劉宗建
りゅうそうけん
劉宗武の父。当時大きな金貸し屋であったが、悪徳だとして
杜天風に殺され、家の金品をすべて奪われた。妻も同時に殺されているらしい。
本当にこの人はただの金貸しだったのか・・・?この人の姓が劉。宗武が師事を受けるのが劉玄信。そして学ぶ拳法が劉家拳。ちょっと劉がカブりすぎじゃないすか?そんでしかも宗武はその劉家拳の稀代の天才なんでしょ。只の金貸しの息子が天才?嘘くせー。なーんか嘘くせー。
もしかしたらこの人、蜀を支配した劉家の子孫とかじゃないのか?もともと劉家拳は劉家を護るために生み出された拳法なんだから、劉宗武がその血を引いていたのだとすれば、拳とマッチして力を発揮してもおかしくはない。そしておそらく、劉玄信も劉家の血筋であり、北斗劉家拳は彼の家系が受け継いできていたのだろう。しかし実は、拳法の道を往かなかったこの劉宗建の家系の方が劉家の血が強く、その息子である宗武が偶然にも劉家拳と交わったことで、過去に例を見ないほどの天才が生まれた・・・なんて事があったのかもしれない。
それもこれも、全ては杜天風による虐殺劇が無ければ起こらなかった事。ただの悪党のように思える杜天風も、北斗の星を巡りあわせる為に天が導いた存在なのかもしれない。