吉祥寺駅前―――。
建設現場での徹夜仕事を終えて帰宅途中のラオウ様は
駅前にある立ち食い蕎麦屋
「名代 修羅そば」にて空腹を満たすことに。
手持ちの400円を使った全力飯・・・
それは
300円のかけそばに、
100円のちくわ天を乗せた
そば覇道を置いて他にない――――!
何を言っているんだこの人は・・・
どうでもいいが
覇道そばのほうが語呂がいい気がする
しかしいざ食券を買おうとしたその時、アクシデンツ。
スルリと零れ落ちた100玉が、路上を転がっていく。
あわてて追いかける拳王様を嘲笑うかのように
踏みつけという方法でその小銭の所有権を手にしたその男は
路上ポエマーと貸した
雲のジュウザ・・・もとい
詩人之ジュウザであった。
ジュウザ
「相変わらずシケた面だな、ラオウ」
ラオウ
「ジュウザ・・・!
五車組のチンピラが此処で何をしておる」
ジュウザ
「ヘッ 一枚どうだ?」
路上に広げられたシートの上には、詩人之ジュウザとして詠まれた
数々の名言が、色紙(300円)となって並べられていた。
「人参だもの」
「食う 寝る デブる」
「たわむれに 母をおぶりて バックドロップ」
・・・毎度思うけど、こういう所に原作の小ネタを挟めないのか?
ひらめいた!といって
「オケラのラオウ オケラオウ」
を披露し、更にラオウの怒りの闘気を纏わせてしまったジュウザは、ここで突如
流し之ジュウザ(一曲三百円)
へとジョブチェンジ。
アコギとカセットテープを取り出したジュウザを見て
演歌を連想するラオウ様であったが
彼が披露したのは
ダサダサなHIPHOPだった。
ギターも飾りで、全く弾けないらしい。
それなら草笛を吹けよ。アニメで大野晃って人に吹いてもらってただろ。
そんな歌を聴けだの金を返せだのと押し問答を繰り広げる二人の前に
人々が早足で逃げ出す男達が現れた。
五車組組長 海之リハク
そしてその構成員
炎之シュレンと
風之ヒューイ。
彼らは組の名を汚したジュウザの行方を追っていた。
ジュウザが犯した罪・・・それは
そば屋の食い逃げであった。
まさかそこの「名代 修羅そば」じゃないよな?
食券制だから食い逃げ無理だし
俺は食いたいときに食い 飲みたいときに飲む
俺は何にも縛られねえ あの雲のようにな!!
と、自信満々に犯罪を正当化するジュウザであったが
ここは親父の顔を立てるためだと御代を支払う事に。
差し出されたのは
足の下の100円玉であった。
ラオウ
「俺のそば覇道〜〜〜〜!!!」
ちくわ天のかかった100円を取り戻さんと、渾身の一撃を繰り出すラオウ様
だがその剛拳は、目を瞑ったままのジュウザに難なく躱されてしまう。
行き場をなくした拳は
ざまああああああああああああああああああああああああああ
でもこの役目はヒューイじゃねえかな、と思った。
守るべき人がいなかったら893になるのか、五車星は・・・
どうでもいいけどメンバーの一人はもうテレビでてるカタギなんだから
五車組の名前は変えなきゃダメじゃないか?
次回予告
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クラブ南斗之将の決意!
私も天に帰りましょう!!
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