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ツクダホビーSLG 続き 2013/3/20(水)
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「ツクダホビーシミュレーションゲーム 北斗の拳」のレビューの続きです。


幼き頃に戻ってともに
ツクダホビーSLGで遊ぼうぞ!


それでは実際に遊んでみることにしよう。


説明書によると「5〜7人でやるのが一番楽しい」と書いてあるが、こんなもんをノリノリで一緒にプレイしてくれる友人などいないので、勿論1人でやる。
1人で4人分やる。



まずはカードを引いて、俺A、俺B、俺C,俺Dの持ちキャラを決める。
せーの

アミバ! 牙大王! トキ! ケンシロウver3!



・・・変に偏ったのでもう一回!

サウザー! ジャギ! 牙大王! ケンシロウver1!

よっしゃ!ええかんじにバラけた!これでFAや!




次はステータスを決めるぞ。
各キャラの性能は、サイコロの目によって変動するのだ。
前持主が紛失したサイコロはWEBサイコロを使って補うことにする。

まずはサウザーから。えいっ 91!
ふむふむ・・・表によると71〜00の場合は最低値が与えられるようだ。
数字が大きいほど低い性能になるらしい。ややこしいな。

・・・えっ、というかちょっと待って。
この1回で攻撃、防御、必殺技成功値、精神力の4つが決定なの?
しかもいずれも最低値?

せめて「低攻撃」だけど「高防御」みたいにバランス調整したほうが・・・
スタート時点で基本性能に差がありすぎたらやる気出ねーと思うし・・・




その後、何度かサイコロを振って体力、技術ポイントも決定。
ちなみに体力も最低保障値の20(+5)であった。ツキねえなあこの聖帝。



同様に他キャラもサイコロにを振って、全ての初期ステータスが決定した。

攻撃Lv 防御Lv 成功値 精神力 体力P 技術P
サウザー 5
5 南斗-5
北斗-6
10 7 25 33
ジャギ 4 南3 4 南3 8 5 20 7
牙大王 6 6 10 8 37 21
ケンシロウ 7 7 12 9 32 20

ジャギ弱!!

サウザーより更に酷いやつがでてきちゃったよ!
思ったとおり全ステータスが他三人を下回るような事になってるし!バランス!
技術ポイント(必殺技を使える度数)にいたっては桁まで違うし!

なお、サウザーやジャギのステータスの中には、状況によって数値が変動するっぽい感じの記述がなされてますが、おそらくこれは「キャラクターシート」なるものに詳細が載っていると思われます
ただしこれも紛失しているので全くわかりません。
見たいぞ!キャラクターシート!



さてこれで準備完了・・・・とはいかない。

次はそれぞれに拳法カードを5枚ずつ配ります。
前回紹介した、「突き」だの「受け」だの書いてあるあれだ。このカードを提示したり山から引いたりしながらゲームを進行していくことになる。数字はレベルで、基本的には高いほど良いらしい。

で、配った結果がこちら。

サウザー  蹴り[3] 流し[1] 受け[1] 受け[1] 受け[1]
ジャギ  突き[3] 突き[1] 受け[4] 受け[4] 受け[2]
牙大王  蹴り[5] 蹴り[4] 蹴り[4] 受け[4] 受け[3]
ケンシロウ  突き[1] 突き[1] 蹴り[2] 蹴り[1] 流し[1]

なにこの格差

サウザーとケンさん、1ばっかりやん。

なんでテストプレイだというのにここまで極端な戦局になってしまうんだ。

尚、攻撃カードには「突き」「蹴り」の2種、防御カードには「受け」「流し」の2種が存在するが、この違いについての説明が無い事から、おそらく意味は無いものと推測される。
なぜ無駄にややこしくするのか。





これでやっと準備完了。
ゲームスタートです。

まずは順番決めから。
順番はターンごとに変わるらしいので、何回もやることになります。


サイコロの結果、ステータス、カード共に恵まれている
牙大王が先行に。



プレイヤーはまず「攻撃 」「様子を見る」「間合いをとる」の中から自分の行動を選ばねばならないのだが、始まったばかりだし、普通に攻撃からいきましょうかね。

攻撃する相手は自由に選べるとの事なので、性能1位のケンシロウを狙おう。
使用するカードは「蹴り[4]」で。

それに対しケンシロウは、防御を行わねばならない。
ケンの防御カードは「流し[1]」しかないので、必然的にこれをチョイス。

牙大王の攻撃カードレベルが4、ケンの防御レベルが1。
このレベル差と、このあとに牙大王が振るサイコロの出目を「通常技攻撃判定表」に当てはめることで、与ダメージが決定されるのだ。

6面体サイコロを2個振っての合計値は
そしてレベル差は+3
この結果、導き出された今回のダメージは・・・・


 1



エ―――――ッ!!

6面サイコロ2個で9ってまあまあ大きいほうだろ!?
でもってレベル差3も結構大きいほうじゃないの!?
それでダメージ1!?


これ、終わるのに何時間かかるんだ・・・?






お次はサウザーのターン。
地味にイラストがひどい。
こんなとこでもツイてないのか。



サウザーが持っている攻撃カードは「蹴り[3]」だけなので、これを使って攻撃を・・・・・・・・・・しようとしたのだが、よくカードを見てみると



流派のところに南斗が無い。
そう、これは南斗の者には使用不可のカードなのだ。
まだなにもしてないのに鳳凰は既に飛ばず状態というわけだ。カワイソス。

仕方ないので、ここは「様子を見る」を選択し、手持ちのカード交換する事に。
1ターンを消費して、手持ちのカードを何枚でもチェンジする事ができるのだ。
結果、レベル5の防御が2枚も来た。さすがディフェンスに定評のある聖帝様。






次はケンシロウの番。
よりによって一番似顔絵が下手糞なタイプ1になってしまった。




定石どおり、目下の敵である牙大王に攻撃することにする。
今のところジャギは完全に空気だ。

先程使用した防御カードに変わり、新たに山から「突き[3]」をドローしていたので、これを使って必殺技を繰り出すことにする。


ここで登場するのが、前回紹介した技チャート表。

例の20面体サイコロ×2によって二桁の数字を決定し、それをこのシートの左側にある数字にあてはめることで、使用する奥義を決定する。ただしその際、奥義に応じた技術ポイントが消費され、もし残り技術ポイントが足りなかった場合は不発となる。

要するに開始時点で技術ポイント7しかないジャギは、一度も強い奥義を使うことができないということだ。カワイソス。





なにがでるかな なにがでるかな

・・・・・78! 
交首破顔拳!

その威力は・・・・・・ダメージ35!でか!
さっきの通常攻撃1は何だったのか!?


このまま無防備に必殺技を受けると、牙大王は一気に瀕死になってしまうので、同じく必殺技を使って防御することにする。
ここの説明がえらく大雑把なのでよくわからんのだが、どうやら防御側も同じようにチャート表を参考にしてサイコロを振り、「防御するための必殺技」を選ぶらしい。

そりゃ! 83! 特殊派83は・・・華山群狼拳!微妙に惜しい!

とは言っても、防御側の技には然程意味は無い。
技が確定した時点で、ダメージは半減されるからだ。
それでも35の半分の18(切り上げ)はダメージ食らうわけだが。
これ通常攻撃する意味あんのかよ・・・



しかしこれで終わりではない。
この後、攻撃側は、この必殺技を命中させねばならない。

上にあるステータス表からも解るとおり、各キャラには「必殺技成功値」というものが用意されている。必殺技を使用したものは、この数値に、双方が使用した奥義に付加されている修正値をプラスorマイナスし、この数値以下のサイの目を出さなければ、技は命中しないのだ。



もう偶数なら当たり、奇数でハズレとかでええやん・・・
一回の攻撃成立させるためだけに何工程踏ますねん・・・・

まあやらないと先に進まないので、計算しよう。
ケンシロウの必殺技成功値は12
これに奥義の修正値(交首破顔拳:-1/華山群狼拳:±0)を加えると11。.

最高出目20のサイコロで、11以下を出す・・・
やっぱりほぼ五分五分じゃねーか!!




結果は8+3の11という、ギリギリの値でクリア("以下"なので大丈夫)
どうにか牙大王に18ダメージを与えることができた。
手間はかかったものの、このダメージは大きい。意外と早く終わるかもしれん。






ファーストターン、最後はジャギ

とりあえず必殺技がパない感じなので、ジャギもそれでいこう。
技術ポイントの少なさが若干気になるが・・・。


ここは原作に従えとばかりに、ケンシロウに狙いを定める。

出た目は・・・18! 北斗虚無指弾!
技術ポイントは足りたが・・・なんとこれ、ダメージ無しの特殊技!!
これが成功すると、3ターン間、4レベル以下のカードが使用不能になるらしいのだが、貴重な技術ポイントの4/7を使用してまで出す技じゃねえ!!



まあ出たものは仕方が無い。さっさとケン側の防御技を決めて、命中かどうかの判定を―――といきたい所だが、ここでさらにもうワン工程追加。

今度はジャギが技を出せるかどうかの判定をせねばならない。


ジャギの攻撃レベル(北斗)は4.。
対して北斗虚無指弾の攻撃レベルは6
自身の攻撃レベルが、繰り出す技のレベルに達していない場合、『精神力チェック』というものを行い、これをクリアせねば技は出せないという仕組みらしい。

技と攻撃レベルの差が2。
それを自身の精神力ポイント(5)から引くと
ジャギは6面サイコロを2個振って、この3以下の数値を出さねば技は出すことができないのだという。








えーと



まずサイコロ振って必殺技を決めて・・・


相手もサイコロ振って防御必殺技を決めて・・・


レベルが足りなきゃサイコロ振って「技が出るかどうか」を決めて・・・


そのあとサイコロ振って「技が命中するかどうか」を決めて・・・


それでやっと必殺技成立、と。


成程〜〜





















カードが切り離されずに残ってた時点で変だと思ったんだよ・・・
前の持ち主が一回も遊んでないって証拠だもんな・・・



1ゲーム終了までやろうかと思ったけど、もう気力的に無理です。
誰が勝ったか負けたかでいうなら、私の負けということで結構です。
以上、レビュー終わり。


次に手に入れるボードゲームが、普通レベルで面白いことを切に願います。


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