自らの脚に刃をつき立てた子供を指し、サウザーは唱えた。シュウへの想いがこんな子供すらも狂わせる!愛ゆえに人は苦しまねばならぬ。愛ゆえに人は苦しまねばならぬ・・・ ![]() オウガイとの修行の日々を経て、凄まじい勢いで拳の鋭さを増して行くサウザー。だが15歳となったその日、己が身につけたその拳で、サウザーは師オウガイを殺めてしまう。それは一子相伝である鳳凰拳を伝承するために乗り越えねばならぬ宿命であった。だがその哀しみを受け入れることが出来ぬサウザーは、その苦しみから逃れるため、愛を捨てる事を選んだのであった。 ![]() そして数年後。サウザーはかつて師に約束した覇道を成すため、聖帝十字陵にて北斗神拳伝承者であるケンシロウと雌雄を決しようとしていた。高々と宙に舞うその拳に師の想いを乗せて・・・。 |
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サウザー |
![]() 赤子の頃に村が野盗に滅ぼされるが、母が命を賭して守ってくれたおかげで生き延び、偶然通りがかったオウガイの手によって拾われて養子に。南斗鳳凰拳を学びながら、師オウガイの温もりに感謝する日々を送るが、15歳となった日に行われた伝承者となるための試練で相手が師オウガイと知らずに殺害してしまい、その大きな哀しみから逃れる為に愛を捨てて生きることを決意。鳳凰拳伝承者を襲名したことを披露目する場にて、その圧倒的な強さを同門たちに見せつけ、覇道を行くことを宣言した。 |
オウガイ |
![]() サウザーが15歳になった時、サウザーに目隠しをさせて己が相手であることを悟らせずに対戦し、その拳の切れ味の前に敗北。哀しむサウザーに、これが一子相伝の鳳凰拳の宿命であることを伝えながら息絶えた。 |
シュウ |
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レイ |
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シン |
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ユダ |
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ゴウライ |
![]() 新たなる南斗鳳凰拳伝承者の披露目の場へと訪れたが、そのサウザーがあまりに若かったが故に野次を飛ばし、鳳凰拳が本当に南斗最強なのかを疑う声を上げた。サウザーからの挑発を受け、制止するシュウの手を払い襲い掛かるが、交錯時に身体を十字に切り裂かれて敗れた。おそらく死亡したと思われる。 |
リゾ |
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レイの師 |
![]() 南斗水鳥拳の前伝承者であるロフウとは別人の模様。 |
オウガイの従者達 |
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サウザーの母 |
サウザーの母親。村を襲った野盗に殺されたが、発見されたときには我が子を守るように果てていた。 |
野盗に襲われた村人達 |
野盗に襲われて壊滅した村の人たち。オウガイ達が通りがかった時には、サウザーの母を含む全員が殺されていたが、唯一赤子のサウザーだけが生き残っていた。 |
村を襲った野盗 |
サウザー親子らが暮らしていた村を襲った盗賊達。 |
仲の良い親子 |
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サウザーの対戦相手 |
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サウザーの付き人 |
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南斗の拳士達 |
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レム |
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ケンシロウ |
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南斗鳳凰拳 | |
南斗聖拳最強を誇る一子相伝の拳法。その伝承者は南斗を導く覇道を往かねばならない。オウガイよりサウザーへと伝授され、15歳を迎えたサウザーが、目隠しをしながら相手(師オウガイ)を倒すという試練を乗り越えたことで伝承者となった。 作中ではサウザーが新たな伝承者となったことを伝えるための集会が開かれており、代々の慣例である可能性もある |
極星十字拳 | |
南斗鳳凰拳の奥義の一つ。相手の体を十字に切り裂く。この技と思しき拳で、サウザーがゴウライを倒している描写がある。 |
北斗神拳 | |
南斗聖拳と対を成す一子相伝の暗殺拳。サウザーは、師オウガイが自らに南斗鳳凰拳を教えたのは北斗神拳を葬り、この世の覇権を握るためであったのかもしれないと勘ぐった。 |