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ジャンプ
アルティメットスターズ

レビュー

筆:2011/8/16

『ジャンプアルティメットスターズ』(DS)
2006年に発売されたニンテンドーDS用ソフトだ。


      


歴代の週刊少年ジャンプを代表する41作品の中から総勢300以上ものキャラクターが参加している、まさにお祭りゲーである。

前作に『ジャンプスーパースターズ』なる作品もあるが、このアルティメットになって大きく変化した部分がある。

そう、北斗キャラが追加されたことだ。


もちろん北斗キャラ参戦と聞いて黙ってはいられなかった私は、早速ニンテンドーDSの購入を検討し始めたのだが、当時はこれがドえらい人気で全く手に入らず、仕方なくブームが沈静化するのを待つことにしたのであった。


そして月日は流れ・・・


DSを購入しても、全くこのゲームの事を思い出すことなく日々を過ごしていた私は、先日ブックオフでたまたまこいつを目にし、約5年ぶりにその存在を思い出したのであった。

そんな5年前のゲームを、さも採れたてもぎたてな新着情報であるかの如く紹介してみようと思う。勿論、北斗関連のみだが。




●基本情報

ゲームシステムは、いわゆるスマブラ系。
一定範囲のステージの中でキャラクター達が乱戦を繰り広げ、HPがなくなるまで殴りあったり、エリア外に弾き落としたりして勝敗を競うゲームだ。


このゲームの核となるのが「デッキ」.
これの組み方次第で戦況は大きく変化する。


これがデッキ↓




まずこの5×4マスの枠の中に、様々なキャラクターの漫画コマをセットし、戦力を整えるところから始まる。




4マス以上の大きさのコマがバトルコマ。



このコマに描かれているキャラクターが、実際にステージで闘う
そしてバトルコマが何個あるかによってチームのメンバー数も変化するわけだ。
バトルコマが3つあるデッキならば3人チーム、1つならぼっちチームになるということやね。

人数が多いほうが有利に思えるが、その分デッキに入れるヘルプコマを数が少なくなるので、一人あたりの強さが弱くなってしまったりする。一概に多ければいいとも言えないということだs。うーむ、よくできたシステムだ。



北斗キャラでこのバトルコマとして扱われているのは2人。
もちろんケンシロウ拳王様だ。

ちなみにバトルコマの大きさには幅があり、コマが大きければ大きいほどキャラクターが強くなるのだが、これの最大値である8マスのコマまで育てられるキャラクターはかなり限られている。

悟空、キン肉スグル、江田島塾長
ルフィ、サスケ、ナルト、一護、マシリト、
そしてケンシロウ拳王様10名のみなのだ。

なんとドラゴンボールやワンピでさえ8マスキャラが1人しか居ないのに、北斗からは2人選出されているという優遇ぶり。

これは、いかに拳王様が敵役としてのカリスマ性が高く、完成された存在であらせられるかの証明であると言ってもいいだろう。





2〜3マスの大きさのコマは、サポートコマ。



戦闘中に呼び出してバトルキャラをサポートさせることができる。


具体的に言うと
突如現れて必殺技をぶっぱなしてスグ帰る
という清清しいまでのやり逃げを披露してくれる。


北斗では、ケンシロウトキレイが用意されている。
拳王様のは無い。
多分、拳王様は他人のサポートにまわられるような御方ではないからだろう。





1マスのみのコマはヘルプコマ



これは、デッキ上で、バトルコマに隣接するように置く事で、そのバトルキャラにいろいろなプラス要素を与えてくれるというコマだ。
だがバトルには登場しないので、正直これのみのキャラは出番無しに等しい。

北斗では、先の4人に加え、ユリア、バット、リンのコマがあり、これが北斗の拳のコマの全てとなる。まあ、妥当なチョイスだと言えよう。






さて、早速北斗キャラの性能を確かめてみたいところだが、最初から北斗のコマを手にしているわけではないので、まずは「Jギャラクシー」なるストーリーモードを攻略し、北斗のステージまでたどり着かねばならない。

宇宙に点在するそれぞれの漫画の星へと訪れ、そこでミッションをクリアすることで、その漫画のキャラクターのコマを獲得できるというシステムになっている。






※道中は北斗と全く関係ないので割愛








北斗の拳の星が登場したのは、2面の終盤近くになってからだった。



ただの廃墟やんけ

数ある星の中でも最もみすぼらしい・・・






流星拳やカメハメ波で容赦なくケンシロウを打ちのめし、ステージクリア。
少し時間がかかったが、北斗キャラのコマを手に入れることに成功した。

……が、肝心の拳王様のコマはまだ入手する事が出来なかった。

おそらくファミコンジャンプでもそうであったように、拳王様には終盤に登場するボスとしてのポジションが用意されているのだろう。あっちじゃ何故か山下たろー君に弱かったんだよな。



てなわけで、まずケンさんの技を紹介。
画像は全部デジカメ直撮りでキタナいが勘弁してくれ。


ケンシロウ:通常技
弱攻撃
ただのストレートパンチ。
ただの、とは言ってもえらく変な体勢で撃ってるけど。これどこのシーン参考にしてんだろう。わからん。
前進弱攻撃
前方にダッシュしながらの正拳突き。
イメージ的にはモヒカンがバイクで引いてた石柱を叩き割ったパンチに似てるかな。
上方弱攻撃
蹴り上げ。
これは多分でかいババァに喰らわせたハイキックだろう。
強攻撃
闘気を爆発させて攻撃する技。黒王号を怯えさせたやつ?
攻撃としてはリーチも短くて弱いが、一部の技の威力が少し上がるらしい。
前進強攻撃
前方に突進しながらの連続蹴り。かなりお世話になる。
ボタン連打で蹴りの時間が少し延びるという嬉しい仕様。つか、必殺技含めて連続ヒット技はみんなそれ。
デッキのケンシロウのコマをタッチしても同様の技が出る。
上方強攻撃
ヌンチャクぶんまわし。
段差の上にいる敵にも連続ヒットする、超頼りになる技。
GOLAN戦の時みたいに飛び道具を跳ね返しはしてくれないが、かき消すことはできる。
空中弱攻撃
上空で岩山両斬波のようなチョップを繰り出す技。
そいやアニメ版ではジャンプ岩山両斬波ってあったな。
空中強攻撃
斜め下に向かって放つ連続蹴り。
多分、ケンの技の中で一番お世話になる。相手を下の段に叩き落せるのが強い。リングアウト狙いに超重宝。
空中技ってことで北斗七死騎兵斬とかを採用しても良かったと思うけど、急降下技よりやっぱ連打の方がキモチイイよね。
キャラチェンジ攻撃
強攻撃と同じような技。
こっちは体に闘気を纏っているのでちょっと違うみたいだが・・・こんな地味技、二つも入れるなよ。
ヒットさせると、相手のキャラをデッキ内の別のキャラクターにチェンジさせることができる。闘気でビビらせてタッチ交代させるって事なのだろうか。
ガード崩し攻撃
シンプルな秘孔突き技。スッと指を突き出して、暫く遅れて相手にヒットする。
成程、秘孔突きならガードなんて意味ないわな。これぞまさにガード崩しって感じだ。
キャラアクション
あの名言を前フリ無しでいきなり言っちゃう技。
前にいる相手をビックリさせて、必殺技ゲージを減少させることが出来るらしい。要するにハッタリ。
ケンシロウ:必殺技
北斗百裂拳






みんなが知ってるケンシロウの代表技。
必殺技の中では一番威力が低い扱いなのもデフォだな。

この技の大きな特徴は、連続突きが決まった後、一秒ほど遅れて「ピシィン」と訪れる秘孔効果。これが強い。

通常の場合、相手をリング外に押し出しても、空中ジャンプでまたステージに復帰されてしまう事が多いのだが、その落下中にこの秘孔効果が現れると、相手はジャンプが間に合わずにそのままリングアウトしてしまうのだ。

転龍呼吸法

あおっ!という原作そのままの掛け声とともに、闘気を滾らせ、攻撃力がアップする転龍呼吸法。
残念ながら服は破いてくれない。

北斗千手壊拳



百裂拳の上位版が千手壊拳というのもいつもの通り。
百裂よりも拳の残像の数が多く、この連打の前に3発ほど前フリのパンチを出すあたりもなかなかの再現度だ。百裂同様、一秒遅れの秘孔効果もある。
ていうかケンシロウは連打技が多くて本当に気持ちいい。連打マニアにはたまらん。

水影心

レイの幻影と共に高速ダッシュで相手の身体を切り裂く。
キマった後の「ブアア・・」という擬音から見ても、南斗の城で拳王様に対して繰り出した奴に間違いないだろうが、あれは無想転生な気もする。まあいいか。

天破活殺





ちょっとした闘気波みたいになっちゃった天破活殺。
でも天破の構えは、最初の「バアッ」からやってくれるなど、再現度は高い。

まあこの所為ですんげえ発生遅いけどね!
ガード不能であったり、喰らったら秘孔効果で暫く動けなくなるなど、奥義の特徴が細部までとらえられている。素晴らしいの一言だ。ショウエイシステムも見習って欲しい。もう無いけど。

人中極




百裂拳、千手壊拳の上位に来たのはなんと人中極だった。選択がシブい。
エフェクトも百裂や千手の使い回しではなく、ちゃんと斜めに拳の残像が飛ぶという別の演出が用意されている。素晴らしい。
威力は百裂拳と大差ないのだが、喰らった相手は「宣告状態」となり、頭にカウント(10)が表示され、ゼロになると強制的にKOとなる。原作でももし10秒だったらサウザーさんは「ななーつ、やーっつ、ここのーつ」って言ってくれたのかしら。



背後にリング状の闘気を滾らせ、それを一気に爆発させて攻撃する技。拳王様との初戦で見せたやつ。劇場版北斗で言うところの、北斗七死闘氣断だね。
喰らった相手がムチャクチャふっとばされるのは、劇場版でこれの爆風をうけたユリアが行方不明になったからかしら。

強敵の記憶



シン、レイ、シュウ、トキといった強敵達の記憶を蘇らせ、背後のその幻影を呼び出す技。攻撃力が上がり、必殺技ゲージも少し回復する。
コマが無いから諦めていたのに、こんな形でシンとシュウが登場することになるとは・・・・。もちろんBGMは枯れた大地でキマリだねっ☆

天将奔烈


本来ケンさんの技じゃない天将奔烈が、最強奥義の一つとして組み込まれた。貫通力があるので、固まっている敵三人を一瞬で葬ったりできる。すげえ気持ちいい。
擬音は拳王様が使った時のものだったが、まあそこまでは求めるのは野暮ってもんだ。


無想転生






ゲームによって扱われ方が異なる無想転生だが、この作品では、技を使った瞬間に「相手の攻撃待ち状態」になり、待望の敵の攻撃が来た途端にブアーッっと分裂してガガガガガーッってダメージを与える感じの技になっていた。
威力も技の中で最強で、発動前に潰される事の多い必殺技の中ではかなり決まりやすい方だと言える。しかも成功したら更に一定時間無敵になるというオマケつき。通常なら「無想転生=一定時間無敵」という扱いでもおかしくないというのに・・・・。
ただ相手が攻撃してきてくれなかったときは、一定時間その場でボーっと固まったままになるという惨めな絵面になるので注意。





いや〜〜〜・・・・


正直ナメてました。すいませんでした。



まさかここまでいい仕事をしてくれているとは・・・。
ハッキリ言ってツッコむべき所が殆ど無い。ゲームの面白さも申し分ない。
北斗のドット絵対戦といえば、ゲームボーイの「北斗の拳 -凄絶十番勝負-」が挙げられるが、おそらくあれの5兆倍くらい面白い。

そしてこれは贔屓でもなんでもなく、ケンシロウのキャラクター性能が、自分の使ったキャラクターの中では一番勝手が良かった。複雑なテクニックを要さずとも、殆どゴリ押しで勝てちゃう辺りがいい。セガの格ゲーのやつと北斗無双の良い部分だけを取った感じ。特にどの作品にも思い入れが無いって人でも、性能でケンシロウを選んじゃう人は多いんじゃないだろうか。やはり何か優遇されているような気がしてならない。





さて北斗の惑星をクリア後、更にゲームを進めたものの拳王様とは出会えず、とうとうラスボスの一歩手前のステージ、ファイナルタワーにまで来てしまった。

その最上階に、拳王様は待ち受けていた。
江田島塾長と一緒に。


KENOUEDAJIMAのコンビ・・・
さ、最強すぎる・・・・


まあそんな事言いつつも、基本ヌルゲーなんで実際は楽に勝利を収め、無事に拳王様のコマを獲得する事が出来たのでした。

しかし拳王様は後半に出番があるとは思っていたけど、まさか本当にこんなバラモス的なボジションが用意されていたとは・・・・
やはりこのゲームの北斗はかなり優遇されている気がする。



そんなわけでお次は、拳王様の技の紹介。
あとサポートキャラ、ヘルプキャラなんかも。


ラオウ:通常技
弱攻撃
強烈なビンタ。
無抵抗村長に喰らわせたやつかと思ったが、振り上げモーションがあることを考えると、目隠し鬼ごっこ野郎に首をスッ飛ばしたやつのほうが近いかもしれない。
前進弱攻撃
片腕を突き出して突進する技。
おそらく練気闘座の闘いで、ケンシロウと互いに身体を通り抜けた時のやつだと思う。
上方弱攻撃
斜め上に向けての秘孔突き。新血愁かな?
ビンタからこれに繋げて浮かせて〜ってコンボが強力。
強攻撃

闘気を高めて衝撃波で攻撃するとともに、次に放つ一部の技が強化される。
元ネタはわからないなー。拳王様が「ぬん」って言ったのって、南斗の城でケンシロウにパンチ放った時くらいしか思いつかん。
前進強攻撃
(北斗剛掌波)


あの今や拳王様の代名詞ともなった北斗剛掌波がまさかの通常技に!しかし掌型の闘気を飛ばすってパターンのは珍しいなあ。これもアリだよね。
普通に出せば然程リーチは長くないが、強攻撃で闘気を高めた後に出すと画面端まで飛んでいく。
上方強攻撃
練気闘座で見せた闘気の結界。いわゆる北斗呑龍呼法ってやつだ。他のゲームじゃ肉体強化っぽい技だったが、このゲームじゃ攻撃技に。しかも超強い。
通常は身長ほどの円だが、強攻撃で闘気を溜めた後に出すと二周りほど大きくなる(左図)。
空中弱攻撃
真横に飛ぶ飛び蹴り。
多分マミヤの村でのトキとの闘いの中でみせたやつだろう。釵は使ってくれないけど。
空中強攻撃
上空から急降下し、強烈な掌打を叩きつける技。
こんな攻撃あったかなー?七死騎兵斬でケンシロウと交錯した後のポーズに若干似てる気もする。角度が90度違うけど。
キャラチェンジ攻撃
自らの周りに衝撃波を出して攻撃。ヒットすると相手のキャラをチェンジさせられる。ケンシロウのと同じ。
ガード崩し攻撃
腕を下から振り上げて、足元に衝撃波を走らせる。ガード不能攻撃。フドウ戦の時に地面に線を刻んだアレかな。
キャラアクション
闘気を溜めて必殺技ゲージをチャージする技。
「ぬうおお〜〜っ!」って言ってるって事は、最後の滅天把を放つ直前のやつやね。ポーズちょっと違うけど。
しかし拳王様はこういう系の技がやけに多いなあ。もっと手足だして欲しかったよ。お得意のダブルパンチとかあるじゃん。
ラオウ:必殺技
闘勁呼法

力を溜めた後に衝撃波で周囲を攻撃。一定時間攻撃力をアップできる。
ただパワーをアップさせるだけでなく、衝撃波(トキが地面に走らせて拳王様が踏み潰したやつ)まで再現されているというのは流石だが・・・・だから多いんだって衝撃波系が!呑龍呼法まで合わせたら5つ目やで!?

黒王号

黒王号を呼び出して、両前足で相手を踏み潰させる。
参考シーンはよくわからんけど、聖帝十字陵の視察の時に、聖帝軍の見張りを踏み潰したやつに近いかなあ。

天将奔烈

剛掌波と並ぶ拳王様の代名詞、天将奔烈。ケンシロウのと見た目はそう変わらないが、威力は拳王様の方が高い。
因みに8マス拳王様だと左の「受けてみい!」だが、7マス拳王様で出すと「どおあ〜〜〜!!」になる。

無想転生

上と同様、こちらもケンシロウと同じ性能の無想転生で、やはり威力は拳王様の方が高い。ていうかおそらく全キャラクターの必殺技の中でも最も威力が高い技であると思われる。・・・無想転生って打撃面は微妙な奥義なんだけどなあ・・・。
しかし天将奔烈に関しては拳王様のほうが上なのはわかるけど、無想転生はなんかケンさんのほうが強くてもいい気がするよね。




拳王様の特徴はなんといってもそのド迫力パワー。キャラの性能で言っても、ケンシロウよりも遥かに強い(らしい)。なんか対戦とかで使うと嫌がられるクラスだとか。確かに使っていても、ケンシロウよりも早く相手をKOできる実感はある。相性のよい「知」属性のキャラなら、天将奔烈2回くらいで死に果ててくれる。これは爽快だ。

でも個人的には、使ってて気持ちいいのはケンシロウのほうかなー。だって拳王様ノロいんだもん。連打技も無いし。あと、技説明でも書いたけど、身体から発する衝撃波とかで攻撃する系の技が多すぎるんだよね。どこかひとつでも「おりああ!!」って感じの連打技を入れてくれると印象も違ったんだけど。

しかしまあ、これだけのスーパースターが揃ったゲームの中で、最強と言ってもいい位置付けを与えてている事は素直に嬉しい。最強デッキに拘る小学生が拳王様をチョイスし、そこから北斗の拳に入って来てくれれば嬉しいではないか。ついでにケンシロウより拳王様派になってくれると尚良い。







続いてサポートキャラの紹介。
改めて説明すると、サポートというのは、戦闘中に瞬時に現れて必殺技をぶっぱなして即座に帰っていくという、やり逃げコマンドである。


サポート技:ケンシロウ
北斗鋼筋分断脚
2マスケンシロウのサポート技。二発のハイキックを放つ鋼筋分断脚。バトルキャラにはなかった技をわざわざ入れてくれるあたりが好感が持てる。
原作に従い攻撃力ダウンなのかと思いきや、スピードダウンだった。なんでや。
北斗百裂拳
3マスケンシロウのサポート技。バトルキャラで使える百裂拳とほぼ同じ。
拳王様とケンシロウが共に協力して戦う・・・ソウガが望んだ未来が今ここに。



サポート技:レイ
飛燕流舞
2マスレイのサポート技、飛燕流舞。華麗に上空へと舞い上がり、下方の敵を切り裂く。
動きの華麗さは表現されているものの、こんなにガッツリ奥義名を叫んじゃうと美麗度は少しダウンだよね。
飛翔白麗
3マスレイのサポート技、飛翔白麗。
「パパアッ」に相手が見惚れている間にザクッっといくためか、ガード不能技になっている。でもそのせいでちょっと出は遅いけど。



サポート技:トキ
秘孔・刹活孔
2マストキのサポート技。おもむろに刹活孔を突いてもらい、クリティカル状態(ランダムで与ダメージが二倍)になることができる。
背後からブスッっといくこの突き方だと、どっちかというと心霊台だよね・・・。いやでも己の命を奪うというペナルティがない事を考えると、こっちのほうが真・刹活孔という考え方も・・・
天翔百裂拳
3マストキのサポート技。低空飛行の天翔百裂拳。
原作どおり空中戦で出したい!って人の為に、ジャンプ中にも出せるという嬉しい仕様になっている。かゆいところに手が届く!流石京都の花札屋!



どれもなかなかの完成度。性能面でもかなり恵まれてるし。なによりテクニカルな使い方が求められないのがいいよね。ストレートに目の前の敵を攻撃してくれるというシンプルさがいい。




※オマケ


こ、これはシン!?
KINGがサポートキャラとして参戦!?






いいえ残念、関東豪学連三面拳の1人、飛燕さんでしたー






・・・飛燕があるんだったらシンあってもよくね?






最後にヘルプコマの紹介。
デッキでバトルコマの横に置くと、そのバトルキャラの性能がアップします。

ヘルプコマ
ケンシロウ 必殺技ゲージがジワジワ上昇する
ラオウ J魂(体力)が少なくなると攻撃力がアップする
レイ チェーン攻撃をヒットorガードさせると必殺技ゲージが上昇
トキ ギリギリのタイミングで攻撃をガードすると必殺技ゲージ上昇
ユリア ガードの耐久値がおよそ2倍になる
リン J魂(体力)の最大値がアップ
バット 相手をKOすると必殺技ゲージ上昇


特に感想無し。

以上で、このゲームにおける北斗要素の紹介は終了です。
御疲れ様でした。





正直、5年前から「これだけキャラが多かったらどうせ大味で雑なつくりになってんだろ」という先入観を抱いていた自分が恥ずかしいですね。登場するバトルキャラ55人、サポートキャラ184人もこれと同じレベルの完成度だとすれば、まさに神ゲーだと言わざるを得ません。

ゲームとしても、スマブラ系でありながら、スマブラよりもとっつきやすいシンプルなシステムで、誰でも簡単に楽しめて入り込めるというこの造りは、素晴らしいの一言。

「動きはよくてスピード感もあるけど操作が難解」なセガの格ゲー
「自在に操れて爽快感あるけど動きがもっさりで再現度も低い」北斗無双。
この双方のダメな部分を排除し、いいところだけを合体させた、まさに理想のキャラゲーと言えるだろう。

もちろん使用できる北斗キャラが2人しかいない点や、闘う相手が別作品のキャラであるという点はファンとしてはボリューム不足ではあるが、それすらも些細な事に思えてしまうほどの完成度である。


ただこれだけキャラも多いと色々デッキとか組んで試してみたいのに、ストーリーモードもすぐ終わってしまうし、その他のモードもロクなのが無いので、長く愉しむことは出来なかった。通信対戦とかを活用すれば遊び方の幅も広がりそうだが、見えない相手との対戦なんて怖い事、儂にゃ無理だわ。俺の操る拳王様が小学生とかにボコボコにされるのなんて、もう精神が耐えられない。

まあでも、私みたいに思い入れのある作品が少ない人でもこれだけ楽しめるのだから、満遍なくジャンプ作品を愛している人(特に最近の漫画が好きな人)にとっちゃ、逆にやる事多すぎて困るくらいなんでしょうね。自分の場合、メインデッキにリナリーとかいう娘を入れてたけど、終始誰かわからんまま使ってたもんな。こういうのも全部解った上でプレイするのが理想なんだろうなあ。Dグレって面白い?



※今回の記事を書くにあたって、「ジャンプアルティメットスターズ攻略 Wiki」様の内容を大いに参考にさせていただきました。有難う御座いました。



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