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北斗の拳 -世紀末麻雀伝説-
レビュー

筆:2011/6/12


GREEの北斗の拳のゲームがいよいよTVCMを開始した最中……
ケータイサイト「公式!北斗の拳DX」にアクセスしてみたところ、なんか新しい麻雀アプリが配信されていたので、あえてこっちのほうをDLしてみた。


その名も「北斗の拳 -世紀末麻雀伝説-」
タイトルにヒネリがたりない。





ほぼ同名スクエニ版のアプリや、麻雀牌も過去にあったが、どうやら今回はサミーから送り出された新作のようだ。

価格は月額525円。1ゲームでこれはクソ高い。多分来月はやらない。





内容は、原作キャラと麻雀で対戦して勝ち抜いていくというシンプルなもの。
特色は、異常なまでのインフレルール。

・萬子、索子、筒子、全ての7の牌がドラ
・北がドラ(否 抜きドラ)
・ドラ表示は初めから3枚オープン。サイコロがゾロ目だと4枚
・リーチ後に白をツモるとオールマイティー扱いで和了
・ワレメ有


とまあ、こんな感じでドラだらけなのだ。
一回のアガリ点が異常なほど高くなるのに点数は通常通りの25000点持ちで、しかもトビありなのだから、これはもう短期決着必死。

麻雀をよくわからない人のために説明するなら、通常の麻雀がボクシングなら、このルールは男塾名物撲針愚といった所であろう。




ごめん、余計わからなくなったよね。




ちなみに管理人の雀力はどんなもんかというと、こないだ雀龍門2をDLしてやってみたところ、30回程やってトップ率50%を超える超人的な成績をたたき出したものの、そこから4連続でノーホーラのダンラス喰らってブチ切れで速やかにアンインストールしたくらいの力量です。





そんなわけで早速ゲーム開始。





オープニング。リュウケンがケンシロウに声をかけてくる。

「ケンシロウ、お前は何も分かっていない。」
「!!」
「北斗神拳を継ぐために必要なものは、力ではない!」
「一体どうしたら……」
「本当に必要なもの、それは雀力だ!!
 麻雀で強敵を相見え、最強である事を示すのじゃ!!
 そして全ての強敵を倒すまで帰ってくることは許さん!!
 そら、今すぐ出て行け!」
「…………え?」



これはケンさん怒っていい。
ケンの絵も、なんかハゲにF○CKしてるように見えてきた。





ゲームを開始すると、ステージ選択画面が。




サザンクロス荘、マミヤの村荘、カサンドラ荘、聖帝十字荘、南斗の将の城荘、北斗練気闘座荘の6ステージから選べるらしい。
それなりに建物が正確に再現されてやがるのがムカツク。



最初はサザンクロス荘しか選べないので、とりあえずそこに入店。




対戦相手の三人を自由に選べるのだが、最初に選択できるのはこいつらだけ。
上のはジード兄貴なようです。何故サザンクロスにいる。




サイコロ振って対局開始。

【東一局 親俺】



チャチい麻雀ゲーにありがちな好配牌だ。
当たり前のようにドラが三枚めくれてるのがシュールすぎる。
どうでもいいけど、卓の柄はずっとこれなの?裸みせられながら打つの?





9順目、三面待ちでテンパイしてリーチ。
この時点で既に河にドラを四枚捨てているという異常事態。
(白、白、南、7ピン)





スペード
「てめぇ このベタ降りが目に入らねえのか!?」



しらんがな





一発でクラブからスーソーが出て和了。



親マンで12000点ゲット。
特別ルールで7が全てドラだから7筒分でドラ1になってるけど、計六枚あるドラ&裏ドラが一枚も無いあたりが流石の俺のツキの無さ。


、「裏ドラ表示に4ピンあるから5ピンはドラじゃないの?」と思われるかもしれないが、この画面に出てるドラ表示牌はわざわざ「ドラ表示牌」ではなく「ドラそのもの」を表示するという、ただプレイヤーを混乱させるだけの謎設計になっているので、違うのだ。なんでこんないらんことをするのか。




【東一局 一本場】

タンヤオを確定させる3-6索よりも、アガりやすい六-九萬でリーチをかける俺のウマさが爆発するも、対面のジードさんがその九萬をカン。なんてことしやがる。

その後、カンして表裏のドラが8種になったのに一枚も乗ってないという俺以上の不ヅキを見せ付けるジードさんのアガリがあって終了。




【東二局】

これまた通常ではありえない好配牌に恵まれ、数順でアガリ。




遂に来たぜドラ5!
これぞインフレ麻雀の醍醐味!
更にワレメも加わってクラブから32000点直取りして半荘終了!
早!!





そして清算。

勝者に与えられるのはケツを拭く紙にもならない紙幣……

ではなく種モミであった。

しかも1人から1粒ずつで、計3粒。
これを集める事で、新しいキャラクターを登場させたりできるらしい。



ん……種モミ……?



そういえば対局途中にリンが



とか言ってたような……

ググったところ、チャーハン一杯の米粒は約4000粒。
それに対し、72600点かき集めてトップを取った俺の報酬は種モミ3粒。
つまりこのチャーハンは、トップ1300回分以上とってやっと作る事が出来る代物だということだ。


このガキ……スペードなんか目じゃねえくらいひでえ……
こいつに今日を生きる資格はねえ……






その後、この同じ面子相手に三回トップを取ると、副将のハートが登場。
流石は脅威の北斗ゲー出席率を誇るハート様。抜け目が無い。

更にそのハートを面子に入れて2回トップをとると、大将のシンが登場し、それに勝利するとステージクリアとなった。



基本的にはこれを繰り返して、六つの店を攻略すれば全クリとなる。

ただしその間、イベントや会話は一切無い。

原作の名言を少し麻雀風に言い換えたようなサムーイ台詞を、対局中にたまにしゃべるだけだ。ストーリーなど無い。ボスを倒しても何事もなく次のステージに進むだけ。


そりゃまあ麻雀ゲームなんだから、麻雀部分さえしっかりしてりゃ遊べるんだけどさ一応キャラゲーとして作ってんだから、いくらなんでもこれはないだろ。
「北斗の拳」ってついてりゃなんでもいいと思うなよ。軽音部の女子高生がパッケージに描いてあるだけで満足するような輩と一緒にするなよコラ。








二面のマミヤの村荘(村荘ってなんだよ)では、マミヤ、牙大王、ジャギが先発。副将ユダ、大将レイを倒すとクリアー。
いろいろ順番抜かしてユダまで出てきちゃったが、気にしないことにする。
この辺りはまだまだ余裕。配牌が良すぎて全く相手にならない。



三面はカサンドラ荘。カサンドラと言ってもドラが加算されるわけではない。
俺ももう30代なんだから、これくらい下らないダジャレもサラッと言うよ。
先発相手はウイグル、アミバ、ライガ&フウガ。ライガフウガは2人で1人扱いらしい。まー同じ感性持ってんだから、どっち切るかとかで揉めたりは無さそう。でも逆に言えば、捻り出す答えが一緒なんだから、2人が力を合わせたところでなんのプラスにもならんよな。三人寄れば文殊の知恵という諺を真っ向から否定する兄弟だ。
副将はトキ、そしてボスは、三面目にして早くも登場の拳王様。BGMが1人だけ違うのが嬉しい。どっちにしろポップなかんじで、全く北斗っぽくはないが。



四面の聖帝十字荘では、シュウと、早くも登場のリュウガ、そしてなんと汚物消毒ザコが先発メンバーで登場。南斗双斬拳が使えるとか、かつてシュウと共に拳を学んだとか、そういうことじゃないんだよ。たった一つの名言が大事なんだよ、世の中は。
大将はサウザーとして、副将は誰なんだ?と思っていたら、オウガイでした。
今迄数々の北斗の拳ゲーが作られてきたが、どんな形であれ、オウガイと闘う事が出来るのはこのゲームをおいて他に無いかもしれない



五面の南斗の将の城荘では、予想通り五車星+南斗最後の将が相手。
計六人の中から誰が漏れるんだろうかと思っていたら、ヒューイ&シュレンが二人で一人扱いになってた。
ライガフウガと同列扱いかよ・・・。まあハブられるよりはマシだけど。



ラストは練気闘座荘
ラスボスが拳王様なのはともかく、他の4名は誰なのか予想がつかなかったのだが、サミーが選んだ面子は、黒王(副将)、ユリア、トキ、そしてジャギであった。練気闘座まできて今更ジャギを蒸し返すそのセンスは一体なんだ。


ここまでくると流石に簡単には勝てない。まあ敵の手が早いとかいうのもあるのだが、最も苦戦の原因となっているのが、1面の頃と比べて配牌があからさまに悪くなっているという点。敵が強くなるのではなく、自分が弱くなることで苦戦を演出するのがサミークオリティなのだ。

東一局で俺から16000点を直撃したユリアが、ドヤ顔で「まだ戦おうというのですか」とか言ってくるという嫌がらせにも心折れることなく、遂に拳王様を撃破。
なんとか最後は拳王様御帰天シーンを挟む努力はみせたものの、その後はやはり何もイベント無いまま終了しました。

冒頭でリュウケンから「全ての強敵を倒すまで帰ってくるな」って言われた事に関連したエンディングとか、ないの?

まあいいや・・・御疲れ様でした。






【総評】

まあゲームとしては悪くないんじゃないでしょうかね。
ケータイでの暇つぶしを目的とする人には中々良い出来だと言えるでしょう。
とにかく配牌が好いので、ウサ晴らしには丁度いい。しかもこのルールだとまず南場までいかずに終了するので、ちょっとだけの時間潰しにも最適かと。

ただし北斗要素を愉しみたいという人にとってはクソゲー以外の何物でもない。
キャラの違いも、おそらく対局中の台詞が変わるだけで、それぞれの打ち方に特色があるわけでもなさそうだ。
上の方で紹介したスクエニ版のほうが、「奥義ゲージを消費することで、『北斗の拳』ならではの奥義をくり出すことも可能」なんて感じの要素があったりして愉しそう。





●おまけ

フリー対戦モードのほうには5人のシークレットキャラが用意されており、獲得した種モミを消費する事で対戦する事が可能となっている。

お値段は各、20粒、40粒、60粒、80粒、100粒。

全員出そうと思ったら300粒が必要となる。

1回のトップで獲得できるのが3粒なので、単純計算で100回トップを取らないとならない。ラスを食ったり、アガれずに対局が終わったりすると3粒マイナスされるので、実際はもっとかかる。

やってられっか!!

一応、ミスミ、リン、バットの3人まではがんばって出しましたが、もう残り180粒も集める気力が全くわかないので、この辺りで勘弁してください……


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