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流派・奥義紹介



北斗神拳


一子相伝の暗殺拳。1800年前の三国志の時代、まだ小勢力だった西方の浮屠教徒(北斗宗家)達が、群雄割拠する乱世を生き抜くために編み出したと云われる。作中で使用するのは、霞拳志郎(第62代伝承者)、霞鉄心(第61代伝承者)、霞羅門(後の第63代伝承者)、霞拳心。


天破活殺 ・登場回:3話
・使用者:拳志郎
・対象者:流飛燕
指先に闘気を込め、相手に触れずして秘孔を突く奥義。飛燕の「千の手」による鉄壁の防御を破るために使用し、左肩を破裂させた。


病の進行を止める秘孔 ・登場回:3話
・使用者:拳志郎
・対象者:流飛燕
死の病を煩っている飛燕に今しばらくの命を与えるために突いた秘孔。場所は眉間。病を治したのか、進行を止めただけなのか、効果の詳細については不明。


北斗百裂拳 ・登場回:6話、8話、18話
・使用者:拳志郎
・対象者:ヤサカ(6,8)シメオン(18)
無数の拳を一斉に繰り出す北斗神拳の奥義。ヤサカとの初戦で使用したが、秘孔を突くまでには至らず、無力化された。寧波での戦いでは全ての拳をかわされ、間合いに入られている。
シメオンとの闘いでは、天斗白蛇襲に対抗する形で使用。襲い来るルーアハを拳で撃墜しつつ、シメオンの顔面に強烈な一撃を叩き込んだ。


児鳩胸 ・登場回:11話
・使用者:拳志郎
・対象者:シャムラ
距離感をなくさせる秘孔。霞拳志郎がシャムラに対して使用。遠近感を失ったことで、シャムラが拳志郎に向けて放ったはず神技・陀羅漢は、床板を貫く結果となった。秘孔位置は不明。


北斗七死星点 ・登場回:11話
・使用者:拳志郎
・対象者:シャムラ
相手の体に北斗七星の型に拳を叩き込む奥義。拳志郎がシャムラへの止めに使用し、全ての肋骨を内側にへし折った後、最後は背中を破裂させた。放った攻撃の順番は、左拳、右蹴、左拳、右蹴、右拳、左拳、右拳。奥義を放つ前に、「北斗の拳」で転龍呼吸法を使ったときのような祈りの構えをとっている。

醒鋭孔 ・登場回:14話
・使用者:拳志郎
・対象者:人間兵器4体
痛覚をむき出しにする秘孔。コールの実験により痛覚を失った「人間兵器」達に使用し、触れるだけで激痛が走る身体にすることで戦闘不能に陥らせた。秘孔の位置は背中。


北斗有情拳 ・登場回:14話
・使用者:拳志郎
・対象者:人間兵器4体
苦痛を感じさせず安らかな死を与える拳。コールの実験により自我を失った人間兵器たちが、醒鋭孔による激痛で意識を取り戻し、死を懇願してきたため、その望みを叶えるために拳志郎が使用した。秘孔の位置は額。


自白させる秘孔(1) ・登場回:15話
・使用者:拳志郎
・対象者:ファン・デル・コール
相手を自白させる秘孔。拳志郎がコールからジェネシスの目的を吐かせるために使用。己たちがナハシュの民の末裔であり、ミガドルの雷による再創生が目的、そしてエリカがミガドルであることを自白させた。自白中、コールの脚の筋などが割けるなどして死に至るが、それがこの秘孔の効果によるものかは不明。場所は左のこめかみ。


自白させる秘孔(2) ・登場回:18話
・使用者:ヒムカ
・対象者: ロバート、エリカ
相手を自白させる秘孔。ヒムカ(霞拳心)が、ロバート・アレント博士に使用し、核分裂装置の設計図がエリカの記憶の中にあることを吐かせた。後にエリカに対しても使用し、二つの勾玉を在り処を吐かせようとしたが「日本」という単語以外は引き出せなかった。場所は両側頭部。
ヒムカは天斗聖陰拳も使えるのでそちらの奥義である可能性もあるが、技を使うときに手が光っていないことから、北斗神拳であると推測される。


北斗仙気雷弾 ・登場回:18話
・使用者:拳志郎
・対象者:シメオン
北斗神拳奥義のひとつ。シメオンの天斗竜櫃開螺に対抗する形で拳志郎が使用。上空で複数の分身を作り、それをシメオンの分身に当てて各個撃破し、最後に本物を渾身の一撃で吹っ飛ばした。


記憶を消す秘孔 ・登場回:20話
・使用者:霞鉄心
・対象者:霞拳心
相手の記憶を封じる秘孔。霞鉄心が気絶した少年(後の霞拳心)を救助した際、幼くして天斗聖陰拳の素質を備えていたことに危険を感じ、その拳の封印を目的に突いた。場所は両側頭部。


記憶を蘇らせる秘孔 ・登場回:20話
・使用者:霞拳心
・対象者:自身
秘孔で封じられた記憶を蘇らせる秘孔。霞拳心が、鉄心によって封じられた自らの記憶を取り戻すために自身に突いた。秘孔の場所は左右の即頭部。


七星点心 ・登場回:20話
・使用者:霞鉄心
・対象者:霞拳心
北斗神拳伝承者のみに伝えられる秘中の奥義。死角を辿ることにより、相手は動きを封じられ、防ぐ手立てのない攻撃を喰らうことになる。霞鉄心が拳心との戦いで使用し、戦いを優勢に持ち込んだものの、僅かにためらいを見せた瞬間に天斗白蛇襲で反撃され、潰された。


秘孔 新血愁 ・登場回:22話
・使用者:霞拳心
・対象者:拳志郎
突いた相手を3日で死に至らしめる秘孔。よろめく足取りでエリカを追おうとする隙だらけの拳志郎に対し、拳士が突いた。天斗の光も練りこまれていたため、通常の3日よりも早く死が訪れるらしい。
秘孔位置は、レイがラオウに突かれたのと同じ右胸。それに加え、天斗の光を込めた掌打を背中へと叩き込んでいる。


秘孔 心霊台 ・登場回:22話
・使用者:霞羅門
・対象者:拳志郎
新血愁により残り3日の命となった者を、ほんの数日だけ延命させることのできる秘孔。ただし突かれてから暫くの間、死ぬ以上の激痛に襲われることになる。拳心により新血愁を突かれた拳志郎に対し、弟である霞羅門が突いた。場所は背中。
「北斗の拳」でレイが突かれたときのような白髪化は起こっていない。


言いなりになる秘孔 ・登場回:23話
・使用者:霞拳心
・対象者:エリカ
相手を己の言いなりにさせる秘孔。設計図の復元を拒むエリカに対して霞拳心が使用。これによりエリカの中に眠っていた記憶が呼び起こされ、ノハール・ナハの装置を通して設計図が周囲に映し出された。秘孔位置は右のこめかみ。


言いなりになる秘孔を
解除する秘孔
・登場回:23話
・使用者:霞羅門
・対象者:エリカ
拳心がエリカに突いた、相手を言いなりにさせる秘孔の効果を解除する秘孔。羅門がエリカに突き、正気に戻した。秘孔位置は右のこめかみ。


無想転生 ・登場回:23、24話
・使用者:霞拳志郎
・対象者:霞拳心
無より転じて生を拾う北斗神拳究極の奥義。相手は実態を捕えることができず、全ての攻撃が当らなくなる。霞拳志郎が霞拳心との戦いの中で使用。踏みつけ攻撃や裏拳、回し蹴り、右拳といった攻撃を全て回避した。しかし周囲を闇で覆う黒洞天殺からは、及ぶ範囲の広さゆえに逃れることはできなかった。
「北斗の拳」でケンシロウやラオウが使用したときのような、回避の際に相手に反撃するような描写は無し。また、修得するために哀しみが必要といった説明もされていない。


記憶を完全に
抹消する秘孔
・登場回:23話
・使用者:霞拳志郎
・対象者:エリカ
記憶の全てを完全に脳から抹消する秘孔。死によって己の記憶を抹消しようとするエリカに対し、拳志郎が使用。記憶は失ったが、エリカに死を選ばせることなく、同時に死兆星の運命からも逃れさせた。


蒼龍天羅 ・登場回:24話
・使用者:霞拳志郎
・対象者:霞拳心
北斗神拳の究極奥義。相対する二人の周りを真っ白な無の空間と変え、互いの奥義が無意味な、肉体と肉体、拳と拳の戦いとなる。拳心の黒洞天殺によって闇に捕らわれた拳志郎が、ギーズ、飛燕 ヤサカら朋友に道を照らしてもらったことでこの奥義を修得し、闇の繭からの脱出を果たした。
漫画「蒼天の拳」で劉宗武相手に使用したときとは違い、宙に浮遊はしておらず、また無想の一撃での決着ではなく暫く殴り合っている。






北斗三家拳


三国志の時代、三人の英雄を守護するために北斗神拳から分派した三つの拳法。原作でのそれぞれの伝承者である芒狂雲、張太炎、劉宗武はいずれも作中に登場しない。


北斗孫家拳 ・登場回:2話、12話
・使用者:シャルル・ド・ギーズ
・対象者:ヤサカ(2話)、シメオン(12話)
シャルル・ド・ギーズが嗜む拳法。ヤサカやシメオンとの闘いで使用した。


北斗劉家拳 ・登場回:2話
・使用者:-
・対象者:-
極十字聖拳の源流となった拳法。名前だけ登場。


北斗曹家拳 ・登場回:7話
・使用者:-
・対象者:-
北斗三家拳の一つ。この拳に使える星々が登場したが、彼らの使ったのが北斗曹家拳かどうかは不明。


動けるようになる秘孔 ・登場回:12話
・使用者:ギーズ
・対象者:自身
傷を負った身体に突く事で再び身体を動かせるようにする秘孔。ヤサカにやられたギーズが己自身に突く事で再び立ち上がることが出来た。場所は右わき腹。突くときに痛みを伴う。




極十字聖拳


北斗劉家拳を源流とする拳法。指を鋭利な刃物と代え敵を切り刻む戦法を得意とする。また、千手羅行によって得た「千の手」は、敵のあらゆる攻撃を防ぐ。血を纏い恐怖を捨てる「命の見切り」を真髄とする。
作中で使用するのは流飛燕と流緋鶴。原作に登場する彪白鳳、魏瑞鷹は登場しない。


死鳥血条斬 ・登場回:2話
・使用者:流飛燕
・対象者:拳志郎
極十字聖拳の奥義。切られたことに気付かないほどの鋭い斬撃を放つ。小船の上での拳志郎との対決で繰り出したが、頬に傷を負わせるに留まった。二度目は繰り出した指を拳志郎に絡み取られ、不発に終わっている。
原作ではギーズに対して使用。右手を縦に切り裂いている。


舞裂爪破弾 ・登場回:3話
・使用者:流飛燕
・対象者:拳志郎
極十字聖拳の奥義。拳志郎との闘いで飛燕が使用。軽功の術で背後を取って使用し、その背に深い十字の傷を刻んだ。


千手羅行 ・登場回:3話
・使用者:流飛燕
・対象者:拳志郎
飛燕が鉄壁の防御を手に入れるために行った荒行。己に千本の矢を浴びせ、それを目隠ししたまま防ぎきることで得られる「千の手」で、全ての攻撃を防ぐ。飛燕の身体には、それを会得するまでに受けた無数の傷が未だ刻まれている。


燕舞斬 ・登場回:5話
・使用者:流飛燕
・対象者:ヤサカ
飛燕がヤサカとの闘いで繰り出した奥義。右足の後ろ回し蹴りと、縦に切る手刀で、相手の身体を十字に切り裂く。しかしヤサカに拳の間合いを見切られていたため浅い傷しか与えられなかった。
原作では縦に切った後に左右に振りぬく手刀で十字に切る(後ろ回し蹴りも出してはいる)




西斗月拳


1800年前、月氏の民に伝えられていた秘拳。経絡秘孔の術に進化した拳法であり、この拳と北斗宗家の拳の融合によって、最強の暗殺拳、北斗神拳が創始された。現代の伝承者はヤサカ。かつてはヤーマや、その兄であるイザヤも使い手の一人だった。


操孔針 ・登場回:4話
・使用者:ヤサカ
・対象者:流飛燕
投擲し秘孔へと突き刺すことで、実際に秘孔をつくのと同じ効果をもたらすことのできる特殊な針。ヤサカにこの技を喰らった飛燕は、身体を動かす事が出来なくなった。


相雷拳 ・登場回:5話、8話、15話
・使用者:ヤサカ
・対象者:流飛燕(5話)、拳志郎(8話)
     シメオン(15話)
 西斗月拳の秘奥義。雷を纏うほどの速度で動かすことで、拳がどこから来るか相手に読ませないことを極意とする。ヤサカが流飛燕との戦いで使用し、お互いに急所を外した相打ちに終わったかに見えたが、事前に突いた複数の秘孔と合わせることで効果を発揮する秘孔だったため、その一撃によって飛燕は戦えぬ身体となった。(原作では拳を背後に隠すことで見えなくしている)
 寧波での拳志郎との戦いでも使用。間合いの伸びる拳志郎の拳と打ち合いになり、クロスカウンターで両者とも吹っ飛んだ。
 シメオンとの闘いでは、相手のルーアハを回避しながら突撃するも、軌道を変化させて戻ってきたルーアハを喰らい不発に終わった。


痛み無く
動きを封じる秘孔
・登場回:6話
・使用者:ヤサカ
・対象者:政府軍の男
 相手に全く痛みを感じさせること無く秘孔を突く技。ヤサカが政府軍の男に対し、操孔針を用いて突いた。場所は背中の複数個所。効果は明言されていないが、その後固まったまま海へ蹴落とされていることを考えると、動きけなくなる秘孔であると思われる。


残狼相雷陣 ・登場回:8話、15話
・使用者:ヤサカ
・対象者:拳志郎(8話)シメオン(15話)
 西斗月拳の究極奥義。全身に雷を纏うほどの速度で相手の周囲を飛び交い、死角から攻撃を仕掛ける。ヤサカが拳志郎との闘いで使用し、何度も攻撃を叩き込んだが、最後の一撃にカウンターをあわせられて吹っ飛ばされた。
 シメオンとの戦いでは、全ての攻撃を回避され「愚鈍な技だ」と詰られた。その後、天斗白蛇襲による反撃を受け潰されている。


躍らせる秘孔 ・登場回:12話
・使用者:ヤサカ
・対象者:政府軍の兵士
 突いた相手を躍らせる秘孔。指が刺さっている間は歌いながら踊り続けるが、指を抜くと同時に爆死する。ヤサカが政府軍の兵士二人に対して使用した。


複数の腕で絡みつく技 ・登場回:17話
・使用者:ヤサカ
・対象者:シメオン
 西斗月拳の究極奥義にして真髄。複数に分裂させた腕で相手に組み付き、全ての指を相手の秘孔に食い込ませる。シメオンに吐血させるダメージを与えたものの、体内のルーアハによって指先を焼かれて破られた。だがその後、秘孔の効果によって右の掌を破裂させることには成功した。





天斗聖陰拳


約2600年前、ミガドルと約束の地を守護していたナハシュの民が編み出した拳。ルーアハ(気)の流れを自在に操ることを極意とし、その使い手は光り輝く拳を持つ。人体の操作や破壊、そしてルーアハそのものを飛ばし離れた敵を攻撃する戦法を用い、ルーアハをその身に受けた者の身体には焼け焦げた痕が残る。

その神技は、「奪い取る」「溜める」「括りなおす」「ほどく」の4つの柱からなる。敵から"気"を吸収し、それを己の肉体に溜めることで身体能力を増加させる。遺伝子の構造を括りなおすことで肉体を変異させる。身体を形成する生体構造を解いて肉体を消滅させるといった事も可能。その全てを扱えるのは完全純血なる祭司のナギット家の血を引くもののみだが、時に例外も存在する。その他にも、ルーアハで神経伝達物質を刺激し脳内麻薬を分泌させ、常人の数倍の身体能力を発揮させたり、恐怖や苦痛という感覚を消し去ったり、体内のルーアハで敵の攻撃によるダメージを軽減することも出来る。

かつてナハシュの民の一派が東方に向かう途中で月氏の民と出会い、西斗月拳が誕生。その西斗月拳を元に北斗神拳が創られているので、天斗が北斗・西斗の拳の源流ということになる。ナハシュの一族と共に滅びたとされていたが、2600有余年に渡り密かに受け継がれて、ミガドル(エリカ)が現れたのを機に表舞台へ。伝承者である祭司シメオン・ナギットをはじめ、その配下であるヒムカ、シャムラ、ファン・デル・コールなど複数の使い手が存在する。先代伝承者はシメオンの父であるサガ・ナギット。

2600年前より既に完璧にして無敵の強さを誇り、ギーズやヤサカを圧倒したり、拳志郎とも互角以上に渡り合う強さを見せた。だが完璧であるが故に進化することなく、様々な戦いの中で進化、成長する北斗神拳にやがて遅れを取ることとなった。


気を吸い取る技 ・登場回:10話、11話、18話
・使用者:シャムラ(10,11)シメオン(18)
・対象者:羅門(10) 拳志郎(11、18)
相手の気を吸収する技。相手を衰弱させると共に、己の能力を上昇させることが出来る。シャムラが羅門や拳志郎との戦いの中で使用し、両腕に気を蓄えることで拳の速度を上昇させた。18話ではシメオンが拳志郎に対しても使用している。主に攻防時に使用しており、攻撃したのが自分か相手か問わず、また回避や防御如何にかかわらず効果を発揮する模様。


陀羅漢 ・登場回:11話
・使用者:シャムラ
・対象者: 拳志郎
天斗聖陰拳神技のひとつ。気を纏わせた両手の拳を同時に突き出し、捻りを加えながら相手に叩き込む技。シャムラが拳志郎に対して使用したが、秘孔児鳩胸により遠近感を狂わされていたため、床板を破壊するに留まった。


天斗白蛇襲 ・登場回:12、15、18、20話
・使用者:シメオン、霞拳心
・対象者: 拳志郎(12・18)ヤサカ(15)
      霞鉄心(20)
天斗聖陰拳神技の一つ。蛇の形を成したルーアハの大量に放出し、一斉に敵へと放つ技。不規則な軌道を描くために回避が難しく、一本が直撃するだけで甚大なダメージを与えることが出来る。上海での拳志郎との戦いで初使用し、膝をつかせるほどの威力をみせた。ヤサカ戦では実質戦闘不能に陥らせるほどの傷を与えている。拳志郎との最終戦では、一発目はガードの上から吹っ飛ばす力を見せたが、二発目は北斗百裂拳により打ち消され、逆に顔面を殴られて敗れた。
霞拳心が義父・鉄心との戦いの中でもこの技と思わしきものを使用している。鉄心の七星点心を破るために放ち、大きな傷を負わせた。拳心の天斗聖陰拳はルーアハの色が赤いため、蛇の色も赤色になっている。


人間兵器を作る術 ・登場回:13話
・使用者:ファン・デル・コール
・対象者: 労働者達
「人間兵器」と呼ばれる従順な強化人間を作るための術。対象者の左右の首筋に指を突き刺し、ルーアハを注ぎ込むことで神経伝達物質へ刺激を与え、脳内麻薬を分泌させる。これにより常人の数倍の力を与えることができ、同時に恐怖や苦痛という感覚を封じることで意識をも奪い、目的遂行の為に己の犠牲もいとわぬ統率された最強の兵士を生み出す事が出来る。
ジェネシスからの資金援助を受けながらコール参謀が研究しており、数多くの労働者や避難民を検体にして臨床実験を重ねていた。何体かは理想的な兵士を作り上げることに成功したが、完成までは至らず、長時間戦うと肉体が崩壊する不完全な兵士しか生み出せなかった。


動きを封じる術 ・登場回:15話
・使用者:ファン・デル・コール
・対象者: 拳志郎
相手の動きを封じる技。首筋に光る指を突き刺し、ルーアハを注ぎ込むことで身体の自由を奪う。コール参謀が拳志郎との戦いで使用したが、効果なく失敗。二度目は限界までルーアハを注ぎ込もうとしたがその前に蹴り飛ばされた。


己の身体を強化する術 ・登場回:15話
・使用者:ファン・デル・コール
・対象者: 自身
自身にルーアハを注ぎ込むことにより肉体を強化させる術。人間兵器を生み出す実験の中でコール参謀が修得。超人的なスピードとしなやかさを手に入れ、鋭い連続突きで拳志郎を攻撃したが、大した傷は与えられなかった。


天斗竜櫃開螺 ・登場回:18話
・使用者:シメオン
・対象者: 拳志郎
天斗聖陰拳究極神技。複数体の分身を作り出し、包囲した相手に全方向からルーアハ(カイル)を浴びせるという技。シメオンが拳志郎に対して使用したが、北斗仙気雷弾により分身を次々と消し去られ、最後は本体を殴り飛ばされて破られた。


自らをほどく術 ・登場回:19話
・使用者:シメオン
・対象者: 自身
シメオンが自らを罰するために使用した自決の術。左脇腹に手刀を突き入れ、ルーアハにより自らの身体をほどき、この世から抹消させる。





その他




北斗宗家の拳 ・登場回:4話
・使用者:-
・対象者:-
 かつて北斗宗家が用いていた拳。極められた拳であるが故に受け身の技も極められてしまい、やがて実践での戦闘力を失った。故に北斗宗家の意向により、西斗月拳の秘孔術と融合させることで、史上最強の北斗神拳を生み出された。


黒洞天殺 ・登場回:24話
・使用者:霞拳心
・対象者:霞拳志郎
 闇が闇を求め光を食らう生者必滅の秘奥義。天斗と北斗の闘気を合わせた光を地へと叩き込み、その光から生み出した無数の影で周囲を闇に染める。相手は逃れる術もなく身体を闇に絡めとられ、やがて巨大な黒い繭のなかで自身の闇に侵食され、無限の闇の藻屑と消える。
 霞拳心が拳志郎との戦いで使用し、無想転生をも無力化して闇の繭の中に閉じ込めた。しかし拳志郎は、ギーズ、飛燕、ヤサカといった朋友達が道を照らしてくれたことで、北斗神拳究極奥義 蒼龍天羅を会得し、強烈な光をもって闇を打ち払い脱出を果たした。