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北斗が如く




主要キャラクター



●メインキャラクター

ケンシロウ

本作の主人公。史上最強の暗殺拳「北斗神拳」の伝承者。
死んだとされていた婚約者ユリアが生存しているとの情報を得て、彼女が向かったという「奇跡の街 エデン」へ。囚人として街に入り、「囚人闘技」にてデビルリバースを倒したことで、統治者であるキサナよりエデンでの生活を許された。
その後、衛兵隊長であるジャグレの命を救ったり、アイリを誘拐した疑惑を晴らすなどして信頼を勝ち取り、遂にユリアの居場所を特定。だが彼女の眠る「スフィア・シティ」が、核ミサイルの発射施設であり、ユリアが目覚めると同時に世界が破滅することが判明。ユリアを手に入れ究極奥義を体得せんとするラオウ。ユリアを殺し核の発射を止めんとするナダイ。ユリアを利用し世界を浄化せんとするタルーガらとの死闘を繰り広げ、最後はユリアと共に死を選ぶことで世界を破滅から守ろうとした。しかし奇跡的に命を救われ、最後はユリアと共に荒野へと旅立った。




ユリア
ケンシロウの婚約者。シンに浚われた後に命を絶ったとされていたが、リハクらの助けを借りて「エデン」に訪れていたことが判明。重傷を負っていたため、どんな怪我をも治すことができるという「奇跡の間」へと入り、眠り続けていた。しかし彼女が目覚めたとき、世界中に核ミサイルが飛散することが明らかとなり、それを止めんとする者、利用せんとする者達とケンシロウが激突。最後はケンシロウとともに核の炎に包まれる最期を選んだが、ナダイの手によって命を救われ、ケンと二人で荒野へと旅立った。
 ラオウによると、彼女に流れる南斗の血が「南斗聖拳の究極奥義」の鍵になるとされていたが、今作ではその正体は明らかとなっていない。





キサナ
「聖女」と呼ばれるエデンの若き女指導者。先代統治者であるナダイの娘。民の声に耳を傾け、街を良くするために様々な施策を立案、実行しており、民から厚い信頼を寄せられている。ジャグレやライラとは古くからの友人。3年前、父ナダイが母を殺害する場面を目撃し、父が狂ったのだと思い込み、その場で刺殺。その後を継いで新たなエデンのリーダーとなった。
 
エデンを訪れたケンシロウの前に素性を隠して現れ「囚人闘技」への参加を推薦。優勝したケンの前に「エデンの指導者」として再度現れ、エデンでユリアを探すことを許可した。その後、凶王軍の侵攻によってジャグレが狂乱状態となった事を受け、彼を救ってくれたらユリアの情報を話すとケンに約束。だが今度はレイからの証言で、ケンが誘拐犯であるとの疑惑が持ち上がったため、「決闘」にてレイに勝利することを条件に追加。疑念が晴れた後、ユリアが「スフィア・シティ」と呼ばれる施設の中にいること、そして今は誰も中に入ることが出来ない事を話した。更にその後、ユリアを中に入れるように指示したのが、己や父が仕えるラオウからの指示であることが明らかとなった。

聖帝軍の侵攻を受けた際には、サウザーに捕らわれ、リーダーとして無力な己に落胆。しかし多くの仲間に慕われ見守られるキサナこそが民の光であり、父と同じ道を歩む必要は無いとケンに諭され、エデンを生まれ変わらせることを決意。城門を解放し、全ての民を受け入れることを宣言し、人々が互いを信頼し手を取り合うことで街を守っていくという道を示した。

その後、父ナダイが生きていたことを知り、ユリアを殺しにきたナダイとスフィア・シティの前で再会。ケンシロウとナダイの死闘を見守った。だがその直後、ジャグレ、ライラ、タルーガの三人がナダイへの復讐のために結託していた事が明らかに。「身内を殺される苦しみをナダイに味わわせる」という名目の下に殺されそうになったが、ジャグレが己に寄せる想いは本物であったため、撃たれる事はなかった。エデンの危機が去り、ケンシロウが旅立った後も、再び「聖女」として街を治め続けている。

尚、酒に弱い上に相当な酒乱であり、酔うと性格が一変する上に全ての記憶を失う。





ジャグレ
エデン衛兵隊の隊長。父親は初代衛兵隊隊長のラジャ。モヒカン頭、銃を愛用するなど、見た目は悪漢だが、エデンの平和を守るために尽力しており、部下からの信頼も厚い。キサナに恋心を抱いている。かつて水や食料を求めて家族でエデンに移住し、両親が死んだ3年前から衛兵隊に入った。

エデンの傍で騒ぎを起こしたケンシロウが、己の忌み嫌う「拳士」であったことから、エデンの地下牢への収監を決定。ケンが「囚人闘技」で優勝し自由を勝ち得た後でも監視を続けるなど、その存在を認めようとしなかった。だが行動を共にする中で、ケンシロウの強さや優しさを目にし、更には凶王の拳で狂った自分を救ってくれた事で、徐々に態度を軟化。監視所の手伝いや賞金首のハントを任せるほどの信頼を置くようになり、やがて「相棒」と呼ぶまでの間柄となった。

だが真の目的は、父の敵であるナダイへの復讐であり、同じ恨みを抱えるタルーガ、ライラと密かに結託していた事が明らかに。ナダイの目の前でキサナを殺すことで、身内を殺される苦しみを味わわせようとしたが、キサナへの愛ゆえに引き金を引くことが出来なかった。その直後、別の野望を抱えるタルーガに裏切られ、右胸に被弾。だが一命は取り止め、再び衛兵隊長として、キサナと共にエデンを守る道を選んだ。

「賞金首ハンター」関連のサイドミッションでは、親友である副隊長のイスカと共に、ケンシロウの賞金首ハントに協力。だがやがてイスカが、連続殺人鬼「リッパー」の正体である事に気付き、裏でイスカに疑念が向くよう仕向け、最後はケンシロウに敗れたイスカに、親友として止めを刺した。

直、恋愛に関しては異常なまでの奥手であり、キスがゴールと思っている程のチェリーボーイ。






ライラ
エデンの夜を仕切る妖艶な女。ナイトクラブやコロセウムでも賭け事を取り仕切る。男勝りの性格だが賢明で冷静な判断力を持ち、街の女たちからの人望も厚い。親友であるキサナからも全幅の信頼を置かれている。また、店の客から情報を引き出すのが上手く、情報屋としての評価も高い。葉巻を愛用しており、上等な葉巻が無いとイライラする。酒には強いが一旦酔うと酒乱になる。

ケンシロウが参加した囚人闘技の仕切りとして登場。観客の好奇心を煽る司会ぶりで会場を盛り上げた。その後、レイとの「決闘」の許可を求めにきたケンシロウと対面し、以降は巧みな交渉術によってケンシロウを翻弄。デビルの代役として囚人闘技に復帰させたり、1億イディアルの借金返済のためにナイトクラブの「黒服」として雇うなどした。

ナイトクラブ関係のサイドミッションでは、売上の落ち込む店の状況を憂い、ケンシロウやヒナと協力して経営を改善。新キャストを雇ったり、キャストの抱える悩みをケンに解決してもらうなどして、皆を笑顔にできる理想のナイトクラブの姿を取り戻した。

その真の目的は、父を殺したナダイへの復讐であり、ジャグレとタルーガは同じ仇を追う同志であったことが判明。自らがナイトクラブの支配人となったのは、エデンの民を監視し、ナダイの居場所を突き止めるためであった。凶王の正体がナダイであることが判明した後、ケンを凶王軍の陣へと向かわることで、ナダイをエデンにおびき寄せることに成功。ケンがナダイを倒した隙を付き、遂にナダイの命を手中に握るも、直前で裏切られ、左胸に銃撃を受けて斃れた。その後の生死は明らかになっていない。





ナダイ
キサナの父親。エデンの先代指導者。ラオウの臣下。太白星を宿星に持つ。
かつてスフィア・シティを発見したが、世界を滅ぼしうる核の力を持っていたため、ラオウより施設を守り抜くよう受命。スフィア・シティの恵みを利用して街(後のエデン)を創り、城壁の建設、衛兵隊の組織、そして自ら先頭に立って敵と戦い続けたことで、智勇兼備なリーダーとして民に慕われた。

3年前、怪我を負った妻を救うことができず、彼女の望む通りに自らの手で止めを刺した。だがその場を娘キサナに目撃され、その身に刃を受けて死亡したとされていた。しかし密かに生き永らえ、以降はエデンの裏山に身を隠しながらキサナを見守り続けていた。その後、山頂へと訪れたケンシロウと対面。拳を交えた後に事情を説明し、己に代わりキサナを守って欲しいと頼んだ。

ジャギとケンシロウが闘う最中、密かにエデンへと戻り、捕らわれていたレイとアイリを救出。その際に使った拳が、凶王の使う「冥斗鬼影拳」であったことから、両者が同一人物であることが判明。凶王軍を組織したのは、エデンを狙う野盗達を配下に置いて脅威をコントロールするため。エデンへの侵攻は、スフィア・シティの状況を確認するためであったことが明らかとなった。

間近に迫った核ミサイルの発射を止める為、「奇跡の間」にいるユリアを殺すことを決意。陣に訪れたケンシロウを「偽・凶王」となったタルーガを使って足止めし、密かにエデンへと帰還したが、直前でケンシロウ追いつかれ、死闘の末に敗北した。その直後、父の仇であるとしてジャグレ、ライラ、タルーガによって捕えられるが、核を手中にせんとするタルーガが更なる裏切りを見せたため、その野望を食い止めるようケンシロウに依頼。その後、世界のために犠牲になろうとしたケンシロウとユリアを、防護カプセルの中へと押し込み、自らの命を捨てて二人の命を救った。

サイドミッション「鬼からの挑戦状」では、一人の拳士として己を高めるためケンシロウと対戦。自らの未熟さを知し、素性を隠してコロセウムへと参加することを決める。ただしこれはクリア後にのみ発生するミッションで、本編のストーリーと矛盾するため、正史ではないと思われる。





タルーガ
凶王軍のNo.2。軽い口調とは裏腹に冷酷非道な性格の持ち主。二挺拳銃と超人的なスピードを活かした戦闘法を得意とする。核戦争により身体の半分以上を失ったため、機械の身体となって生きながらえている。故に秘孔は通用しないが、電撃攻撃に弱い。

エデンに侵攻した際、人質をとったり、異常な身体能力を武器にジャグレを圧倒。だがケンシロウとの対決では、得意の銃撃も通用せず敗北した。その後、ジャグレに銃殺されかけるも、凶王によって危機を救われ、担がれたままエデンを撤退した。
次にエデンに潜入した際には、酒場にてジャギと出会い、利害の一致から結託。ジャギが時間を稼いでいる間にアイリを誘拐することで、レイを捕える作戦に協力した。その後、ジャギの敗北と共に自らも捕えられたが、全ての者との共存を目指すというキサナの新方針により解放された。

ケンシロウが凶王軍の陣へと現れた際には、凶王(ナダイ)からの命を受け、「偽・凶王」としてケンシロウを対決。ナダイがユリアを殺すまでの時間稼ぎとしての役割を全うした。だがその後、ナダイがケンシロウに敗れたのを見計らい、エデンへ。かつてナダイに父親を殺された復讐のため、同じ境遇であるジャグレ、ライラと密かに手を組み、ナダイの行方を追い続けていたことを明かした。だが真の狙いはスフィア・シティが持つ核の力であり、そのために全ての人間を利用していたことを告白。全ての生命を滅ぼし、浄化されし世界で神として君臨するという野望を掲げ、ケンシロウとの対決に臨んだ。しかし、最後は効かない筈の秘孔を突かれ、その身体を木っ端微塵に砕かれて死亡した。





凶王
エデンを狙う野盗達で組織された「凶王軍」のボス。冥斗鬼影拳の使い手。鬼の仮面を被り正体を隠している。数年前からエデンを狙い、定期的に襲撃を繰り返している。

ケンシロウがエデンを訪れた数日後、エデンへと進軍し、これまで阻まれてきた城壁を破壊して街中へ侵攻。タルーガがケンシロウに敗れたのを機に撤退するも、その際にジャグレに冥斗鬼影拳を放ち、精神を破壊した。

後にその正体は、死んだとされていたキサナの父ナダイであることが判明。凶王軍を組織したのはエデンを狙う野盗達の動きコントロールするため、エデンへの侵攻はスフィア・シティの状況を確認するためであることが明らかとなった。

第十章でケンシロウと対戦した際は、一時的に中身がタルーガと入れ替わっていた。故に本物の凶王(ナダイ)が使う冥斗鬼影拳とは拳質が変わっており、電撃攻撃を使用しない代わりに、脚技が多くなっている。





●主な登場人物

ルカ
かつて自動車産業で栄えた街に住む少女。両親は食料を求めて一年前に村を出たまま 行方知れずとなったため、今は祖父と二人で暮らしている。リンゴが好き。
チンピラに絡まれそうになったところをケンシロウに救われ、その後に倒れたケンシロウを家へと運び、水を与えた。その後、ケンが「ユリア」なる女性を探している事を聞き、以前村に立ち寄った一団の中に同じ名前の女性がいたとの情報を提供。彼女が深手を負っていた事、そして彼らが遥か北にある「奇跡の街」へ向かった事を話した。


ルカの祖父
ルカの祖父。行方不明となった両親に代わり、ルカを育てている。おそらく白内障により右目は見えていないと思われる。
ルカと共に、命の恩人であるケンシロウを救助し、彼の探す「ユリア」と思わしき女性の情報を提供。更にはケンシロウが悪党を倒した拳が、伝説の暗殺拳 北斗神拳であることを見抜き、生きている間に目にすることが出来たことに感動を覚えた。



エデン衛兵隊
エデンの治安を守るために作られた組織。防壁や街の警備を行い、犯罪者の取締りなどを行っている。警備はケンシロウが手を焼くほどに厳重だが、個々の戦力は弱い。隊長はジャグレ。副隊長はイスカ。その他の隊員は白のターバンと白の衣装で統一されており、背中にはエデンの紋章が描かれている。主な武器は槍やボウガン。ジャグレの父親であるラジャが初代隊長を務めた。


モウリ
物々交換を生業とする商人。エデンに入れず外で商売を行っていた時にケンシロウと遭遇。「ボウガン」や「犬の餌」を必要とするケンシロウに物々交換を持ちかけ、かき集めてきた物品とそれらをトレードした。その後、ケンが手に入れたエデンの通行許可証を見て、それが偽物であることを教えた。
後にカサンドラが開放された事を知り、そこで商売を始める事に。向かう途中に野盗に襲われ、捕らわれの身となるが、偶然再会したケンシロウによって救出された。
原作「北斗の拳」に登場するユウの父親(アミバに激振孔を突かれて死亡する男)と同一人物であると思われる。



イディアルを奪われる老婆
悪漢にイディアルの入った小袋を奪われた老婆。ケンシロウのおかげで無事取り戻すことができ、後日そのお礼として自宅の使っていない部屋をケンシロウの住処として貸し与えた。後にその部屋がナダイの詰め所として使われていた部屋である事を明かす。



護符屋
エデンで「護符屋」を営む老人。全ての人が持つ「宿星(宿命を表す星)」を見通せる力を持ち、その者の少し未来を予知できたり、その宿星の力の顕現できる「宿星護符」を作ることができる。
強盗を追うケンシロウの前に現れ、奴らを追うよりもカジノへ行けと進言。結果的にそれがケンを良き方向に導くことになり、己が未来を見通せたのは「宿星」を見る力のおかげであり、自身とユリアの二人の宿星を持つケンに興味を惹かれた事を告白。これから出会う人々の想いをすくうことがケンシロウの宿命だと告げた。その後も度々ケンシロウの行く手に現れては、直後に起こる出来事を暗示する。
初回はユリアの宿星を使える「慈母星の護符」を作成してくれる。以降は素材やイディアルを支払うことで護符の精製や強化を行ってくれる。




カジノ支配人
カジノの支配人を任されている男。強盗を追って店にきたケンシロウに、既に出て行ったと返答。その後、キサナからの指示だとしてケンに50チップを渡し、店で遊んでいくよう勧めた。
後にジャギが来店した際には、その横暴な振るまいを見てケンシロウではないと看破。名を問われた際には「エデンの救世主・ケンシロウ様」と答えるなどして気を損ねることなく、上手く退店させた。




ジャンク屋
ジャンク屋「Iron Hammer」の店主。ガラクタが如き様々なものを取り扱っている。顔馴染みであるバットから車製作の協力を仰がれ、バーのマスターが動かない車を持っている情報を提供したり、必要なパーツを格安で売るなどして力になった。
今は亡き父親は、エデンの防壁機構を最初に発見し修理した人物であり、今は息子である彼がその技術を受け継いでいる。本来は夜に壁が閉じるようになっていたが、ライラから頼まれ、開閉が昼夜逆になるよう設定を変更した。その後、店に訪れた客から、夜でも壁を閉じられるか尋ねられたが、相手がナダイであることに気付かなかったため、知らないと返答している。

「バー・ラスティネイル」の常連でもあり、バーテンのケンシロウとのなじみ度が上がると、店のラインナップが増える。ナイトクラブのお気に入りの嬢をデートに誘うため、仕入れたジャンク品の中にあった香水の瓶をプレゼントするも、中身がエンジンオイルであったためフられたらしい。その失恋の悲しみを酒で癒していたところ、常連の女に声をかけられ、再び心がときめき始めているとのこと。




「バー・ラスティネイル」のマスター
「バー・ラスティネイル」のマスター。心よりバーという存在を大切に思っており、人々が日々の苦しみを吐き出して笑顔になれる、この時代になくてはならない空間だという信念のもとに仕事をしている。かつて友人のアッシュと共に今の店をオープンしたが、家族の悲劇によりアッシュが記憶喪失になってしまったため、現在は一人で切り盛りしている。
動かなくなった愛車を持て余していたところ、譲って欲しいとケンシロウ達に頼まれ、タチの悪い常連を追い払ってもらうことを条件に譲渡。その後、再び悪党に絡まれていたところをケンに助けられ、お礼がしたいと店に招くも、暴行を受けた傷が原因でカクテルを振れない体に。代わりの人材を探す中、カクテルを作るために必要な心技体を兼ね備えたケンシロウに着目し、半ば強引にスカウト。バーテンダーとしてカウンターに立ってもらい、自身はサポートにまわった。
その後、親友アッシュの為に酒を造った事で、誰かの為に酒を作る喜びを思い出し、更には骨盤強制やストレッチの甲斐あって復調したことで、現場復帰を決意。しかしそのためには、成長したケンシロウという壁を越えねばならないとしてケンとのカクテル勝負に臨んだ。結果は敗北に終わったが、誰かを笑顔にするという幸せの前では勝ち負けなど関係ないと諭され、再びカウンターに立つ…かと思われた直後に再び腰を痛め、再度休養を余儀なくされた。




イスカ
エデン衛兵隊の副隊長。隊長のジャグレとは同期であり親友。殺人鬼「リッパー」に恋人のフィオを殺された事を切欠に賞金首制度を設け、エデンに蔓延る悪を排除するために活動している。
賞金首のカンダルを捕えるため、ケンシロウを一時的に「賞金首ハンター」としてスカウト。その強さに感服し、以降も新たな賞金首を現れるたびにケンシロウの協力を仰ぎ、賞金首を排除し続けた。そんな中、イスカ自らが「リッパー」だと告白したとの噂が広まるも、それはイスカに化けた「化粧師」の仕業だった事が判明。嫌疑は晴れたものの、その事が切欠となり、本当にイスカが「リッパー」の正体であることが明らかに。賞金首制度を作ったのは殺しをもみ消すため。そしてケンをハンターに誘ったのは、理想の暗殺術である北斗神拳を間近で見て会得するためであった。だが極意を掴むには直接見るより他に無いとし、正体を現してケンシロウと対決。本物には敵わず、敗北して致命の秘孔を突かれて敗北したが、最後は親友であるジャグレの銃によって止めを刺された。
かつてフィオが妊娠した際、自らがリッパーであることを彼女に告白するも、恐れるどころか共にエデンから逃げようと言われ混乱。己が正体を明かした事、彼女が自分を求める事の根底にある「愛」が理解できず、わけもわからぬまま彼女を刺殺。結果、リッパーらしからぬ醜い殺し方をしてしまったことで、唯一フィオの遺体だけは衆目に晒すことなく隠蔽した。
普段は素手で戦うが、「リッパー」となった時はナイフと脚技を用いた戦闘法を用いる。



凶王軍
エデンを狙う野盗達を凶王が纏め上げることで生まれた悪辣な軍団。居城を持たない流浪の集団であり、移動しては荒野に陣を張って駐留するという生活を送っている。
数年前からエデンへの侵攻を繰り返し、強固な防壁の前に阻まれてにいたが、燃料を積んだトラック2台を特攻させることにより城壁の爆破に成功。一気にエデン内へと攻め入り、暴れまわったが、タルーガがケンシロウを敗北したのを機に撤退した。以降は暫く沈黙を続けていたが、タルーガと共に数名がエデンへ潜入し、ジャギと結託してレイとアイリを人質に取るも、ナダイの冥斗鬼影拳を受けて廃人にされた。
陣にケンシロウが訪れた際には、話し合いの余地も無く一斉に襲い掛かるも敗退。その後、タルーガと共にエデンへと訪れ、扉の開いたスフィア・シティの中に突撃。入ってきたケンシロウを足止めせんと襲い掛かり、壊滅した。



プーリエ
「探し物屋」の女オーナー。客から依頼があった品を探し出して届けるという商売をしている。
村を再興するための物資を求めて訪れたリンから、必要なものが揃うまで店で働かせて欲しいと言われ、店で雇うことに。精力的に働くリンの事を娘同然に愛するようになり、彼女の話し相手になってくれるケンシロウやバットの存在をありがたく思っている。かなりの酒好きであり、誕生日にはリンからの贈り物だとしてケンの働くバーに招待され、カクテルをプレゼントされた。



マオ
診療所の看護師。リハクの後任の医師が野盗に殺され、診療を行えなくなってしまったため、アイリの目を治療したケンシロウに注目。治療も できて無法者にも殺されない人はあなたしかいないと説得し、ケンに白衣を着せることに成功した。
リハクより教わった「音楽療法」を自分なりに解釈し、診療所にクラブアレンジ風のクラシック音楽を流して効果を期待。しかしその音楽に乗って患者の治療と悪党の撃退を同時にこなすケンシロウを見て、これこそが真の音楽療法だと確信。今後もケンの治療の幅を広げるため、音楽集めに精を出すことを約束した。



鬼憑き
人の心を失い、目に入った人間を見境無く襲う狂人と化した者達。エデン北の岩山にある「鬼憑き村」に棲みついている。赤く輝く瞳、青白くなった肌、全身に浮かび上がる紋様が特徴。
かつてはエデン近郊で昔からある風土病にかかり人里から追放された者達だとされていた。だが後にその正体が、ナダイの「冥斗鬼影拳」を受けて精神を破壊された者達であることが発覚。拳を受けてすぐなら秘孔で元に戻せるが、時間が経った者達の救済は不可能だったため、ケンシロウの手によって全員安らかに止めを刺された。その遺体はジャグレによって村の墓地に埋葬されている。
凶王軍の中にも、緊急時に敵に嗾けるための要員として数体の鬼憑きが飼われている。



ナダイの妻
ナダイの妻。キサナの母親。衛兵隊長のラジャに撃たれて重傷を負ったため、どんな傷をも治る「奇跡の間」に入るようナダイに言われるも、エデンの掟に背くとして拒否。一旦は治療カプセルに入るも、このままでは仕掛けが作動し核ミサイルが発射されるとして治療を断念。最期は愛する人の手で逝きたいと願い、ナダイの拳をその身に受けた。


荒野の賢者
「荒野の賢者」と呼ばれる謎の老人。一人で岩山に住んでいる。彼が凶王(ナダイ)と接触すると、その日の内に凶王軍に移動命令が下ることから、軍の行き先を決めている人物だと噂されていた。しかし実際はスフィア・シティを監視し、その様子をナダイに呼ばれて伝えに行っているだけの従者。
凶王軍の居場所を突き止めんとするケンシロウの訪問を受けるが、上記の理由ゆえに情報を持っておらず、代わりに多くの人々の声に耳を傾けるよう助言を与えた。



ヒナ
ナイトクラブのキャストの一人。極度の人見知りによる緊張で、いつも粗相を繰返しているドジっ娘。入って3ヵ月目だが、最近2ヵ月は売上最下位と苦しんでいる。客にからまれていた所をケンシロウによって救われ、その後黒服として働く事になったケンシロウの指導係に就任した。セクシーな女性を目指している。
かつて店のNo1だった姉が客に刺し殺される現場に遭遇。最期に姉から店と婚約者のことを任されたため、後を継いでキャストとなった。しかし姉を死に追いやった「客」を恐れ、緊張を解けずにミスを繰り返していたがケンシロウから緊張しない為のアドバイスを受けるなどして徐々にキャストのしての才能を開花させていった。
姉の婚約者だった義兄が現れ、自らに店を辞めるよう言って来た際には、己の接客によって店がエデンに必要な存在である事を証明。姉が望んでいたのは婚約者の幸せであり、その為にもナイトクラブが必要だと思っていた事を告げることで、義兄の暴走を止めた。



キサナの従者
キサナに使える女従者2人。カテドラルの扉前にいることが多く、キサナに取り次いだり、キサナからの伝言をケンシロウに伝えたりする。最終決戦直前にはケンシロウのアジトへと赴き、最後の準備が整っているかの確認をしてくる。


チョグレ
ジャグレの一番弟子(舎弟)を名乗る子供。その象徴として髪型は真っ赤なモヒカンにしている。ダウンロードコンテンツやアップデートの配信で追加されるアイテムをケンシロウに渡してくれる。