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北斗無双




ゲームシステム


●基本システム

プレイヤーは選択したキャラクターを操作し、立ちはだかる敵を倒してステージクリアを目指す。基本的には各ステージのラストに登場するボスを倒すとクリアとなる。使用キャラクターの体力がゼロになったり、とあるミッションに失敗するなどすると、ゲームオーバーとなる。体力は、エリア内にある食料を取ることで回復することができる。

使用できるキャラクターは、
ケンシロウ、ラオウ、トキ、ジャギ、レイ、シン、サウザー、マミヤの8名。有料コンテンツをダウンロードすることで、更にハート無法者を追加することができる。
その他、
リン、バット、アイリ、ジード、牙大王、アミバ、ウイグル、シュウ、リュウガ、フドウ、ジュウザといったキャラクターも登場する。



●キャラクターの能力と成長

各キャラクターはそれぞれ独自の
「経絡秘孔図」なるものを持っており、そのマップ上のマスを埋めていくことでステータスがアップする。主に、攻撃力・防御力・体力の上昇、新しい奥義の修得、技能の取得、闘気ゲージの上限アップ、伝承者レベルアップ、等である。

経絡秘孔図のマスを埋めるには
技能ポイントが必要であり、これを集めることがキャラクターの成長へと繋がる。技能ポイントは、敵を倒した時に現れる「カルマ(業)」を一定数集めたり、エリア内にある秘伝書を獲得したり、ステージクリア時のボーナスポイントで獲得することができる。

経絡秘孔図で取得できる技能には
「自発技能」「装備技能」がある。自発技能のほうは取得するだけで効果が出るが、装備技能のほうはステージ開始前のステータス画面で装備しておかないと効果を発揮しない。種類はかなり多いが、最大で3つまでしか装備することは出来ない。また、キャラクターの攻撃力・防御力・体力は、経絡秘孔図を全て埋めてもある程度までしか成長しないが、装備技能の「攻撃の才」「防御の才」「体力の才」を装備して戦い続ければ、それぞれ最大値までアップあせることができる。



●通常攻撃

基本となる通常攻撃は、
□ボタンの弱攻撃△ボタンの強攻撃で行う。
弱攻撃は連打で複数回攻撃することが可能。
強攻撃は単発だが、ボタンを押し続けることで溜め攻撃が可能となる。
また、弱攻撃を何度か出した後に△ボタンを押すことで、様々なパターンの攻撃を出すことができる。
□△、□□△、□□□△、といった風に、何度弱攻撃を出した後に△ボタンを押したかによって攻撃が変化する。


R1ボタンを押せば、それぞれのキャラに用意された
固有体術を使うことができる。
キャラクターによって効果は様々であり、緊急回避や遠隔攻撃、受け流し、起爆など、多種に渡る。

その他、×ボタンでジャンプした後に□か△を押すことによってジャンプ攻撃が、
キャラを走らせ、ある程度スピードがのった後に□を押せば、ダッシュ攻撃が
敵の近くでR2ボタンを押すことで、投げ攻撃を出すことができる。

L1はガードボタンとなっており、前方からの攻撃を防ぐことができる。
また、タイミングよく押せば攻撃を弾くことが可能であり、近接攻撃の場合は敵がよろけたり、ボウガンの矢などに対しては
二指真空把で跳ね返すことができる。二指真空把は北斗神拳の奥義だが、南斗やマミヤなどといったキャラクターでも使用可能。

また、南斗タイプのキャラクターには
「見切り」という要素があり、この状態になると一部の通常攻撃が変化するという特性がある。強攻撃を当てたり、自分と敵の攻撃が同時に出たりした場合、画面上に△ボタンが表示され、それが消える前に△ボタンを押すことが出来れば成功。一定時間、普段よりも格段に強い攻撃を繰り出せるようになる。

エリア内には様々な武器が落ちており、R2ボタンで拾うことで使用することができる。□ボタンで殴り攻撃、△ボタンで投擲攻撃となる。また、エリアによってはバイクや黒王号といった乗り物が配置されており、突進で敵を刎ね飛ばしたりすることもできる。

※ボタンの表記は全てPS3のものとする。



●伝承奥義

各キャラクターには、通常攻撃よりも遥かに威力の高い
「伝承奥義」が用意されている。キャラクターを成長させたり、シナリオを進めたりすることでこれらを覚えることができる。1キャラにつき8種類の奥義が用意されており、ステージ開始前にその奥義を装備することで使用可能となる。ただし、最大で4種類までしか装備することは出来ない。
奥義にはそれぞれ消費する闘気ゲージの量が定められており、その分までゲージを溜めることで使用可能となる。闘気ゲージは、敵を攻撃するか、自分が攻撃を受けるかすることで溜まってゆくほか、ステージ内にある飲料水を飲むことで溜めることができる。ゲージは最大で8ポイント。奥義で消費されるゲージは、技によって1〜3ポイントと幅がある。
ゲージが溜まった状態で○ボタンを押すことで奥義発動。画面左上に表示されている奥義を繰り出し、技が出終わるまでは完全無敵状態になる。十字キーの上下左右を押すことで、使用する奥義を変更することができる。


また、闘気ゲージが溜まった状態でR2ボタンを押すことで、
闘気覚醒状態になることができる。効果時間中は攻撃力が上がったり、敵のガードを崩せるようになるなど、全体的にステータスが上昇する。効果時間は溜まっている闘気ゲージの量に比例して延びる。ただし、どれだけ溜まっていても一度使用するとゲージはゼロになる。
更に効果時間中に○ボタンを押すことで、
真・伝承奥義を発動することができる。真・伝承奥義はガード不能で、通常の伝承奥義よりも遥かに威力が大く、拳士(原作に登場したキャラクター)以外の敵を確実に倒すことができる。ただし「必殺ゲージ」が1つ以上溜まっていなければ発動しない。必殺ゲージは最大で3本まで溜めることができ、消費するゲージが多いほど強力な奥義を使うことができる。敵を倒し続けることで必殺ゲージは溜まっていくが、敵にダウンさせられたりすると、一つ前の段階までゲージが減ってしまう。

※ボタンの表記は全てPS3のものとする。



●各種ゲームモード

●伝説編


漫画「北斗の拳」のストーリーを再現したモード。原作第一話のジードとの戦いから、北斗練気闘座でのラオウとの決闘までのエピソードが再現されている。プレイヤーは
ケンシロウ、レイ、マミヤ、トキ、ラオウの五名から選択可能。ただしケンシロウ以外のキャラクターを選んだ場合、マミヤがアミバと戦う等、かなりオリジナルなストーリーになる場合もある。

ステージ内で遭遇する様々なミッションをクリアしながらボスを目指し、倒すとクリアとなる(ボスのいないステージもある)。ボスの体力をあと少しまで減らすと、
「無双闘舞」が発生。制限時間内に指定されたボタンを押すことができれば成功となり、撃破となる。また、ステージ内のミッションを7つクリアしていると「死闘の兆し」が発生し、ボスのステータスが上昇。無双闘舞で指定されるボタン数も極端に多くなり、難易度が大幅にアップする。

今までの無双シリーズと比較するとかなり敵の数が少なく、シリーズのファンにとっては物足りない作りになっているかもしれない。また原作漫画の再現度のほうも決して高いとは言えず、数ある名エピソードや名キャラクターが悉く省かれており、北斗の拳ファンにとっても微妙な作りになっている。ただ北斗無双は、「北斗の拳」と「無双シリーズ」をコラボさせた作品であり、純粋に北斗の拳をゲーム化した作品ではないため、これは仕方の無い事だとも言える。


●幻闘編

オリジナルストーリーモード。プレイヤーは
ケンシロウ、ラオウ、トキ、ジャギ、レイ、シン、サウザー、マミヤの中からキャラクターを選択し、それぞれに用意されたステージを攻略していく。ストーリーは各キャラクターによって異なるが、かなり似通っている部分も多く、特に北斗四兄弟と南斗六星が激突する「北斗南斗決戦」はどのキャラクターを選んでも必ず発生する。

伝説編よりもかなり敵の数が多く、他の無双シリーズ同様の楽しみ方ができるのが特徴。また、伝説編のボス戦にあった「無双闘舞」も無くなり、純粋に体力を削りきれれば撃破というシンプルなつくりになっている。更に「協力プレイ」が頻繁に起こるのも魅力のひとつであり、場合によってはシン&ケンシロウ&フドウ&ジュウザが、サウザー一人を取り囲む画になったりすることもある。

ステージエリアの中にはいくつかの拠点が存在し、ここを制圧していくことで自軍を増やしていくことができる。旗を持った敵の守備兵を10人倒すことで制圧となり、敵支配の証である赤い炎が、青い炎へと変わる。制圧したからといってそれほど意味があるわけではないのだが、この幻闘編にも七つのミッションポイントが用意されており、完全クリアを目指すならば拠点制圧は避けては通れない重要な要素となっている。


●挑戦編

初めからプレイすることができる「北斗四連破」「南斗五連破」の他、有料コンテンツをDLすることで様々なゲームにチャレンジできるモード。かなり難易度の高いシナリオが多く、キャラクターによってはかなりクリアが困難なものもある。




●声の出演

ケンシロウ:小西克幸
ラオウ:立木文彦
トキ:関智一
ジャギ:高木渉
レイ:子安武人
シン:杉田智和
サウザー:神奈延年
マミヤ:進藤尚美
ハート:藤本たかひろ
ユリア:桑島法子
バット:庄司宇芽香
リン:伊藤かな恵
アイリ:庄司宇芽香
ユダ:馬場圭介
シュウ:吉水孝宏
ジュウザ:高塚正也
フドウ:宮崎寛務
リュウガ:森岳志
ジード:宮坂俊蔵
牙大王:福原耕平
ウイグル獄長:大友龍三郎
アミバ:関智一
ナレーション:若本規夫