シン 「フ・・・・・・どうやらここまでのようだな だがな 俺はお前の拳法では死なん! 俺は・・・・・・ さらばだ! ケンシロウ」 バット 「なぜだよ なぜそんな男に墓を作ってやるんだよ」 ケンシロウ 「同じ女を愛した男だから」 ケンシロウは激闘の末、婚約者を奪ったシンを倒した だがシンは死に際に衝撃の一言を放った お前の婚約者ユリアは死んだ、もういない、と ユリア 「ユリア・・・・・・何があっても生き続けると誓ったはずだ・・・・・・」 謎の女 「貴方の思い人は生きています・・・・・・」 ケンシロウ 「お前は・・・・・・」 謎の女 「私は運命を告げる者 この水晶に貴方の大切な人の姿が映っています この地のどこかで貴方を待っている その人は望んでいます・・・・・・ この乱世、貴方とともに平穏に暮らしたいと・・・・・・」 ケンシロウ 「ユリアが・・・・・・生きている・・・・・・?」 謎の女 「疑うのも無理はありません・・・・・・ ですが、貴方はその方の死をその目で見たのでしょうか」 ケンシロウ 「・・・・・・ユリアの死を聞いたとき、俺は全てを失った・・・・・・」 謎の女 「・・・・・・」 ケンシロウ 「お前の言葉の真偽は定かではない・・・・・・ だが、今の俺には何の目的も無い 失うものも無い ならば、お前の言葉に賭けてみよう」 謎の女 「ありがとう・・・・・・」 ケンシロウ 「あの占い師の言葉、すべてが真実とは思えぬ だが、俺を突き動かす何かがあった・・・・・・ ユリア・・・・・・どこにいる・・・・・・お前は本当に生きているのか」 村人 「そこのお方、この先の街でシンって奴の軍勢が暴れてる 殺されたくなかったら、早く逃げたほうがいい・・・・・・」 ケンシロウ 「シン・・・・・・! まさか・・・・・・ 俺が倒したシンは偽者だったのか? ならばユリアは・・・・・・生きているかもしれない・・・・・・」 トキ 「そこにいるのは・・・・・・ケンシロウではないか」 ケンシロウ 「貴方は・・・・・・トキ! 生きていたのか・・・・・・ 少しやつれたようだが・・・・・・」 トキ 「フ・・・・・・これでも兄・ラオウの突いた秘孔により 徐々にではあるが、体は回復している」 ケンシロウ 「あのラオウが・・・・・・」 トキ 「ケンシロウ、再会を懐かしむのは後にしよう 少し力を貸してくれないか この先の街で大規模な戦闘が起きているらしい 民の被害を食い止めねばならぬ・・・・・・ 一人より二人のほうが仕事が早かろう」 ケンシロウ 「うむ・・・・・・」 ケンシロウ 「ユリア、シン、そして・・・・・・トキ・・・・・・ この世界に、いったい何が起きている・・・・・・」 ユリアが生きていると告げた 宿敵シンを倒したが ユリアはもういない 例えようも無い孤独に襲われていたケンシロウに 投げかけられた甘美な言葉・・・・・・ ユリアにもう一度会いたい ユリアを取り戻したい ユリアを抱きしめたい ケンシロウは占い師の言葉を信じた いや 信じようとした その瞬間から世界は大きく揺れ動く これはケンシロウの願望が生み出した夢か はたまた乱世に隠された事実か もう一つの世紀末 始動・・・・・・ トキ 「シンと、どこかの軍勢が戦っているようだな」 ケンシロウ 「シン、奴は死んだはず・・・・・・これは夢なのか? ユリアが死んだというのも夢だったのか?」 トキ 「戦った先に己の宿命が見えるはず・・・・・・ ケンシロウ、まずは火の粉を振り払おう」 憲兵 「むっ、シンの援軍か! だが いくら増えようと五車星の敵ではない!」 トキ 「我らが五車星と戦う理由はない まずは誤解を解かねばならぬ」 リュウガ 「お前が北斗の末弟が・・・・・・なるほど 拳王様が気に留めるのもうなづける」 ケンシロウ 「誰だ、お前は? ラオウの配下なのか」 リュウガ 「いかにも! 俺は拳王配下、天狼のリュウガ 拳王様の命令でトキの護衛を務めている」 ケンシロウ 「聞きたいことがある 親玉の所に案内しろ!」 敵将 「黙れ、シンの仲間め!」 フドウ 「ぬう、門が突破されたとは!」 ジュウザ 「のんびり戦ってる場合じゃなさそうだ 行こうか、フドウ」 フドウと対決 フドウ 「何たる気迫・・・・・・だが優しい目をしている このお方・・・・・・もしや!?」 フドウを撃破 ケンシロウ 「待て!シンは生きているのか!? そして、なぜ戦う?」 ジュウザと対決 ジュウザ 「貴様、もしやケンシロウ・・・・・・?」 ジュウザを撃破 トキ 「これより先は二手に分かれて進もう」 リュウガ 「抜かるなよ、トキ 死なれては拳王様に面目がたたん」 トキ 「お前もだ、リュウガ 兄・ラオウはお前の力を必要としている」 暴徒 「奴ら二手に分かれやがった! 今がチャンスだ! リュウガを殺せー!」 リュウガ 「泰山天狼拳を甘く見ぬことだ! 我が拳、貴様らごときに止められぬ!」 シン、ハート出現 シン 「ハッハハハ!」 さすがのトキもこの罠は読めまい! シン 「ハートよ、動きは封じた、殺れ!」 五車星再登場 フドウ 「先ほどはすみませんでした・・・・・・ 我らは五車星、南斗慈母星の守護星です 我らが将、ユリア様が ケンシロウさん、貴方を捜しているのです!」 ケンシロウ 「な、なに! ユリアが南斗の将!? ユリアは生きているのか!」 トキ 「シンの目的はユリア・・・・・・ケンシロウ 五車星とともにシンを止めよう」 フドウ 「ジュウザ、お前も ケンシロウさんをお助けしないか!」 ジュウザ 「ケンシロウ、少しは頑張ってるな 気が変わった、助けてやるよ」 ハートと対決 ハート 「きみがケンシロウかね わたしに北斗神拳は通用しませんよ」 ケンシロウ 「貴様も生きていたのか・・・・・・」 ハートを撃破 シンと対決 ケンシロウ 「今度こそ・・・・・・ユリアは決して渡さぬ!」 シンを撃破 シン 「さすがはケ、ケンシロウ・・・・・・ だが俺とて負けん・・・・・・ユリアは諦めん!」 フドウ 「ユリア様は、ケンシロウさんと一緒に暮らし 平穏な生活を送りたいと願っております」 トキ 「ケンシロウ・・・・・・ ならば、拳を捨て、己の愛に走れ 伝承者の宿命は私が引き受ける さあ、ユリアの下に行くがいい・・・・・・」 フドウ 「我が将・ユリア様を狙うのはシンだけではありません その人望を南斗の将星・サウザーも欲しております サウザーはユリア様を天を握るための道具に・・・・・・ サウザーは慈母星の力で兵を集め 貴方がた北斗の人々を抹殺するつもりです・・・・・・」 ケンシロウ 「北斗・・・・・・抹殺!」 フドウ 「ユリア様は我らがかくまっておりますが・・・・・・ いつまで隠し通せるか・・・・・・ ケンシロウさん、一刻も早く我が将の下へ!」 ジュウザ 「だが・・・・・・北斗現れるところ乱あり、だ 結局、将の身は危険にさらされるんじゃねえか?」 ケンシロウ 「・・・・・・」 トキ 「ケンシロウ、伝承者の宿命は私が引き受けよう ユリアの下に行くがいい・・・・・・ 今の私の体ならば・・・・・・ 伝承者の重みに耐えられるだろう おまえが伝承者でなければ・・・・・・ユリアに危害は及ぶまい 二人で平穏に暮らすがよい」 ケンシロウ 「トキ・・・・・・すまぬ 俺は今をもって伝承者を降り、この拳を封じよう」 ジュウザ 「ユリアのためなら伝承者の座もあっさり捨てるか・・・・・・ このジュウザ、負けを認めるしかないな・・・・・・」 トキ 「フ・・・・・・それでいい さあ行け、ケンシロウ」 ケンシロウ 「さらばだ・・・・・・トキ」 ジュウザ 「相変わらず優しい男だな、あんたは」 トキ 「フ・・・・・・お前も止めなかったではないか 己が愛する女に会いに行くケンシロウを・・・・・・」 ジュウザ 「それは・・・・・・雲ゆえの気まぐれよ」 |
ケンシロウ 「あの村を越えれば・・・・・・ ユリアのいる街がみえるはず」 ケンシロウ 「むっ?」 村人 「す、すいません! そこの貴方! 私たちの村を救ってください! 七つの傷のヘルメット男と南斗の旗を持つ軍勢が めちゃくちゃに暴れて・・・・・・このままじゃあ村が!」 ケンシロウ 「こんな村にも戦乱が・・・・・・フドウの言う通り・・・・・・ 天を巡っての北斗と南斗の争いは激化しているようだ」 ラオウ 「天を握るは北斗・・・・・・この拳王! 南斗の将星・サウザーでは世は治められぬ!」 ケンシロウ 「お前は・・・・・・ラオウ・・・・・・!」 ラオウ 「あの村で暴れる七つの傷の男とはジャギ・・・・・・ うぬの名を騙り 南斗以外の者にも手を出しておる ともに来い、ケンシロウ! 来るべき南斗との決戦を前に 北斗には一部の綻びも許されぬ!」 ケンシロウ 「俺は拳を封じ、戦いを捨てた・・・・・・ だが・・・・・・」 村人 「お、お願いします! 村を、みんなを助けてください!」 ケンシロウ 「見逃すことはできぬ!」 伝承者より外れし者 拳を封じるべし 一人の女への愛を貫くため その愛を守るため ケンシロウは伝承者の座を捨てた そして戦火を逃れ 隠れ住むユリアの下に向かう 各地ではラオウ率いる拳王軍とサウザー率いる聖帝軍が 激しい戦いを繰り広げ か弱き人々はその犠牲になっていた 彼の目の前で救える命が 希望が消えていく それでも彼は己の愛のために 目を耳を魂を塞ぐのか それでも彼は悪党を粉砕できる拳を使わぬのか ケンシロウの足は戦場に向かっていた そう 彼は今まさに掟を破ろうとしていた 民 「ど、どうか・・・・・・お慈悲を!」 ケンシロウ 「俺は伝承者を捨て、拳を封じた身・・・・・・ だが、苦しむ人々は見捨てられぬ・・・・・・!」 ウイグル 「今よ! 敵に恐怖を教えてやれい!」 民 「や、やめてくれえ! 俺たちには北斗も南斗も関係ない!」 ウイグル 「ああん? 聞こえんな〜? もっと大声で哭けい!」 ラオウ 「ジャギよ 誰が村を破壊しろと命じた」 ジャギ 「へへ、悪いのは南斗の奴らだ 俺じゃあねえ」 ラオウ 「言い訳など無用・・・・・・死ぬがいい」 レイ 「拳王軍の援軍か!? いや、違う 奴ら、仲違いしているのか」 指揮官 「おお、北斗の軍勢は混乱しているな〜 今のうちに切り刻んじまえ!」 レイ 「ま、待て! 今戦えば 関係ない人々を巻き込んでしまう!」 ウイグルと対決 ケンシロウ 「死にたく無ければ失せろ」 ウイグル 「グフフ・・・・・・聞いておるぞ、ケンシロウ 伝承者を降りたそうだな・・・・・・軟弱者めが」 ウイグルを撃破 ウイグル 「フッフッフ・・・・・・これはウイグルの一時の戯れ 拳王様、どうかご容赦を」 ジャギ 「ハッハーッ! 突っ込めえ! ブチ殺せー!」 ジャギ 「止まれ、ケンシロウ! 近寄れば、民の命はねえ〜ぞお!」 ケンシロウ 「ジャギよ、そこまで落ちたか!」 ジャギと対決 ジャギ 「ケ・ン・シ・ロ・ウ・・・・・・ 伝承者の座を捨てやがったらしいな・・・・・・ このうじ虫ヤロウ・・・・・・最初からオレ様に 譲ってりゃぁ・・・・・・ごああああ!」 ジャギを撃破 ジャギ 「へっ、拳を振るいやがったな! これでキサマもオレ様と同じ外道よ!」 ジャギ軍撤退 ケンシロウ 「拳を封じる掟を破ってしまった・・・・・・」 ラオウ 「伝承者の名や掟に縛られ、拳を捨てるのか? 下らぬ!」 ケンシロウ 「・・・・・・ラオウ」 ラオウ 「南斗の者ども、うぬらも降伏せよ! 街はそれで平穏となろう」 レイ 「黙れ、ラオウ! 南斗は戦わずして降伏はせん!」 シュウ 「さあ、行くぞ! この戦いで未来をつかむ!」 シュウと対決 ケンシロウ 「俺は戦いを捨てた・・・・・・ だが、今はそれでも戦わねばならぬ!」 シュウ 「この闘気・・・・・・只者ではない・・・・・・ これが本当に拳を捨てた男なのか」 シュウを撃破 シュウ 「こ、この拳・・・・・・ まさか、あのときの少年なのか・・・・・・」 レイ 「シュウー! 貴様、よくも・・・・・・南斗水鳥拳の前に散れい!」 レイと対決 レイ 「北斗神拳の伝承者か・・・・・・面白い! 俺の名はレイ! お前の名は?」 ケンシロウ 「・・・・・・ケンシロウ 北斗神拳を捨てた男だ」 レイを撃破 レイ 「拳を捨てた男がこれほど強いとは・・・・・・」 民 「助かりました、ありがとうございます! 貴方がいなければどうなっていたことやら」 ラオウ 「ケンシロウ、うぬは今 北斗神拳1800年の歴史に背いた だが、それでもうぬは民を救った その想いこそが、うぬの拳よ」 ラオウ 「ケンシロウ・・・・・・ 伝承者の掟を破ったことに怖じているのか うぬの拳にはいまだ迷いがある!」 ジャギ 「ケ、ケンシロウ・・・・・・さっきはよくも・・・・・・ あ、兄者! コイツは伝承者じゃねえくせに 拳を使いやがったあ! 外道よお、外道!」 ラオウ 「ケンシロウ・・・・・・ 北斗の掟がなんだというのだ? くだらぬ!」 ケンシロウ 「・・・・・・」 ラオウ 「もはや腑抜けに語る言はない・・・・・・行くぞ、ジャギ」 ケンシロウ 「俺は・・・・・・俺の拳とは・・・・・・」 村人 「おお! 捜しましたよ! 貴方のおかげで助かりました! 見てください、みんなの嬉しそうな顔を! なのに肝心の貴方がそんな暗い顔をされては・・・・・・ 貴方は我々の救世主なんです! これからも私たちみたいな弱い者を助けてください!」 ケンシロウ 「皆を助ける・・・・・・拳・・・・・・」 |
ケンシロウ 「俺は掟を破った・・・・・・だがその後も戦った・・・・・・ 苦しむ者を前にした瞬間、掟の存在すらも忘れていた ラオウは、それを俺に気付かせたかったのか・・・・・・?」 マミヤ 「貴方がケンシロウ、ですね」 ケンシロウ 「ユ、ユリア!? いや、似ているが、違う・・・・・・」 マミヤ 「私はマミヤ わけあって今はユリアさんの代わりに 南斗の慈母星を名乗っています ユリアさんこそ、真の南斗の慈母星・・・・・・ 人々はその慈愛に満ちた姿に己の母を見るといいます その人望は、世の支配者としては無視できません ユリアさんを守る将たちは 必死にユリアさんを隠しました・・・・・・ しかし彼女はサウザーに連れ去られてしまいました」 ケンシロウ 「なに! 遅かったか・・・・・・」 マミヤ 「聖帝軍はユリアさんの力で急速に膨張・・・・・・ 南斗軍と名を改めました そして、北斗に対して大規模な戦いを・・・・・・ トキさんたちもユリアさんの救出に向かっています でも、南斗軍の圧倒的名兵力の前に なすすべがありません・・・・・・ サウザーの天に、民の幸せはありません お願い・・・・・・ユリアさんを、みんなを救って!」 ケンシロウ 「北斗の掟を破った俺に、ユリアを救う資格はあるのか 伝承者ではない俺が、戦ってもいいのか?」 マミヤ 「どうか、お願い・・・・・・ケン!」 ケンシロウ 「外道に落ちようとも、伝承者でなくとも 俺にはこの拳がある・・・・・・ お前の涙を、ユリアの涙を・・・・・・ そして民の涙を拭える拳が!」 マミヤ 「ケン・・・・・・!」 ケンシロウ 「トキと合流し、サウザーを倒す 奴がいる限り、世に平穏はない!」 伝承者とは? 北斗の掟とは? 拳を振るう意味とは? 苦悩するケンシロウの前に 南斗の慈母星を名乗る女・マミヤが現れる 彼女の面差しは恋人ユリアとそっくりであった 彼女は真の慈母星であり 南斗の正統血統である ユリアを救出するよう ケンシロウに懇願する ユリアは聖帝・サウザーにその身を捕らわれていた ケンシロウは北斗 南斗が入り乱れる決戦の場に身を投じる 慈母の涙も 苦しむ民の涙も変りはない ただ弱い者を守り ただ強い者に挑む これが俺の拳 トキ 「ケンシロウが来たか・・・・・・皆、立て直すのだ! ケンシロウと合流せよ!」 ユダ 「確かあそこに・・・・・・ ククク・・・・・・面白くなりそうだ」 ユダ、工作準備開始 ユダ 「ケンシロウが加わった所でどうなる? この圧倒的な戦力差、覆せるはずもない!」 ジャギ 「げぇっ! て、敵に囲まれてるじゃねえか! もうダメだ、オレたちは殺されるーっ!」 ユダ 「この世界を統べるのは南斗! 貴様らはここに果てるがいい!」 ユダ 「来い、北斗よ・・・・・・」 ユダ、不発弾の起爆装置を起動 ユダ 「フハハハハ! 死の運命からは逃れられん! 虫ケラのように醜く果てるがいい!」 トキ 「妖星ユダの知略、甘く見ていたか! 皆が危ない!」 ケンシロウ 「問題ない・・・・・・俺にはこの拳がある!」 トキ 「変ったな、ケンシロウ・・・・・・ 己の拳とは何か、悟ったか」 ユダと対決 ユダ 「力のある者が勝者となり、世を治める 南斗が世を治めるのは、必然・・・・・・」 ケンシロウ 「大事なのは力ではない、皆の想い・・・・・・ そして、それを守る拳!」 ユダを撃破 ユダ 「俺を倒そうと、南斗の優勢は変らん・・・・・・ 無様に・・・・・・死ね・・・・・・」 ユダ死亡 自警団 「報告! ユダが仕掛けたらしき爆弾を発見! 起爆装置を解除しました!」 ジャギ 「爆弾だと? 危ねえところだったぜ・・・・・・」 マミヤ 「爆発していたら、どうなっていたか・・・・・・」 シン出現 シン 「さあ来い、ケンシロウ! ユリアはここにいる!」 ケンシロウ 「俺もユリアとともに生きるため、 北斗の掟に従い、拳を捨てた・・・・・・ だが、俺は今、この拳を振るう ユリアだけでなく、すべての者を守るために」 フドウ 「まだ間に合うぞ! 私とともに立つ者はついてくるんだ!」 フドウ軍、援軍として出現 フドウ 「私たちもケンシロウさんの想いに応えます!」 自警団 「そうだ! 俺たちも一緒に戦わせてくれ!」 ラオウ 「迷いを捨てたか、ケンシロウ ゆけ、ユリアはうぬが救うのだ!」 シュウを撃破 シュウ 「あの少年に敗れる・・・・・・あの時から 覚悟していた・・・・・・宿命であった・・・・・・」 シュウ死亡 レイを撃破 レイ 「ケン・・・・・・お前に負けて死ぬならば・・・・・・ 悔いはない・・・・・・ レイ死亡 シンと対決 シン 「ケンシロウ、今日こそ決着をつけてやる! ユリアの前で無様な姿をさらすがいい!」 ケンシロウ 「俺の拳にはユリアへの想いだけではない 友、民、すべての想いがつまっている・・・・・・」 シンを撃破 シン 「俺はユリア一人の想いを追いかけた・・・・・・ だがお前はもっと大きな想いを背負って・・・・・・ フ・・・・・・俺の負けだ、ケンシロウ ユリアはサウザーの所だ・・・・・・ゆくがいい」 シン死亡 サウザー 「南斗の極星は我が将星! 衛星が堕ちた所で南斗は終わらぬ!」 サウザーと対決 サウザー 「失せよ! 我が将星の拳は誇り高きもの 掟を破った邪拳など相手にせぬわ!」 ケンシロウ 「邪拳でもかまわぬ! 俺はこの拳で 仲間を、民を、皆の命を守る!」 サウザーを撃破 サウザー 「圧倒的な兵力差を覆されるとは・・・・・・ これが真の北斗神拳・・・・・・奴の力なのか・・・・・・」 トキ 「よくやった、ケンシロウ お前の想いが拳が、世を救ったのだ!」 ラオウ 「何かを得たか、ケンシロウ・・・・・・」 ケンシロウ 「・・・・・・貴方のおかげだ」 ラオウ 「サウザーは死に、戦乱は終わった うぬはどうする・・・・・・」 ケンシロウ 「いや、まだ終わっていない・・・・・・ 俺は強敵との戦いで悟った この拳は北斗神拳のためにあるわけではない ユリアのためだけにあるわけではない 今もどこかで苦しんでいる人々がいる 俺は彼らのために、これからも拳を振るう!」 ラオウ 「フ・・・・・・」 |
ケンシロウ 「トキ・・・・・・こんなところで何をするつもりだ・・・・・・」 トキ 「ケンシロウ、覚えているか この北斗道場でともに修業した日々を 私は昔からお前が一番強くなる思っていた 他人の哀しみを知る者は その哀しみを己の力に変えられる そして私の見立てどおり お前は聖帝サウザーを倒し、世を救った・・・・・・」 ケンシロウ 「トキ・・・・・・」 トキ 「そんな拳を持つ男と一度、戦ってみたくなったのだ 一人の拳士として、そして、北斗神拳伝承者として・・・・・・」 村人 「トキ様! ケンシロウ様! 大変です! ラ、ラオウ様がユリア様を奪いました! この先で、ケンシロウ様を待つと!」 ケンシロウ 「ラオウが・・・・・・何故だ・・・・・・」 トキ 「わからぬ・・・・・・ただ、これだけは言える ラオウを止められるのはケンシロウ・・・・・・お前しかいない」 人々の笑顔を見て ケンシロウはは己が戦う意味をついに悟る 捨てるべきは拳ではない 伝承者の名や掟に囚われた心 救うべきは一人だけの愛ではない 多くの人々の愛や希望 淀みのない目で前を見るケンシロウをトキは北斗道場へと誘う 伝承者としてお前と戦ってみたくなった と構えるトキ トキの真意がわからず 戸惑うケンシロウの下に ラオウがユリアを奪い 再び天を目指して動き出したとの報が届く 二人の兄の突然の行動は何を意味するのか 真意を知りたくば 拳を交えるしかない それが北斗の男の宿命 ユリア 「ラオウ・・・・・・平和となったこの時代に なぜ、また乱を呼ぶのですか・・・・・・」 ラオウ 「サウザーを倒し、俺は天をつかんだ! ユリア、お前は俺の側にいるのがふさわしい」 ジャギ 「ケンシロウに復讐を果たさんかぎり、 オレ様に真の平和は来ねえーっ!」 ジャギ、単独で拳王軍の指揮を開始 ジャギ 「奪え! 殺せ! 襲え! ケンシロウをおびき寄せるんだあ!」 民 「け、拳王軍が暴走している! や、止めてくれ! まだ死にたくない」 リュウガ 「拳王軍の面汚しめ・・・・・・ この天狼が誅殺してくれる!」 ケンシロウ 「拳王軍に乱れが・・・・・・?」 ジャギ 「遠慮はいらねえ! 欲望のまま狩りつくせ! おらおら正義の味方はまだ来ねえのか?」 民 「やっと平和になったというのに! 拳王軍め、なんて奴らだ!」 ユリア 「平和になっても、人の心の闇は 晴れなかったのでしょうか・・・・・・」 ジャギ 「リ、リュウガ、悪い・・・・・・調子に乗りすぎた へへっ・・・・・・あばよっ!」 ジャギ、戦場のどこかに逃走 リュウガ 「大木を揺るがす腐った枝め・・・・・・ どこに消えた?」 トキ 「ラオウはジャギの振る舞いをなぜ止めぬ 何か意図があるのか・・・・・・」 憲兵 「うおおお! 待ってたぜ、力の時代を!」 憲兵 「な・・・・・・拳王様の軍が・・・・・・ 我らの誇り高き拳王軍が崩壊していく・・・・・・」 ジャギ発見 ジャギ 「こうなったら仕方がねえ! オレ様が相手をしてやるーっ!」 ジャギを撃破 ジャギ 「ば、バカな・・・・・・ キサマにこれほどの力が・・・・・・」 リュウガ 「ケンシロウ・・・・・・ これが民のために戦う拳、か」 トキ 「ケンシロウはまた成長した ラオウ、此度の乱は弟を思うがゆえか・・・・・・」 憲兵 「ジャギが死んだ!? お、俺たちはどうすりゃいいんだ!」 暴徒化した拳王軍撤退 トキ 「拳王軍が動揺している 今のうちに民を連れて避難しよう・・・・・・」 トキ、民を引き連れて撤退 リュウガ 「試させてもらうぞ! 時代が欲するのは、どちらの北斗か!」 リュウガを撃破 リュウガ 「お、お前になら託せそうだ・・・・・・ 我が妹・ユリアと民の未来を・・・・・・」 ケンシロウ 「な、お前がユリアの兄だと!?」 ラオウ 「ケンシロウ、万民を救う拳とやらで ユリアを救ってみよ! 皆の者、手出し無用! 北斗神拳の戦いは一対一!」 拳王軍、北斗軍、全軍撤退 ラオウと対決 ラオウ 「この天の覇者、ラオウの拳を受けよ!」 ケンシロウ 「受けてたとう、ラオウ!」 ラオウを撃破、撤退 ラオウ 「見事だ・・・・・・弟よ・・・・・・ よくぞ兄を超えた・・・・・・」 ユリア 「ラオウ、貴方はこの乱で教えたのですね 拳に伝承者としての心構えと覚悟を・・・・・・」 トキ 「北斗神拳は一子相伝・・・・・・真の強者が伝承する ゆえにラオウはお前との勝負を欲した そしてまた、この私も! ケンシロウ、伝承者をここに決しよう!」 トキと対決 トキ 「ケンシロウ、お前に問う! 北斗神拳とは何だ!」 ケンシロウ 「愛・・・・・・! この世に生を受けた者をすべて守る愛の拳!」 トキを撃破 トキ 「見事だ、ケンシロウ・・・・・・ やはり北斗神拳伝承者はお前しかいない」 ユリア 「北斗と南斗が一体となった時 天は定まると言います ケン・・・・・・貴方とともにあれば きっと世はいつまでも平和に・・・・・・」 ユリア 「ケン・・・・・・」 ケンシロウ、ユリアの手を取り、二人で旅立つ その様子を、はるか崖の上から見つめるラオウとトキ ラオウ 「これで満足か トキ」 トキ 「北斗と南斗が一体になった今 乱世は終わった これ以上 何を望むというのだ ラオウ」 ラオウ 「フン・・・・・・うぬは拳だけでなく 心も優しすぎるわ」 ラオウ、黒王号とともに去ってゆく トキ 「フ・・・・・・ あの慈母の光、私の隣にいては輝かぬ ケンシロウ・・・・・・世の平安はお前たちの手で」 ケンシロウ、気配を感じて振り返る だが既に崖の上には人影は無し―――― ケンシロウ、まばゆい光とともに我に返る そこはシンの墓の前 バット 「ケン 何ぼーっとしてるんだよ KINGへの復讐も終わっちまったし・・・・・・ どっか居心地のいい村見つけて のんびりしようぜ」 ケンシロウ 「この世紀末 北斗神拳伝承者に安息の日々はない」 ケンシロウ 「乱世が俺を呼んでいる」 ケンシロウ、再び荒野へと旅立つ その後をバットは急いで追いかける END |