※今回の記事は麻雀が解らない人には殆ど理解できません
GREEの北斗の拳のゲームがいよいよTVCMを開始した最中、ケータイサイト「公式!北斗の拳DX」にいったら、なんか新しい麻雀アプリが配信されていたので、あえてこっちのほうをDLしてみた。
その名も
「北斗の拳 -世紀末麻雀伝説-」。
タイトルにヒネリがたりない。
ほぼ同名のスクエニ版のアプリや、ドンジャラみたいな麻雀牌も過去にあったが、どうやら今回はサミーから送り出された新作のようだ。
価格は月額525円。1ゲームでこれはクソ高い。多分来月はやらない。
内容は、原作キャラと麻雀で対戦して勝ち抜いていくというシンプルなもの。
特色は、異常なまでのインフレルール。
・萬子、索子、筒子、全ての7の牌がドラ
・北がドラ(否 抜きドラ)
・ドラ表示は初めから3枚オープン。サイコロがゾロ目だと4枚
・リーチ後に白をツモるとオールマイティー扱いで和了
・ワレメ有
とまあ、こんな感じでドラだらけなのだ。
一回のアガリ点が異常なほど高くなるのに点数は通常通りの25000点持ちで、しかもトビありなのだから、これはもう短期決着必死。
通常の麻雀をボクシングだとすると、このルールは男塾名物の
撲針愚って所か。
ちなみに管理人の雀力はどんなもんかというと、こないだ
雀龍門2をDLしてやってみたところ、30回程やってトップ率50%を超える超人的な成績をたたき出したものの、そこから4連続でノーホーラのダンラス喰らってブチ切れで速やかにアンインストールしたくらいの力量です。
そんなわけで早速ゲーム開始。
オープニング。リュウケンがケンシロウに声をかけてくる。
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「ケンシロウ、お前は何も分かっていない。」 |
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「!!」 |
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「北斗神拳を継ぐために必要なものは、力ではない!」 |
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「一体どうしたら・・・。」 |
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「本当に必要なもの、それは雀力だ!!
麻雀で強敵を相見え、最強である事を示すのじゃ!!
そして全ての強敵を倒すまで帰ってくることは許さん!!
そら、今すぐ出て行け!」 |
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「・・・・・・・・・・・・・え?」 |
これはケンさん怒っていい。
立ててる指もハゲへのファックに見えてきた。
ゲームを開始すると、ステージ選択画面が。
サザンクロス荘、マミヤの村荘、カサンドラ荘、聖帝十字荘、南斗の将の城荘、北斗練気闘座荘の6ステージから選べるらしい。
それなりに建物が正確に再現されてやがるのがムカツク。
最初はサザンクロス荘しか選べないので、とりあえずそこに入店。
対戦相手を三人、自由に選べるのだが、最初に選択できるのはこの三人だけ。
上のはジード兄貴なようです。何故サザンクロスにいる。
サイコロ振って対局開始。
この柄の卓でずっと打たなきゃだめなの?
東一局。親は俺。
チャチい麻雀ゲーにありがちな好配牌だ。
当たり前のようにドラが三枚めくれてるのがシュールすぎる。
9順目、三面待ちでテンパイしてリーチ。
この時点で
既に河にドラを四枚捨てているという異常事態。
(白、白、南、七ピン)
スペード
「てめぇ このベタ降りが目に入らねえのか!?」
しらんがな
一発でクラブからスーソーが出て和了。
親マンで12000点ゲット。
特別ルールで7が全てドラだから7筒分でドラ1になってるけど、
計六枚あるドラ&裏ドラが一枚も無いあたりが流石の俺のツキの無さ。
尚、「裏ドラ表示に4ピンあるから5ピンはドラじゃないの?」と思われるかもしれないが、この画面に出てるドラ表示牌はわざわざ「ドラ表示牌」ではなく「ドラそのもの」を表示するという、ただプレイヤーを混乱させるだけの謎設計になっているので、違うのだ。なんでこんないらんことをするのか。
東一局 一本場。
タンヤオを確定させる3-6索よりも、アガりやすい六-九萬でリーチをかける俺のウマさが爆発するも、対面のジードさんがその九萬をカン。なんてことしやがる。
その後、カンして表裏のドラが8種になったのに一枚も乗ってないという俺以上の不ヅキを見せ付けるジードさんのアガリがあって終了。
東二局。
これまた通常ではありえない好配牌に恵まれ、数順でアガリ。
遂に来たぜドラ5!
これぞインフレ麻雀の醍醐味!
更にワレメも加わってクラブから32000点直取りして半荘終了!
早!!
そして清算。
勝者に与えられるのはケツを拭く紙にもならない紙幣・・・・などではなく
種モミであった。しかも
1人一粒ずつ、計三粒。
どうやらこれを集める事で、新しいキャラクターを登場させたりできるらしい。
ん・・・・種モミ・・・?
そういえば対局途中にリンが
とか言ってたような・・・
ググったところ、チャーハン一杯の米粒は約
4000粒。
それに対し、72600点かき集めてトップを取った俺の報酬は種モミ
3粒。
つまりこのチャーハンは、
トップ1300回分以上とってやっと作る事が出来る代物だということだ。
ひでえ・・・スペードなんか目じゃねえくらいひでえ・・・
こいつに今日を生きる資格はねぇ・・・・
てな感じでとりあえずさわりだけプレイしてみましたが、まあケータイでの暇つぶしを目的とする人には中々良い出来だと言えるでしょう。とにかく配牌が好いので、ウサ晴らしには丁度いい。しかもこのルールだとまず南場までいかずに終了するので、ちょっとだけの時間潰しにも最適。
ただし北斗的な要素を愉しみたいという人にとってはクソゲー以外の何物でもない。
キャラの違いも、おそらく対局中の台詞が変わるだけで、それぞれの打ち方に特色があるわけでもなさそうだ。
上の方で紹介したスクエニ版のほうが、「奥義ゲージを消費することで、『北斗の拳』ならではの奥義をくり出すことも可能」なんて感じの要素があったりして愉しそう。
ま、もうちょいプレイしてみてまだなにか面白い方あったらまた書きます。