正しい順番通りにやってみる。
まずは
手水舎でお手手をキレイキレイに。
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次に蝋燭を購入し、慰霊碑の周りに張られた水に浮かべる。一個\500。高い。
蝋燭はピン球より小さい球型のもの。白がオールマイティー、赤が恋愛、黄色が金運関係のものだとのことなので、迷わず黄色を選択。
しかしこんなもん浮かべたところですぐ濡れて火ぃ消えるだろ・・・と思っていたのだが、これがまたうまいこと出来てるもので、芯の部分を上に向けたまま上手い具合にプカプカと浮かびおった。 |
お次は、慰霊碑の前にある
焦土の上に立つ。
本能寺の木材が燃えて土となったものらしい。ホンマかいな。
ただ本当に土を敷くと、歩き回る客の足跡で店内が土塗れになることうけあいなので、実際は土の上に張られたガラス床の上に立つという方式が取られていた。無理やりやな〜
そして
慰霊碑にお祈り。
宗教的に合掌のほうがいいのか十字に切ったほうがいいのか悩む。
そして最後に絵馬にお願い事を書いて終了。
一枚\1000也。高い。
千円も払ったんだから関係ないこと書いたっていいよね。
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続いては2Fの食事処へ。
ぼちぼちのスペースに8席ほどのゆったり空間。
奥の壁には不敵な笑顔を携えたいくさ信長絵が飾られており、基本30秒に一回くらいは目が行く。
ゆかりの扇子やら着物やらも展示されていた。
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料理も信長ゆかりっぽいようなラインナップが並んでいたが、減量中であるためカレーや親子丼はパス。オッサン1人で甘味だけを嗜んで帰るのも少々キツいものがある。というわけでここは
本鴨ねぎにゅうめん(\900)を選択。900円分の柔麺ともなると結構な量なのではないかと危惧されたが、それはそれは実につつましい量であった。これで親子丼と同じ値段なのか・・・。
ちなみに、この部屋の一角には茶湯もあり、そこに置いてある家紋に、スマホで専用アプリをDLしてARカメラをかざすと、
この茶湯に信長がいるように見えるらしい。ただアンチスマホの自分には縁なきことであった。
3Fには各種イベント等が開かれる
ショースペースが、4Fにはブルジョアジーな方専用の
悪趣味豪華絢爛な
金の間、銀の間とやらもあったのだが、パンピー以下の私が入れるはずも無いので、これでオサラバ。
詳細は
サイトのほうで全部御覧いただけるのでそちらでどうぞん。
感想としては・・・うん、その、
「熱心な信長ファンじゃないので何とも言えない」っていうのが正直なところですね。まあでも慰霊碑としてはほぼ完璧と言える演出がなされていますし(ちょっとオサレすぎるが)、もしこれが自分の崇拝する人や愛する人の慰霊碑だったとしたら確実に感動すると思う。つーわけで、我こそは信長ファンという方なら是非一度は訪れてみるべきかと。まあ自分的にはもうやることはやったので、もう用は無いけどね。でも親子丼は食ってみたいかな。
この辺りってマジで他に何も無いので、こんな人気の少ないところでやっていけるのかと心配になっちゃいますが、魅力は十二分にあると思いますので、ここが真に信長ファンの聖地として名を馳せることができれば、間違いなく客足は伸びるでしょう。信長なんて竜馬と並んぶほどに愛されてる偉人なんだから、成功する要素は十分あると思うんだよなあ。
ただそのためには
パワースポットとかいう安い売り文句は早々に止めたほうがいいと思います。